■ 河津桜は先週に散り、今日は、家の近くのフツーの桜がほころび始めました。
K公園の桜
今朝、ブログを開くと、宗谷岬から佐多岬へタスキをつなぎ、「日本縦断駅伝」を達成されたチームの一人、kazamaさんからコメントがきていました。
2年前のことでしたが、つい昨日のことのようです。
懐かしさと、彼ら若者たちが、社会に巣立たれた後、元気に活躍されている様子でうれしさがこみあげてきました。
その後、午前中は海沿いを18kmほどジョグです。
同上
■ 話は変わって、この連休中に読もうとした「鍬と宇宙船」。
どたんばにきて今夜になり、一回目の通読を終えました。
本当の豊かさとは、お金に換算されない価値、自然と人との本来のかかわり、衣食住についての考え、農のある暮らし、現代の都市のリズム、人間にとって速すぎるリズムからの脱出、… …
さらに一回、ちゃんと読みませんと、読後感が記せませんね~。
著者は、12年間の「農のある暮らし」をしながら日本の「近代」とやらを考えてみたい、近代化によって便利さと豊かさを手にしたが、失うものも多かった、
本当の「豊かさ」とは、いったいどんな「豊かさ」なのでしょうか。
というような視点で本を著されたようです。
自らの体験をもとに、
私たちが日ごろ見失っている身近な事柄が、分かりやすく記されています。
同上
以前、高層化で都市は再生しない。都市と自然との共生というような、失われつつある価値を再生させるべき。…など、
人口減少期のまちづくり などについて書かれていた「逆都市化時代」を読んだ時も新鮮な驚きを覚えましたが、
定年を機に、半農半X、半分都市生活・半分田舎暮らしもどきをしながら、
四季の風物・自然に、できるだけ多く接する生活をしていきたいと夢描いている者にとって、
「鍬と宇宙船」は、更に衝撃的な出あいでした。
今日のJ&S
コストコ+α 10k+8k=18k
3月の累計 148k 今年度累計 567k
追記:翌朝の新聞に「発熱する東京」という見出しで次の記事が載っていました〔抜粋)
『大都市が発熱を続けている。 昼夜問わず、エネルギーを消費し続ける東京。
東京都心では「熱帯化」が進む。… … 温暖化に都市特有のヒートアイランド効果が加わり、東京は今や地球上のどこよりも発熱が著しい場所になった。この100年間でニューヨークの気温は1.6度上がった。東京都心では、それを上回る3度の上昇が記録されている。
夏には、謎の集中豪雨が新宿など都心西部を襲う。… … 防衛大の小林文明准教授は「ビルなどからの人工排熱で大気が局地的に熱せられて上昇気流が起き、積乱雲が発生する」と解説する。
発熱は、地下でも著しい。福島大の木内豪(つよし)准教授が都心13カ所で下水道の温度を調べたところ、この30年で年平均温度が4.8度、冬に限ると7度上がっていた。家庭でシャワーなど湯を使う量が増えた影響が大きく、人工的に発せられる熱の1割が下水に捨てられていると試算する。
その結果、東京湾では冬の水温上昇も進む。東京都環境科学研究所の調査では20年間で2度上がった。プランクトンが大量発生して酸素欠乏の状態が続き、外来種の貝の異常繁殖など生態系にも影響が出ている。
「東京ドーム0.7杯分の水を瞬時に沸騰させ、蒸発させることができる熱量です」。建築研究所(茨城県つくば市)の足永靖信上席研究員は、真夏の東京23区内で1日に排出される人工熱量を、そう見積もる。
首都大学東京の三上岳彦教授は、25年ごろには東京都心でも最高気温が40度を超すようになり、50年以降はそれが毎年のことになると予測する。
他の大都市でも、大阪市では昨年8月、最高気温35度以上の猛暑日が14日間もあった。熱中症患者は230人。春には、中心市街地の桜の開花が異様に早まっている。大阪府立大の青野靖之准教授の調査によると、繁華街の梅田では、3キロしか離れていない緑地の大阪城公園より4日も早くソメイヨシノが開花した年があった。
政府は04年にヒートアイランド対策大綱をまとめ、都市の人工排熱問題に取り組んでいる。主な対策は、省エネ、緑化、海風の利用だ。
しかし、建築研究所の足永上席研究員は警告する。「緑化など熱を逃がす方法は対症療法にすぎない。都市に化石燃料を持ち込むのを減らすこと。太陽光など自前のエネルギーで都市を維持する仕組みを早く作らないと、大変なことになる」 』
車、エアコン、TV、など使用する便利さと、あらゆる場面にガスや電気などを使うこと、と裏腹に、環境の悪化が進んでいます。