4泊5日の、上京から帰ってきたら。
家の中が、何故か臭う・・・・・。それとなく、予想はしていたけれど・・・・。
原因は、台所の「生ごみ」。
家を留守にする時は、特に夏場は気を遣っているのだが。
排水溝には、新しいネットをかけて。家じゅうのゴミは、まとめて外のゴミ箱へ入れて出かける。
でも、5日近く家を空けるとなると、当然のように排水溝の掃除など夫がする訳もなく。
加えて、部屋のゴミもそのまま放置。
何を食べたのか知らないが、冷凍のご飯を解凍した残骸も残っていた。
解凍の仕方を教えていなかったのだが(どうせ、言っても理解出来ないのでと言うか何回言っても忘れる)、凍ったまま食べたのだろうか。
とにかく、米粒が排水溝に溜まり。ぷ~んとすえた腐敗のにおいが、台所中に漂っていた。
それに、床が何故かべたつく・・・・。
夫に、問いただすと。
「紫蘇ジュース、こぼしてん。飲もうとおもったらな、床に落としてん!あ・拭いたで!ちゃんと。
でも・・・、ほら泡がたってな。何とかしようと思って、蓋を開けたら半分以上こぼれた。」ハハッと笑いながら言い訳した。
なにぃ?
紫蘇ジュースは、クエン酸が入っている。それゆえ、冷蔵庫で保管していても若干発酵する。
炭酸飲料やビールを床に落として、即座に空けたらどんな事になるか分かるやろ~。
煮えたぎる怒りをぐっとこらえ。
「そのシソジュ-ス、大事に飲んでね。息子が帰省した時に、持って帰らせるつもりやってんから。」
2Lのペットボトルに保存していた紫蘇ジュースは、半分以上が無くなっていた。
「手間もかかるし、もうそれしかない」
「え~っ、また作ったらええやん」
「赤紫蘇は、もう売ってない土用干しの季節だけや。あれで、最後や」
「そ・そんなら・・・私 もう、飲めへん絶対、飲まへん」
夫も、ムキになっていたが。
「そんなん言わんと、あなたも飲んだらいいやん」とは、どーしても言えなかった。
頭の中で、上京した際に会った激ヤセ姿の息子がグルグル回る。
この紫蘇ジュースで、野菜不足も解消出来ると言うのに・・・・。
翌朝、ジムで仲良しのマダムにこの話をしたら。
「子供さん達は、とっくに自立出来たけど。ご主人の自立は、まだ始まったばかりなのよ。これから徐々に自立されるわよ」
と、ニコニコ。
温かく見守ってあげてね。と言うニュアンスだった。
なるほどねぇ。
でも、不愉快やわ。とっても。