今朝の朝顔
夫はゴミ出しに行く時野球帽をかぶる、すぐそこなのよ、誰にも会わないのにね。
何なのだろう、思考経路が不明。「いいんじゃないの」とのどまで出かかるが、
そこはそれ私も長年の付き合いで分かってきたということだ。
私は夫じゃないからね、被ろうが被るまいが夫の自由だものね、佐渡弁でいうところの
「いらんへちこぜえ(余計なお世話)」というものだ。
そんなことがあったわけじゃないけど、突如思い出したわけよ。遥か遥か昔、
まだ独身時代、勤めていた時のことを。
4人ひとグループの島で係長が病気休養になった。どうやら落ち着いたというので
先輩とふたりでご自宅へお見舞いに行ったわけ。前もって伝えておいたはずなのにね、
玄関に出てきたのは当の係長。やたら慌てふためいて「ちょっと待って」って。
待つことしばし、しばしどころじゃないふたりして長らく待った。
で、応接室らしき部屋から「どうぞ」との声。おじゃまします、と部屋に入ったわ。
唖然、目がテン、笑いそうになるのを必死でこらえる。いやあ、びっくり。
係長、新聞紙で折った兜を頭にかぶって出てきたのよ、どうすりゃいいんだ。
40代男性が新聞紙の兜をかぶっての図、目を合わせて話すのが難しい、笑いそうになるんだから。
病で髪の毛が乱れているからみっともないって。いいのにね。
兜の方がよっぽどおかしいのにね。
でもでも、ふだんは整髪剤で1本の乱れもなく整えているような人だから、ぼうぼう頭で
部下に会うのは許せなかったのね、繊細だわ。
そんな上司の胸の奥なんぞなんの忖度もせず、軽薄な我らは職場に帰ってあちこちで
言いふらしたのよ、つける薬はないわね。思い出しただけでおかしくて。
上司エピソードはまだまだある、また今度。
昨夕
今日も地獄の暑さがもうすでに。
夫とこれから知人の通夜に行くという時
一足先に出た夫をバス停で会った瞬間、私は
ブチ切れました。
そこには犬がくわえて庭を走り回り、もう何度も新しいにに取り換えてと言っている汚い泥も
ついていようというよれよれの野球帽を被った夫が
なんで喪服にまで汚い野球帽なのよ
いいじゃないか、なんでいけないの!!ですって
分からんねえ、男の人の考えることは。
ってお宅と家のだけか!?
まあ、そんなもんよ。あちらだって同じようなこと
思っているに違いないからさ。