クリスマス・イブとはなんも関係ない話でして。
そんな日を送る人もいまして。
昨夜、子供たちがお世話になったおばちゃんの娘さんから連絡をもらった。
「施設に入ることができました」って。それもおばちゃんの家からすぐ近くの。
ああ、よかった。ほんとによかった。
実は11月に1回救急車を呼んだことがあった後、1週間後に2回目倒れた。
デイサービスの日だったので、職員の人がお迎えに行ったけれど応答がない。
電話をしても出ない、雨戸も閉まっている。変だということで娘さんに連絡があったそうな。
娘さんが駆け付けると(といっても2時間はかかる)玄関に倒れていて。
呼びかけると応えるから意識はあるが、ともかく眠い喉が渇いたと訴える。
しばらく様子を見ていたが対処できないと救急車を要請した。
今回は入院、とはいえコロナ禍だから娘さんも面会できない。医師から話を聞くだけ。
その後2つ目の病院に転院してリハビリを続けていた。
それにしても、金曜日デイサービスの人が訪問しなかったらどうなっていただろう。
金、土、日と最低3日間そのままの状態でいたに違いない。その結果は目に見えている。
もうぞっとする。娘さんと運が強かったねえと。
娘さんは「お母さんをもう一人にしておけない」と弟さんとホームを探し始めた。
それまでほぼ一人で動いていた娘さんは、弟を巻き込まないと彼には現実を分かって
もらえないと考えての結果。ほんとうにいい判断だった。
母親はなぜか男の子を可愛がる。娘さんにどんなに世話になろうとうるさいと思い、
たまに来て親孝行をする息子が優しいと甘える。息子も母の老いた姿は見たくない。
「母は、弟には自分の今の様子を言わないでくれって言うんですよ」と娘さん。そうね。
頭の回転も速く行動力もある娘さんだからよけいひとりで動く。それが今回だけは。
弟さんが休みの土日に合わせて、何もかも一緒に行動したそうな。その結果、弟さんは
「姉ちゃん、わるかったな」って何度も言うんですって。何か感じるところがあったのね。
それも本当によかった。
もともと仲の良い姉弟、いっそうこれからは心ひとつになって事に当たるだろう。
今日も弟さんが来て一緒に荷物を施設に運び入れるそうな。
昨夜「実家でひとり飲んでいますよ」と明るい声で話していた娘さん。
「この1年は長かったです」と言うから「1年なんて長くないわよ」と私。
そうはいっても、今年の正月明けから事態は始まったんだから、やっぱり当人にとっては
長い1年だっただろう。ほんとにお疲れさまでした。ともかくまずはひと安心。
たった1室空いていたというホームはわが家からも近い、顔を見に行くことができる。
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