とうとうその日が来てしまいました。
いつかはやらねばならぬと覚悟を決めていましたが、母が亡くなって9年が経ち、私も70代
後半に入りいい歳になってきたので、もうぐずぐずしてはいられません。
ひとり娘の私が動かなくて誰がやる、ってなもんです。夫や子供たちに、私の実家の事で
迷惑をかけるわけにもいくまいとその一念でここまで来ました。大げさだわ。
いや、そちら方面に詳しいオヤジ同級生の「仏のことはほっとけって言うんだ」という言葉を
鵜呑みにして、ほんとに何も考えていなかったのよ。それが。
去年、仏壇じまいのことで住職さんに相談した折、つきましては何ですがお墓については
いかがお考えでしょう、と切り出されて、まさかほっときますとも言えず縷々お話を伺った。
いやあ、そういうことかと、にわかにお尻に火がついて墓じまいに至ったわけ。
こちらに住んでいる子どもたちに墓の世話やお寺との付き合いを頼むわけにいかない。
そこで墓じまいをして、完全に佐渡との縁を切りたくなかったので、今のお寺に永代供養を
お願いしました。
それに伴って離壇届けをお寺さんと交わす書類を作成するなんて聞いたりもして。
で、こちらの希望日と住職さん石屋さんの都合をすり合わせて日程決定。
日程が決定すれば、役所に改葬届けを出さなければならない。
これも佐渡と横浜間、手紙で2回ほどやり取りして、ようやくお寺に提出する書類が
できました。
これについては、私が母の死亡住所を躊躇なく実家にしたら、役所の方から母は施設で
亡くなったのだからそちらの住所を、と訂正を求められたりして。
そうだ、母は施設に転居していたんだ、実家じゃなかったんだと、ちょっとこみ上げて
きました。
先日は従弟が佐渡に帰ったとき、これが最後だからお墓参りしてきたよとラインしてきて、
これにも泣きそうになったり、このところいろいろな感情が渦巻いていました。
当日が近くなったので、住職さんにその日の流れやもろもろの費用、支払い方法などを
伺って、子どもたちの宿の手配をして、と考えられることはやり終えたつもりなので、
ここからは住職さんに言われるまま流れに沿って無事に終えることを願っています。
それでは。
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