娘が帰った日

先ほど娘と、難波駅で別れた。

ただでさえ、そこそこ背は高い娘。
ジーンズにハイヒールの娘は、混雑した人混みの中ひときわ目立つ。

「ママが前から言ってた、難波駅のパスタ食べてみたい」とのご所望で。

彼女は新大阪から新幹線に乗ることになり、難波駅でランチする事にした。
例の駅ナカグルメ。『小麥屋』だ。

お勧めの『九条ネギとベーコンのカルボナーラ』と、『タコと大葉の冷製パスタ』。どちらも、生麺の食感と、ソースが美味しい。

多分、オリーブ油をもう少し上質なものを使えば、街中の専門店にも勝るパスタだろうと思うが・・・・。
（あの安さでは、十分良いものを使っているだろうが）

「美味しい、美味しい」と絶賛していた娘。

お土産に生麺を持たせたかったが、「重いから」と却下。

娘は冷製パスタが、特に気に入ったようで。

ここの生麺にはタピオカ粉が入っているので、のど越しがいいようだ。

さて、お腹一杯。苦しいと言い残し、娘は地下鉄の改札口に消えた。

賑やかだったこの１週間。今夜からは、男２人と猫二匹。
寂しくなりそうだ。

夫は娘と楽しいお盆休みを過ごすはずだった。

当てが外れて、どうやら仕事に行くらしいよ。