4月、横浜友に「ツヨシクンドラマが観たい!」と騒いだら、別のあんな騒ぎになって。
こりゃあ当分ダメかとあきらめていたら、意外と早く復帰して。
もうちょっと休ませてあげたいと、母は思ったけれど・・・
ルドベキア(2場面で花がアップで映されていたけれどね)
イヤーよいできだった!「任侠ヘルパー」第1回。
前の「猟奇的な彼女」があまりといえばあまりな出来だったので、母を自認する私が観なくて誰が観ると、耐え難きを耐え忍びがたきを忍んで忍の一字で応援したものだったわ。
もう比べものにならないです。ファンという欲目はあるけれどそれにしても満足。
パズルのピースがぴたっとはまったという感じで。
一人ひとりの役者陣。キャラクターのしっかり立っていること!
若いイケメンの組長さんたちが一癖もふた癖もある悪そうな顔をしていていいわ。
黒木メイサちゃん、伊達に女組長やってないね。切れのいい動きだわ。
そりゃあ、なんといっても、クサナギツヨシがいい演技。切れ長な目、薄い唇、シャープな頬の線が悪いチンピラやくざにピッタリで。惚れ惚れしちゃいます。
オチビの清史郎君だって、ただの可愛い子供でなくて、何か抱えていそうだものね。
松平さん、大杉さん、夏川さん。注文はございません。
テンポのいい心地よい展開。
やくざがヘルパーなんて荒唐無稽になりがちな話なのに、
介護がひとつのテーマなだけに難しさはあるだろうけれど、ドラマであってドキュメンタリーじゃないんだから切り口は多々あっていいし、過不足なく描かれていると思う。決して浮つかないしっかりした脚本でそこらへんのバランスも見せるひとつではないかと。
背中の桜の彫り物が老女との花見になるところまでは予想できたけれど、線香花火で浮かび上がらせるとはなあ・・ニクイ演出です、監督さん。
おまけに「あついっ」ってせりふまで言わせるなんて。いいです。公園で脱がせるなんてなかなかです。
ゲスト女優の池内さん、もう何も言うことはありません。素晴らしい認知症の老女を演じてくれました。第2回の津川さん、どうか過剰な演技にならないようによろしくお願いします。
そんなわけでして、たとえこれからの展開が???になろうとも満足でございます。
恋する木曜日。楽しみな木曜日。素晴らしいわ。