気ままに

大船での気ままな生活日誌

科博で鳥展(1) いいぞ大の里、5連勝

2025-01-21 21:57:07 | Weblog

こんばんわ。

上野の国立科学博物館で”鳥展”が年末から開かれている。ようやく年明けに覗くことができた。科博初の鳥類の特別展ということである。そういえば、恐竜、動物、植物展はよく開かれるが、鳥展は見たことがない。それも、”ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統”というサブタイトルもついている。これは面白そう。

一番、関心のあったのは、鳥類の初期進化のこと。鳥は絶滅した恐竜の子孫だという、では、鳥の元祖というべき始祖鳥と恐竜のつながりは、そして現代の鳥類へどう進化して行ったのか知りたかった。

いきなり迎えてくれたのは始祖鳥でもなく恐竜でもなく、うつくしい孔雀だった。

そして、最近、絶滅した鳥や絶滅危惧種のはく製が並ぶ。そのいくつかを。

キクタキ クマゲラ属の大型のキツツキで対馬に生息していたが、20年前に絶滅した。

トキ 2003年に日本産トキは絶滅したが、中国からのトキを佐渡で育て、野生復帰させ、個体数が増えている。

コウノトリ 1971年に野生絶滅したが、兵庫県豊岡市で2005年から再導入に成功し、現在、自然繁殖地は26か所に増加している。

ライチョウ、オガサワラカワラヒワ、ヤンバルクイナ。代表的な絶滅危惧種。

いずれも人類の乱獲や自然破壊によるものであることは言うまでもない。鳥だけではなく膨大な生物種が絶滅している。1年間に約4万種がこの地球上から姿を消しているという。

空を見よ!この大鳥は何者か。

ペラゴルニス・サンデルシという鳥。北アメリカで化石が発見され、現在は絶滅している鳥で、飛翔する鳥類としては史上最大と考えられる。翼間長は7メートルにもなる。6200万年~250万年前に分布した化石鳥。

嘴に歯状の構造があり、この種を含むペラゴルニス科の鳥類は”骨質歯鳥類”と総称される。

本展の目玉のひとつ、ペラゴルニス生体復元の概要。

はて、始祖鳥はどこ?いましたここに。化石骨格標本。アーケオプテリクスという学名。1憶5000年前(後期ジュラ期)。大きさは烏程度。

産状化石標本も。

鳥類の進化を表す系統樹が示されている。

はて、恐竜から分かれた始祖鳥付近の系統樹は?アーケオプテリクスが始祖鳥。形態想像図も描かれている。隣にいる恐竜はアロサウルス(約1億5,500万 - 1億4,500万年前に生存で、始祖鳥とほぼ同時期)。なお、恐竜の絶滅は約6,500万年前(白亜期)。

この系統樹を見ると、始祖鳥は恐竜から分岐した近鳥類、さらに分岐した鳥類に入っている。しかし、その後が断絶し、現代の鳥類とはつながりがない。始祖鳥とは言っても現代の鳥の祖ではない。

この先の系統樹。始祖鳥と同じく鳥類から分岐したコンフキウソルニス(孔子鳥)もここで断絶し、現代の鳥類に繋がらない。鳥胸類が現代の鳥類の祖先となる。

現生鳥類は真鳥類から分岐している。

現生鳥類は七つに分岐し、現在も様々な環境の中で棲息している。

これがまとめです。

コンフキウソルニス(孔子鳥)の化石標本(1億5000年前 前期白亜紀) 大きさは雀程度。

何とか、恐竜と始祖鳥、現生鳥類の関係が頭に入った。

(つづく)

初場所10日目

今日で中盤戦がおわり、明日から終盤戦に入る。綱とり大関の琴櫻が早々と脱落、もう一人の綱とり、豊昇龍も昨日、平幕に3敗目を喫し、綱が遠のいた。ただ、優勝争いだけは混とんとして非常に面白くなってきた。今日、10日目で全勝で単独トップの金峰山が阿炎に破れ、1敗の千代翔馬も道連れで、ますます面白くなってきた。

2敗組の王鵬と尊富士は勝ち、虎視眈々。とくに王鵬は上位陣との対戦を終えており、有利な位置にいる。そして、3敗組には大の里と豊昇龍が控えるが、大の里は今日も勝ち、中盤戦を全勝で乗り切った。この勢いは止まらないだろう。終盤戦は二大関とも当たるが、夢破れた大関にはこの勢いは止められない。

これからは、以下の7力士によるサバイバル戦となる。早速、明日、金峰山は大の里と、千代翔馬は豊昇龍と当てられる。尊富士も明日は大栄翔、そのあと、大関に当てられるだろう。優勝ラインは12勝になると思われるが、王鵬と大の里は残る。あと一人、尊富士が残って、巴戦の決定戦をやってもらえれば、こんなうれしいことはない。もちろん、優勝は大の里で、来場所、綱とりで、一気に決める!

二度の立ち合い不成立をものとせず、大の里、豪の山を叩き込みで破る。

前半戦の不振がうそのよう、いよいよ優勝争いに入ってきた。明日は金峰山を引きずり降ろそう。

王鵬、玉鷲を仕留める。終盤戦は4勝1敗で。

尊富士も一山本を突き落としで破り、2敗をキープ。優勝争いに千秋楽まで残りたい。

明日のすもうが待ち遠しい。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


今朝の月、あすが下弦の月。

コメント (9)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大寒の長谷寺、白梅&蝋梅 ... | トップ | イチロー、米野球殿堂入り ... »
最新の画像もっと見る

9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Drモローの島 (アナザン・スター)
2025-01-21 22:12:24
始祖鳥が絶滅、そこらへんに人類への熱望も?
タイムマシンで、Drモローが往った気もします。
恐竜だけでは、地球の滅亡が早く訪れると、予言した物が、地底探検に出かけた可能性もあります。

還って来られなくてもいいから、いきたあ~い。
絶滅したのが何故かも興味があります。

今日は少し早く休みます。
おやすみなさい。
返信する
Unknown (雪椿)
2025-01-21 23:35:23
鳥で思い出すのは  
昔、私が小学生の頃に。
お隣の家の人が鳩を飼っていて。
その中の一羽が猫に襲われて死んでしまったのですが

私が見た時は、もう鳩は倒れて死んで動かない状態でしたが
死んだ鳩はメスか?オスだったのか? 
解らないですが。
つがいというのか?
夫婦の鳩だったようで、
その一羽が死んで倒れて、動かない鳩から離れずに、倒れている鳩の周りを動き周っては
口ばしで首の辺りを加えて
必死で起こそうとしてる姿を見て。
子供心に、鳩の夫婦の絆が、
こんなに強いのかと思いました
その様子を見て、
皆で涙しました
その時の鳩の様子は、とても可哀想で覚えています

相撲は
やはり金峰山、千代翔馬は負けました
王鵬は勝ち越ししたし
10勝はして欲しいです 

一敗、二敗の力士が千秋楽までに負けずに残っていられるか?
大の里は、とにかく
もう負けられないので何としても
頑張って三敗を維持しないとですね

豊昇龍は琴櫻のような重圧はないだろうしと思ってたけど 
豊昇龍は、オジサンがあの方なので
家族や親戚中から、頑張れと
言われているのだろうなと思いました 

王鵬が大関とかになったら
大鵬の四股名を継ぐのかしらね?と姉が言ってましたが 
大鵬は偉大すぎる四股名だなぁと思います
返信する
Unknown (小父さん)
2025-01-22 08:11:03
おはようございます。

先に初場所10日目から

>綱とり大関の琴櫻が早々と脱落、もう一人の綱とり、豊昇龍も昨日、平幕に3敗目を喫し、綱が遠のいた。

朝青龍や白鵬みたいな強すぎる横綱が居るのも興味が薄れますが、横綱や大関みたいな大きな壁があり、彼らが勝ち続けるか倒されるか?というところに盛り上がりがあったのに6敗もされると休場してもらった方がいいですね。

>全勝で単独トップの金峰山が阿炎に破れ、1敗の千代翔馬も道連れで、ますます面白くなってきた。

面白いですが、横綱・大関不在?みたいな場所は駄目です!(笑)

私は巨人ジャイアンツフアンではないですが、ひと昔前は巨人が弱ければプロ野球が面白くなかったこともありましたね。

ほんと王鵬と尊富士は相撲の火を消していないような・・・。

>大の里は今日も勝ち、中盤戦を全勝で乗り切った・・・夢破れた大関にはこの勢いは止められない。

なるほど、そのように観なければいけないわけですね。

>金峰山は大の里と、千代翔馬は豊昇龍と当てられる。尊富士も明日は大栄翔

いやいや、盛り上がってきました(笑)

>王鵬と大の里は残る。あと一人、尊富士が残って、巴戦の決定戦をやってもらえれば、こんなうれしいことはない。

有難うございます。

>もちろん、優勝は大の里で、来場所、綱とりで、一気に決める!

はっはっは、もう台本は出来上がっているのですね。

すみません、出掛けなければいけないので、また訪問します。
返信する
アナザン・スターさま (marbo)
2025-01-22 09:27:39
恐竜やら始祖鳥が出てくると、Dr.モローの島に想いがおよびますね。ぼくも行きたいです(笑)。
新人類誕生はごく最近の20万年前ほど。始祖鳥は1憶5000年前。気の遠くなるようなむかしですね。ありがとうございました。
返信する
Unknown (雪椿)
2025-01-22 09:29:45
今朝の新聞で相撲の番組表を見て思いました
霧島も3敗だったんだと。
霧島は連敗してたので、せめて勝ち越しだけはして欲しいと思っていたので
豊昇龍や大の里と同じ3敗だった事を忘れてました
それに霧島と2敗の王鵬はもう大関3人との対戦は終っているので、大関らは自分で倒す事はできないとなると、これは
チャンスがあると思ってしまいました
ここで優勝などを意識すると負けてしまう事があるので
気負い過ぎずに勝ち進んで欲しいです
金峰山や千代翔馬や尊富士は
これから大関陣との対戦となるでしょうから
優勝のチャンスがまだある豊昇龍に勝つのは大変な事だと思うし。
琴櫻も意地で負けられないと頑張るだろうし
金峰山と千代翔馬は脱落すると思います
尊富士がどうなるか?

大関陣は大関同士の対戦があるから、3敗を維持するのも大変ですね
そうなると
このまま2敗を維持出来れば
王鵬は有利だなと思いました

でも、優勝が目の前にチラついたら平常心ではいられなくなるでしょうから

場所前は横綱昇進!と言われてた場所でしたが
優勝争いが混戦してきて面白くなりました

霧島が優勝はともかく
二桁、勝ったら
若元春さんが負け越ししてくれたら
霧島は小結に戻れると期待しています

熱海富士は全然 
勝てないで負け越しとなり
若元春は、まだ負け越しはしてないけど
連敗が続くと精神面が崩れるのか?
負け続けてしまうのか?
霧島もそうした事があったけど

気持ちを切り替えてとするのは
大変な事なんだと思います
心技体とは、どれが欠けてもダメなのですね
返信する
雪椿さま (marbo)
2025-01-22 09:41:54
鳩にも情愛がありますね。よくつがいで仲良くしている姿を目撃します。片方が倒れれば、何とか復活させようとするのでしょうね。

優勝争いが面白くなってきましたね。一日一日、情勢が変わりそうです。優勝ラインは3敗までおちてくるでしょう。豊昇龍と大の里は直接対決があるので、勝った方が残りますが、今回は大の里でしょう。

王鵬は大鵬の名を継ぐことはないでしょうね。意外とお父さんの貴闘力の名を継いで世間をびっくりさせるかも(笑)。霧島もいいですね。このまま突っ走って優勝し、元の霧馬山に戻り、再大関を狙うかも(笑)。

ありがとうございました。
返信する
小父さんさま (marbo)
2025-01-22 09:53:50
>もちろん、優勝は大の里で、来場所、綱とりで、一気に決める! はっはっは、もう台本は出来上がっているのですね。

はい、その通りでございます(笑)。今のところぼくの脚本通りに動いています。豊昇龍がいくかなと思いましたが、平幕陣が引き下ろしてくれました。これで、大の里に優勝の目が出てきました。

>ほんと王鵬と尊富士は相撲の火を消していないような・・・。

この若手二人のがんばりで今場所は持ちましたね。千秋楽まで優勝争いに残り、ぼくの夢見る巴戦を実現してもらいたいと思います。

ありがとうございました。
返信する
Unknown (小父さん)
2025-01-22 17:24:31
中座してすみません。

>上野の国立科学博物館で”鳥展”が年末から開かれている。

なんと幅広い趣味をお持ちなんでしょう!
marboさんの辞書には「暇」という字はないようですね(笑)

>鳥は絶滅した恐竜の子孫だという・・・

初めて聞きました。

>いきなり迎えてくれたのは始祖鳥でもなく恐竜でもなく、うつくしい孔雀だった。

我々人間にとってこのように美しく見える鳥はないですね。
近くのフォトクラブの門戸を叩いたら最初の集まりが動物園だったことを思い出しました。
          ↓
https://blog.goo.ne.jp/goo221947/e/ab78006a3f19808c1eac53545149193f

キクタキって絶滅ですか。
ググってもクマゲラは山のように出てきますが「キクタキ」て出てきませんね。

トキも2003年に日本産トキは絶滅したんですか。もっともどれも見たことはないですが(汗)

コウノトリはことあるごとにニュースに登場するので親しみを感じます。

ヤンバルクイナって、面白い歩き方をすると思ったら飛べないのですか。

>いずれも人類の乱獲や自然破壊によるものであることは言うまでもない。・・・1年間に約4万種ががこの地球上から姿を消しているという。

そんなことになっているんですか!

>空を見よ!この大鳥は何者か。

スーパーマンが登場しそうです(笑)

>嘴に歯状の構造があり、

これってほとんど恐竜から生まれた鳥のようですね。
本当に空を飛べたんですかね?(笑)

>始祖鳥とは言っても現代の鳥の祖ではない。

あらあら、生物学者ってたいしたものですねと勉強していない私は感心します。

>何とか、恐竜と始祖鳥、現生鳥類の関係が頭に入った。

marboさんの生涯学習の意欲を尊敬します。

有難うございました。
返信する
小父さんさま (marbo)
2025-01-22 21:14:53
二度目のコメントありがとうございます。

小父さんの動物園の写真、見せてもらいました。フラミンゴ、孔雀などよく撮れていましたね。

生物の進化はむかしから興味がありまして(笑)、鳥展をのぞいてみました。科博の展覧会はいつも子供が多いのですが、今回は若い大人が中心でした。次回の特別展は、ホモサピエンスとネアンデルタール人がテーマということで楽しみにしています。

今日のすもうは残念な結果におわりました。大の里も敗退で、興味半減となりました。大の里にはもう少し”進化”してもらわねばと思います。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事