もう1週間も前になる土曜日、14日のこと。
早朝、カーテンを開けたら?
黄砂がまだ残っている両津湾に、なんだあの船は、としばし観戦。
そういえば、去年か一昨年も見た気がする。気になるから、朝食前に自転車こぎこぎ防波堤に。
ズームアップしたけれど、船名までは読みとれない。
それでもタラップを降ろした海面にボートが繋がれていたのが見てとれた。
ボートもそれなりに設備が整っていて、防波堤内クルージング。
帰り道に振り返ると、佐渡汽船カーフェリーが横を航行。
いやはや、大人と子どもみたいなものでしたわ。
午後3時ころ、所用から戻ってきてもまだ入港したまま。
船首は、あちらを向きこちらを向き、船の位置は絶えず変わっていたけれど。
♪海にお船を浮かばせて~ 行ってみたいなよその国~
うーーん、私の場合はそうはならないな。見るだけで結構。
夕方には出港したようで・・・
「虫を飲む」と言っても、
どこぞの誰かが魚の骨を飲んだように、本当に虫を飲むことではないです。念のため。佐渡弁(だと思います)です。そして、なかなか含蓄のある言葉だなと思っています。
久しぶりに薬や談義。鞄や、ワタナベサン、私の3巨頭が揃って。
トキは賢くて植えたばかりの苗の上を歩く、という話やら
鼠親子が運動会をしているので、手羽先に塩コショウをして生け捕ったという話やら
今年は蛇が多くて、今まで見たこともない場所でももう何回も見たってな話やら
山菜採りをする人が減って、こんなことでも年寄りが多くなってきていることが分かるってな話
などなど、話題は豊富でして。私はふんふんと聞いているのみ。
で、なんのことからか。
ワタナベサンが、俺ほど虫を飲んでいるもんはおらん!と言うからびっくり仰天。
あんなに好き放題言いたいことを言っている人が、と疑いの眼で見ると。
「口から出してしもうたら、取り返しがつかんがさ。そうだねか!」って。
だから、言いたいことの半分も実のこと言っていないそうな。
世間をよおく知り、酸いも甘いも噛み分けている人がねえ。いやいや、だからこそそうなのか、ほんとは言いたいことも口から出てしまったら戻らないから、
「虫を飲んで」我慢しているのか。
私にはく暴言を思うと、とてもそうは思えないけれど。
人の表面だけを見て判断しているようじゃまだまだなんだ、甘いんだ。
我らの日常生活は、ほとんど「虫を飲んで」暮らしているのかしらね。そうか。
ワタナベサンは「義理でまま食うか」と、悠々と帰って行ったわ。
昨夜、うつらうつらしながらテレビを見ていたら、中高年のデジカメ講座なるものをやっていたのよ。花をマクロ撮影するがテーマ。
場所もなんと大船フラワーセンター。
そして、被写体が菜の花。あれま、私も見るたびに撮影しているのだが、どうもアップするチャンスがないわけ。そのうちそのうちと思っているうちに、時期が遅れ、ま、いっかととデリート。でも、今回はそんなこと言ってられない。
で、写真家さんは、ソフトフォーカスの簡単なやり方をご指導。
対象物の前にビニール袋をかざして撮影していた。
ああ、時すでに遅し。私がそれを知っていたらやってみたかも、と思わないでもないが、いいや。と負け惜しみ。はい。
14日 お寺らしき庭。
6日 清々場所2
菜の花が群れて揺れている様は、郷愁を誘う。
そして、むせかえる匂いに包まれていると、春そのものの匂いを感じる。
横浜の猫の額のような庭に、ヤマボウシやら利休梅やらミモザやらを植え、おまけにジューンベリーまで仲間入りをさせると、やれ落ち葉が樋にもぐり込んでは困る通り道で引っかかっては困るなど、何のかんのと理由をつけて剪定をせねばならぬ。
のびのび好き自由にさせてあげたいのに、泣く泣く切りつめていじけさせている始末。
バスからぼんやり眺めたり、集落近辺をふらふらふらふら歩いたりしていると、遥か彼方に家の屋根をゆうに超えて、枝を四方八方に伸ばしどっかと根を生やしている大きな木を見かける。
ついつい引き寄せられて・・・
イチョウ
カリン
これらの木の下に立って、首が痛くなるほど見上げたり匂いをかいだりする。
それにしても、木の名前が分かったら、もっと「ふーーん」となるだろうなあ。
黄金色の稲穂が揺れて豊穣な秋、は、もちろんのこと、
春、麦の穂がそよ風に揺れる様も豊かな気持ちにさせてくれる。
実は、麦畑を見るのは初めて。しばし立ち止まる。
近い将来、被災地にも豊かな実りの日が来ることを、願わずにはいられない。
晴天に恵まれた今日。
佐渡1周コース210キロに参加のライダーたちが、海岸沿いの道路を走る走る。
6時 佐和田出発、起伏のある大佐渡の海岸線を走って、トップは9時前には両津港まで来るんだから、そのスピードたるやすごいわ。車でだって2時間はゆうにかかる距離なんだから。
走る走る 老若男女。
細目の人も太めの人も。外国の人も。グループで単独で。
ご挨拶。
ライダーたちは気持ちがいいほど礼儀正しい。
応援に応えてくれて・・・皆さんそれぞれのポーズ。
千葉からキャンピングカーでご家族参加の奥様&ブルちゃん2匹。
中一の息子さんが210キロに一人参加するそうで。ご主人と娘さんは130キロ。
佐渡ロングライドは5回目参加。すごいねえ。日本の大会はたいていこの車で参加するそう。
応援ブルちゃん。
左ももちゃん 右はなちゃん さてと、応援しましょ
頑張ってね 次の人たちはまだかしら
速いね もう行っちゃった 僕ちゃん、まだ来ないね
私たち、ちょっと飽きたわ
ライダーたちは皆、ブルちゃん2匹に目をやり、おっってな顔をして走り去って行きました。
この後、息子さんは元気にこぎこぎして来ました。余裕で見つけて、
「もも!はな!」って大きな声をかけてあっというまに前へ。なんと11時前ですよ。
なんでも、いちども足を地面に下ろさないで走りきる、が今回の目標なんだそう。血となり肉となる体験を積んで成長していくんだ。もうもう感心するほかない。
4時のこの時間、皆さん、ゴールしているんだろうなあ。
5月9日の撮影。今頃はきっと満開。
結構好きなオオイワカガミ。いつも撮っているのに、なぜか何度も撮りたくなる。
蕾も花開いても、横からも縦からも正面からも大好き。
こうやって並んでいるのが可愛い。
閑話休題
「山も花も捨てて行くのんか!?」と突っ込んできた遅刻友ご主人が、母より1日早く入院しているから笑ってしまう、ほんとに。
母の見舞いがてらご主人の見舞いにも行く。遅刻友は毎日病院にお泊り、今日で6日。
「畑が心配だ。風が強いとトマトやナスが病気になる」とうるさい。友は、「自分の病気の心配をせんで、やさいの病気のことばっかり」と応酬。
なんていったって、入院前に妻に畑のことを頼んでも、
「ふつうは質問するだろ、聞き返すがさ。うちのはふんふんふんふんばっかり言うとるから、ありゃあ聞いとらせん」とこぼすからおかしくて。
「あんたたち、結婚以来いちばん長く一緒にいるんじゃないの。朝から朝まで毎日だもんね」と冷やかす。
いやいや仲のよろしいこと。病気は夫婦の絆を強める、ほんと。
冬のこちらの風景にはたっぷり楽しませていただいたけれど・・・
まさか、春の国仲平野の風景にまでお世話になろうとは。
佐渡ではひと月遅れの端午の節句。こいのぼりが元気よく泳いでいる。
右のお山が金北山。
振り返って、小佐渡の山々。
田植えが終わったばかりの国仲平野が広がる。
父はよく、大佐渡の雪が解けないうちは風が冷たい、と言っていたけれど・・・
どうでもいい話。
昼間はどうにか我慢しているけれど、朝晩はまだまだ炬燵にもぐり込んでいます。いつになったら手放すのかしら。
9日の贅沢ハイキング。シラネアオイやカタクリ、オオイワカガミ、ニリンソウなどの存在感あふれる山草に紛れ込んで・・・超極細のこの目で見つけた地味、ひっそり系の花。
*ヤマトグサ*
『佐渡の花』を睨み付け、絶対いつか見つけてやると固く誓っていた日々。
間違いない!と、思う。
『佐渡の花』の説明書きによると、
高さ15センチ。
ブナミズナラ林の湿地に放散する。
卵型の葉を対生。
淡緑色で、雄花は開くと反り返り、多くのおしべを下垂する。
もうその通りだと確信するのだけれど・・・不安。(間違っていたら教えてください)
名前は、世界中でこの*日本にしかない草*の大和草の意味、だそう。
なんてすばらしい!