まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

「GINZA SIX」の塩田千春さん

2019-10-15 08:21:36 | くらし

このところ、ぶらぶら美術館博物館・新美の巨人・日曜美術館と立て続けに「コートールド美術館展」の
 エドゥアール・マネ 「フォリー=ベルジェールのバー」の作品謎解き番組を観た。

確かにこの絵の前に立つと、なんだか自分が奇妙な異次元の世界に立っているような気がしてくる。
鏡が背景にあって女性の目の前の光景を映しているといっても、それにしては後姿も男性もなんだか変な位置だ。
それでくらくらしてきて、どうも自分の立ち位置が不安定になってきたわけ。
でもそんなことも、女性のまなざしを見ていると揺さぶられるものがあって引き込まれてしまうからいいわ、となる。

鑑賞後、従妹の展示会がある銀座へと向かった。
もう何回か見に行っているが、諸事情を考えると今年が最後かなの予感がして。
やはり、この規模の展示は終わりにすると。今後どうするか分からないけれどひとまず区切りをつけたと。
それを聞いて複雑な思いがするが、躊躇を振り切って行ってよかったわ。

で、すぐそばにあるGINZA SIXに立ち寄る。目的は屋上お弁当ランチ。
と、近代的で洒落たデパートの吹き抜けに塩田千春さんの作品《6つの船》が。
もう終わっているとばかり思い込んでいたのよ。
森美術館の作品が今も強い印象を残しているので、思いがけず出会えてうれしく得した気分になった。 

 

(10月27日まで展示予定)

GINZA SIXで今回発表される《6つの船》は、全長5メートルの6隻の船からなる作品。
船は人や物だけでなく、時間をも運びながらいずれかの方向に前進するものであり、
「存在とは何か。生きているとはどういう意味なのか。
私たちは何を求めて、どこへ向かおうとしているのか」を追求してきた塩田氏の問いに共鳴する。

コメント
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