このたびの佐渡行きはまことに任務が多かった。
それも私にとってはほんと苦手なこと、苦手なんてもんじゃない拒否反応が激しくて。
なんだって相続人と被相続人の区別もつかないんだから。
どっちの欄にどっちの名前を書いていいかもはっきりしなくて。
先延ばしにすればやらなくていいならそうするけれど、延ばしてもやんなきゃならないなら、さっさと終わらせてしまいたいのがやっかいな私の性分。
それでもこう言ってはなんだが、父が亡くなった時にしょしょの名義変更でくたくたになった経験が生きて、まあこんなものか、で終わったのが意外と言えば意外で。
「書類不備です」とか「これを用意してください」と言われても、「ああやっぱりね」で混乱しなかったから、まあ何でもやってみるもんね。
おまけに関係機関から友人知人から、
「あなたは兄弟がいないからだからまだ楽ですよ」と励ましてもらうやら何やら。
事務手続きを進めていくうちに、あれま、ほんとにそうなのねと実感したりして。
で、どうにかこうにか目途がついたときには思わず「ばんざーい!」と自分褒め。
いやあ、我ながらよくやったわ。えらい!といちおう自慢、自賛。
やればまだできる!自分
そんなこんなで頭がぐちゃぐちゃになっているとき、この清楚かつ上品な*アズマイチゲ
*ニリンソウと区別して見つけられるようになったからほんと嬉しくなっちゃって。
この頃とみにこの花がいとしくなっているからね。
アオネバ歩いている時も遅刻友と「なあ、愛しげだがなあ。咲き始めはほんといいがなあ」とお互い我が身と比べあって。
透き通るような白、首うなだれるその姿、なんとも奥ゆかしい。
「おはよう」 ようやく目覚めた
そろそろ顔をあげて
正面の顔もどことなく品が
今年はそのせいか*アズマイチゲを多く見た気がするのよね。
で、私、区別がつかなかった*ニリンソウならぬサンリンソウ(そんなの、ないよね)
初めて見つけたから嬉しい