Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

イタリア料理教室《基本編・7月》

2013-07-05 23:40:26 | イタリア料理
今日はいつも楽しみにしているイタリア料理教室の日です。月が替わったので、
それぞれのコースのメニューも入れ替わっていて、今月はどんなお料理を教えて
頂けるのかワクワクします


今日は、なんと他の生徒さんがいらっしゃらないということで、マンツーマンの
贅沢なシチュエーションでレッスンをして頂きましたいつも通りまずはお料理
の説明から入ります。


今日は基本のコースですので、1時間ちょっとで3品を作ります。使う材料は事前に
先生が適量を準備しておいてくださるのでとってもラクチンです


まずは前菜である「Insalata di gamberi e pompelmo」の下準備から開始します。
海老と、夏らしくグレープフルーツを使ったさっぱりとしたサラダを作ります。
はじめは海老をボイルするところから。私は生の甲殻類アレルギーがあるので、
手で触らずにトングを使ってお湯の中へ海老を投入しました


スライス後塩もみしたセロリ、みじん切りにしたイタリアンパセリとニンニク、
プチトマト、グレープフルーツと、グレープフルーツの絞り汁も用意します。
食べる前に和えたほうが美味しいので、材料すべてひとまず冷蔵庫へ


その間にパスタソース作りに入ります。パスタは「Spaghetti al pomodoro e
basilico」。イタリア料理の基本ともいえるトマトソースを使ったものです。まず
たっぷりのオリーブオイルでじっくりニンニクを炒めてしっかり香りを出したら
スライスした玉葱を弱火で炒めます。


そこにカットトマトとお水を加え、10分ほど煮込みます。


パスタソースを煮込んでいる間に、メインの準備をします。今日のメイン料理は
「Acqua pazza」。どのイタリアンレストランでもよく見かけるお料理ですね。
お魚は白身魚なら何でも良いのですが、一尾まるごと使うのが基本です。今日は
旬のイサキを用意してくださいました


鱗をとって内臓を取り出し血を良く洗い流したら、お腹にハーブを詰めます。
今日はタイムとバジルを使いましたが、我が家にあるローズマリーとバジルなど
でも良いそうです。臭みが取れるものならOKとのこと

実は私は魚を触るのが苦手で今日も恐る恐る鱗を取っていたのですが、さすがに
内臓を取り出す段になって「もう無理」と思ってしまい、先生に処理をお願い
してしまいました自宅で作るときは、あらかじめ鱗と内臓を処理してもらった
ものを購入しようと思います


お魚の両面に塩胡椒をしてから、小麦粉をしっかりまぶして余計な粉をはたき、
オイルを引いたフライパンで両面しっかりソテーします。この時にはフライ返し
などを使って、フライパンに押し付けるように焼くのがコツです


ソテーが終わったら白ワインを入れてアルコールを飛ばし、塩抜きをしておいた
アサリ、トマト、オリーブ、ケッパー、お水を加えて、弱火で軽く煮込みます。
この時にアルミホイルなどで落し蓋をしておくと、お魚が柔らかくなります


お魚を煮込んでいる間に、ソースを完成させます。先ほど煮込んでおいたパスタ
ソースをミキサーにかけて液状にし、更に裏ごしをしてトマトのタネなどを取り
除きます。これで基本のトマトソースが完成


そして冷蔵庫で冷やしてあったサラダの具材をボウルに入れ、オリーブオイルを
加えて全体を混ぜ合わせたら、サラダの完成です



フライパンに先ほどのトマトソースを入れて、フレッシュバジルをちぎりいれ、
しっかり加熱してから茹でたパスタを加えて絡め、パスタが完成しました。

ちょうど良くメインも煮込みが終わったので、お皿に盛って試食タイムへ


前菜は、海老とグレープフルーツのサラダ。グレープフルーツの絞り汁を使って
夏らしくさっぱりとしているのですが、ニンニクを効かせているので食欲を刺激
してくれる一品です


パスタは基本中の基本、トマトソースとバジルのスパゲッティ。とてもシンプル
なのですが、やはりトマトとバジルの組み合わせは最強ですね


メインは鮮魚のアクアパッツァ。アサリのダシが効いたスープと柔らかいお魚が
とっても良く合います。下処理されたお魚を買えばすぐに出来上がる簡単な一品
なのに、パーティー料理などにも向くスグレモノです

先生いわく、切り身のお魚や赤身のお魚を使ったものはアクアパッツァとは言え
ないそうで、巷で出ている間違ったレシピを見ると「うーん」と悩んでしまう
そうです。作るときには是非、丸ごと一尾の白身魚で


いつも試食が終わってから紅茶を頂くのですが、今月はこちらのお教室が開校
してちょうど1年ということで、先生からデザートのプレゼントがありました。
先生手作りのレモンのグラニータ

グラニータはイタリア版のカキ氷のようなもので、フランス料理ではグラニテと
呼ばれていますが、発祥はイタリアのシチリアです。シチリアではレモンを使う
グラニータが一番好まれるようですが、他の柑橘類やエスプレッソを使ったもの
もあるそうですよ

とってもさっぱりしていて美味しかったので、家でも作ってみようかな


今日のメニューも全品お持ち帰りさせて頂き、夫にも試食をしてもらいました。
どれも美味しいと言って食べてくれたので、また来週末あたりに一緒に作って
みようと思います