昨夜の激しい雨。今朝も止む気配がない。
日本庭園が見たくて訪れた長谷寺。
今までも何度か訪れているが、山門をくぐって池泉式庭園を見ながら石段を上り、本堂で
「十一面観世音菩薩像」に手を合わせて後、眺望台散策路をちょこっと歩き見晴台で
ひと休み、というコースがほとんど。海側のほうね。
山門くぐっての右側には訪れた覚えがない。枯山水の庭がある書院は右奥にある。
家を8時に出て乗り継ぎ乗り継ぎしても、つなぎがうまくいって待ち時間がなかったから
8時45分には長谷寺到着。書院見学は9時からだそうで、それまで境内のそこここを。
平成25年(2013)に写経場として竣工された書院に枯山水がありの説明で、新しいお庭だと
知った。「僕の庭」とおっしゃるわけだ。写経場は予約制だが庭園の見学は自由にできる
というから嬉しい。
枯山水は、散策をせずに静かに眺めて観賞する庭園で石の白と植物の緑のコントラスト、
砂の表現や数々の石をゆっくりと眺めながら、空間に込められた意味を自問自答して
過ごしましょう。
なんてことがどこぞに書いてあった。自問自答ね、しなかった。
座って鑑賞する場所があればいいのにとは思ったわ。
門を入って振り返る
円形の形と敷石がモダンな感じがする この場所から右左と眺めて
石の配置や砂紋、張り出している島や苔など、空間そのものに意味があるのだろうな。
自問自答しなかったからかそれは分からない、けどいいの。庭に佇んでいるだけでいいの。
よくお手入れされたほどよい空間が心地よくて。静寂を十分味わうことができた。