お山はどうか分からないけれど、平場では早春の花スプリング・エフェメラル(春の短命植物)、キクザキイチゲが花盛り。第1号発見から間がないのに、もうこれだけ花開いている。油断も隙もありゃあしない。
だから気になって気になって・・・消える時はあっという間。
ニリンソウおじさんの田んぼ近辺で
こんな崖でたくさん顔を見せて
田んぼ脇の土手にも
『佐渡の花』によると、島の南端小木深浦ではキクザキイチゲは「ヨメナカセ」といって、この花を嫁たちの春の山入りを告げる花としていたそう。
山での嫁たちの仕事は寒かろう、うちの嫁も寒かろう、という嫁へのいたわりの気持ちがこの名を生んだそう。
このほかにも
鷲崎など北の海岸地域ではフクジュソウのことを
宿根木ではナニワズのことを
畑野や新穂ではアゲラヒョウタンボクのことを
「ヨメナカセ」と呼んでいるそうだ。
ニリンソウの葉も大きくなっていた。私が横浜から帰った時には、花盛りになっているに違いない。