Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

「東をどり」のチケットが届きました

2014-05-16 23:00:37 | 京都花街
毎年5月に行われている新橋花柳界の舞台「東をどり」ですが、お稽古関係で知り
合いになった新橋の芸者さんにご紹介頂いてから、この数年毎年見にいくように
しています。今年も25日の日曜日にお伺いすることになりました

2012年11月には、新たにお稽古仲間の子が芸者さんとしてお披露目を済ませて、
「ちよ美」ちゃんとして活躍しています


今回の「東をどり」ではちよ美ちゃんが二年目にしては大抜擢ともいえるような
良い役を頂いたそうなので、彼女の晴れ舞台を楽しんできます。また、とっても
可愛い新人さんも入ったようで、初々しいお茶席も拝見してこようと思います


先日ちよ美ちゃんからチケットとお手紙が届きました。いつもながら綺麗な字で
丁寧なお手紙を書いてくれて、昔からの本当に細やかな心遣いも、おもてなしを
大切にする芸者さんというお仕事にとても向いた子だと思っています

出産後のためしばらくお稽古にも顔を出していないので最近の様子を見ていない
のですが、先日「和風総本家」という番組で他の芸者さん方と一緒に少し写って
いた姿を見ると、以前にも増して芸者さんらしい艶が出てきたようです

久しぶりに着物を着ての舞台鑑賞、思いっきり楽しんでこようと思います


イタリア料理教室【手打ちパスタ編・5月】

2014-05-15 23:00:49 | イタリア料理
今日も夜は夫に娘の世話をお願いして、イタリア料理教室へ行ってきました

隣町に移転したお教室ですが、自宅からは車で5~10分ほどで行くことができる
ので、今までとあまり変わらない時間で通えるのが嬉しいです

新しいお教室に移ってから初めてお伺いするレッスンだったので、事前に場所を
確認してはあったものの、駐車場をなかなか見つけることが出来ずにうろうろと
してしまって、開始予定時間をだいぶ過ぎての到着になってしまいました

今日は生徒が私一人だったので良かったのですが、先生にはご迷惑をおかけして
しまいました。やはり初めて行く場所は一度下見をしておくべきですね…


今日は手打ちパスタのレッスンを受講します。7月から新しくなるこのコースは、
6月のメニューは去年のうちにすでに習っていたので、現行メニューでレッスンを
受けるのは今日が最後になりました。出産後の時期にいくつか受けられなかった
メニューがあるので、それはいずれプライベートレッスンでお願いしようかと

いつも通りメニューの内容と調理手順の説明をお伺いしてから、調理スタート

まずは、寝かせる時間が必要となるパスタ生地から準備をしていきます。今日の
パスタは「Trubante」。「ターバン」という意味の言葉です。実はこれ、先生が
シチリアにあるミシュラン2つ星レストランで働いていたときの師匠が考案した
オリジナルパスタなのだそうです

中に詰め物をするラビオリの仲間で、ターバンのような形に仕上げることから、
その名前がつけられたのだとか。今日はそのお店で出していたのと同じレシピで
教えて頂きます


以前の記事でも南のほうにいけばいくほどセモリナ粉の割合が多くなると書いて
いましたが、今回のパスタもセモリナ粉100%で作ります。ボウルにセモリナ粉・
卵・塩・オリーブオイル・サフランを入れて混ぜ合わせ、ひと纏まりになったら
表面が滑らかになるまで捏ねます。

捏ねあがった生地はラップに包み、冷蔵庫で2~3時間寝かせます。


生地を寝かせているあいだに詰め物の準備をします。詰め物にはブロッコリーを
メインに使うので、まずはブロッコリーを小房に分けたら、クタクタになるまで
長めに塩茹でしておきます。



フライパンにオリーブオイルをひき、みじん切りの玉ねぎとニンニク・鷹の爪を
入れて炒めます。アンチョビを加えてさらに炒めてから、茹でたブロッコリー・
水を少々加えて潰しながら煮ます。


最終的にはできるだけ水分を飛ばしたらボウルに移してからブレンダーで回し、
ピューレ状に仕上げます。とても綺麗な緑色のピューレになりました



海老を塩茹でして皮を剥いて、背ワタをとって一口大に切ったものを加えたら、
塩コショウで味を調えます。パスタの中に包むので、少し味が濃いかなという
くらいがベストです



次はパスタソースを作っていきます。小鍋にオリーブオイルを入れ、ニンニクを
丸ごと入れて熱し、オイルに香りを移していきます。香りが移ったらニンニクを
取り出し、スライスした玉ねぎを入れてじっくり炒め、旨味を引き出します。



トマト缶と水を入れて15分ほど煮込んだら、生クリームを加えて、塩コショウで
味を調えてミキサーで回せばOK


お次はメインの準備をしていきます。今日のメインは「Pesce al cartoccio」。
Cartaとは紙の意味で、カルトッチョは「紙包み焼き」と訳されます。魚介類を
紙で包んでオーブンで焼く、ちょっとパーティー向きのメニューです

白身魚・海老・ヤリイカ・貝類が定番なので、今日はスズキ・海老・ヤリイカ・
アサリ・マッシュルームを入れて作ります。お魚はタイやヒラメやサワラなど、
お好みのものを使って下さいね


海老は頭と尾を残して殻を剥き背ワタをとっておきます。ヤリイカは皮を剥いて
輪切りにします。アサリは砂抜きして水で洗っておきます。

それらの下準備をあらかじめしてあれば調理はとても簡単。クッキングシートを
しいてその上にオリーブオイルをかけ、具材・みじん切りのニンニクとパセリ・
タイムを乗せて、全体に塩コショウをします。トマト缶を少~し載せて(あれば
ミニトマトを数個入れても良いです)、その上からオリーブオイルと白ワインを
かければ準備完了


クッキングシートをキャンディ包みにしたら、200度のオーブンで20分位焼けば
出来上がりです。とっても簡単なのに、包みを開けた瞬間に「わぁ~っ」と
なるので、おもてなし向きなお料理です。




寝かせていたパスタ生地がそろそろ馴染んだ頃なので、形成していきます。まず
生地を半分に切ってパスタマシーンに通るくらいの厚さまで手で押して伸ばし、
パスタマシーンのメモリを下げながら薄く伸ばしていきます。



パスタマシーンの幅に合うように折りたたんだら、もう一度メモリを下げながら
薄く伸ばして長い生地を作ります。長方形になるようにカットすればOK




パスタは1分ほど茹でたらすぐに氷水で冷やして、ふきんなどで水気をしっかりと
ふき取ります。通常パスタを茹でるときに入れるのは塩だけですが、このように
大きな面状のパスタはくっつきやすいので、オリーブオイルを少し入れます。


パスタを茹でていたお鍋で続けて万能ねぎを10秒ほど茹でておきます。のちほど
この万能ネギを使ってパスタを縛っていきます。イタリアには万能ネギのような
細いネギがないので、ポロネギを剥いて細く裂いたものを使っていたそうです






先ほど作った詰め物をパスタの上に一文字に乗せて、長い辺から中央に向かって
両端を折って重ねます。細長い状態になったら端からくるくると巻いていって、
最後に万能ネギで縛れば完成です


手のひらサイズの可愛いトゥルバンテが出来上がりました。ひと目見ただけでは
これがパスタとは思えないですよね。なんだか、薄焼き卵で包まれた茶巾寿司の
ように見えてしまいます(笑)


出来上がったトゥルバンテは、オリーブオイルをかけて200度のオーブンで10分
ほど焼けば完成です。パスタをオーブンで焼くというのは日本ではなかなか見る
機会がないので、とても面白いレッスンでした


最後に前菜の準備をしていきます。今日の前菜は「Polpette di Melanzane」。
南イタリアで食べられているお料理だそうです。ポルペッテは肉団子という意味
なのですが、お肉を使ったものに限らずミンチ状にしたものを形成して焼いたり
揚げたりしたもののことを指すそうです

今日はナスのポルペッテを作ります。ブロッコリーを使って作られるものもある
のだそうですよ。南イタリアではナスがたくさん採れるので、ナスのほうが主流
なのでしょうか


ナスはヘタをとって皮を剥きます。フライパンにお水と塩を入れて沸かして、
縦半分に切ったナスを入れて、10分ほど蒸し焼きにします。柔らかくすれば良い
ので、レンジでチンでも大丈夫ですよ

なぜ皮を剥くか不思議だったのですが、イタリアのナスは日本のものと比べて
皮がとても硬いのだそうで、そのままだと食べづらいのだそうです。きゅうりも
同じ理由で皮を剥いて使う場合がほとんどだとか。国が変わると同じような野菜
でも下処理が変わるのですね。




柔らかくなったナスはキッチンペーパーなどでぎゅっと絞って水気を良く切り、
みじん切りにします。ボウルに卵・みじん切りのニンニクとイタリアンパセリ・
パン粉・粉チーズ・ナスを入れてよく混ぜ、塩コショウで味を調えます。


フライパンにオリーブオイルをひき、小さめに丸めた具をわらじ型にして置き、
両面をこんがりと焼いたら前菜も完成です

全品出来上がったところで、お待ちかねの試食タイムに


前菜はナスのポルペッテ。そのまま食べても良いのですが、今日はパスタソース
として作ったトマトクリームソースがたくさんあったので、ソースを添えて頂き
ました。チーズとイタリアンパセリの香りが効いていて、ナスの旨味が引き立つ
とっても美味しい一皿でした。前菜なのに、お酒がとっても進みそう


パスタはトゥルバンテ。先生のお師匠のオリジナルレシピなので、日本でこれを
食べることができるお店はありません。イタリアでもそこだけです

セモリナ粉100%ならではのしっかりしたとパスタに、香り豊かなブロッコリーの
ピューレ、それを引き立てるトマトクリームソースは相性抜群で、とても美味し
かったです。見た目もレストランならではのオシャレさで、家でこれを作ったら
すごく喜ばれそうですね


メインは魚介のカルトッチョ。包を開けるとふわっと魚介の良い香りが漂って、
開ける瞬間がとてもワクワクします。アサリから濃厚なダシがたっぷりと出て、
それぞれの具材に染み込んで本当に美味しいです

我が家では夫がイカを食べないので先生に相談したところ、ホタテで代用しても
良いと教えて頂きました。白身魚・ホタテ・エビ・アサリだなんてすごく贅沢。
美味しいカルトッチョが出来上がりそうですね


食後はコーヒーを淹れて頂いてホッと一息。私の下調べが甘かったためレッスン
開始少し遅かったので、終わったのは10時近くになってしまいました

先生にも遅くまでお付き合い頂いてしまって、申し訳なかったです帰りがけに
駐車場をいくつか見つけておいたので、次回からは時間通りにレッスンに向かう
ことができると思います。

遅くまで、どうもありがとうございました


「泉屋東京店」のクッキー

2014-05-14 23:00:36 | 日記
先日、仕事関係のお客様からとっても素敵なお土産を頂きました


麹町にある「泉屋東京店」のクッキーの詰め合わせです。泉屋は、日本で初めて
クッキーを販売したお店で、創業以来その製法をほとんど変えていないという、
スペシャルクッキーズが有名です


なかでも泉屋らしい象徴的なクッキーがこの真ん中にあるドーナッツのような
形をした4色のゼリーを載せたクッキー。

もともと泉屋とは大阪・船場にあった貿易商なのですが、その泉屋三代目夫妻が
アメリカ人の宣教師夫妻と懇意になり、その夫人が子供たちのために焼いていた
クッキーの作り方を学び、改良したのが今の泉屋の始まりです

当時は高級品だった米国製のオーブンを購入し、夫婦共同で子供たちのためにと
レシピを研究して作り上げた30種類のクッキーは、知人におすそ分けするうちに
たちまち評判となり、やがて実費だけをもらいかわりに焼いてあげるためのお店
「泉屋」の看板を掲げることに。

クリスチャンだった夫妻は、このクッキー作りを社会奉仕のひとつとして考え、
ドーナッツ状のクッキーを見た子供の、「浮き輪に似てる」という一言から、
浮輪が人命を救うようにクッキーを通し社会の役に立ちたいという理念を込め、
浮輪を泉屋のシンボルマークにしました。

またこの浮輪は人の輪をも表していて、昭和11年に夫に先立たれた夫人は、その
シンボルでもある浮輪状のクッキーに、母である自分と、3人の息子を表す4色の
飾りを乗せ、どのような困難にあっても人の輪で乗り切っていこうという思いを
込めていたのだそうです

缶いっぱいに詰められていたクッキーはいずれも素朴で優しい味がして、永い間
たくさんの人に愛されてきたのがよく分かります

食べるとほっこりするクッキーに、忙しい仕事の合間の癒しをもらいました


娘のアレルギー検査の結果が出ました

2014-05-13 22:55:52 | 日記
先日お願いしていた娘のアレルギー検査の結果ですが、やっと聞きに行く時間が
取れたので、早速聞きに行ってきました


結果はやはり、小麦アレルギーでした。小麦以外にもいくつかの項目で検査して
頂いたのですが、6段階中小麦が5、卵白が6と強く、他には牛乳が2でした

牛乳については数値も低く粉ミルクで問題が起きていないということで特に気に
する必要はないとのことでした。また卵黄については検査していないのですが、
一般的に卵黄は卵白の半分の数値が出るものだそうで6段階中3にあたるとか。

娘の離乳食については、当分は小麦粉も卵も完全除去したメニューにしなければ
いけませんね。離乳食のうちは良いのですが、もう少し大きくなると食事作りに
頭を悩ませることになりそうです

とはいえ、アレルギーは成長に従って改善されていくことが多いそうで、お医者
さまも「治るから大丈夫だよ」とおっしゃって下さったので、あまり深刻になり
すぎないようにしようと思います

最近は小麦粉や卵の入っていないレシピもたくさんあるので、そいういう点では
お惣菜や(それなりのレストラン以外での)外食が元々好きではなく、手作りの
ほうが好きだった私にはあまり負担ではなく、逆に新しいレシピを楽しみながら
作っていけるのでは、なんて思っていたりもします

娘には食べられない食材があっても楽しく食事ができるように、色々と工夫して
食べることを楽しいと思ってもらえるようにしていきたいです


母の日の花束をもらいました

2014-05-12 22:55:49 | 日記

一昨日お茶のお稽古から帰ってきた夫が大きな花束を抱えて帰ってきたので何事
かと思ったら、私に母の日のプレゼントとして用意してくれたものだそうです


半分開いたピンク色の芍薬をメインに、淡いグリーン系のカーネーションなどで
飾られた素敵な花束。いつもアレンジメントをお願いしている私の好きなお店で
注文してくれていました


私は薔薇・百合・芍薬・ダリアなど大きめで華やかなお花がとても好きなのと、
淡いピンク系のお花が一番好きなので、私の好みにぴったりの花束です

先日両家の母にはプレゼントを渡してしまったので、すっかり母の日が終わった
気で忘れていたのですが、夫は「去年はまだお腹にいたけど、今年は本当の母の
日だからね」と言ってプレゼントしてくれました

いつもこうして気遣って労ってくれる夫だからこそ、仕事と育児と家事の両立も
楽しくこなしていけているのだと思います

妻として母として、これからも明るく頑張っていこうと改めて思いました

とっても素敵な花束と、それ以上に素敵な優しい気持ちを、どうもありがとう