■ 新聞に書評が載ったころだから、もう半年くらいになる。
まったく忘れていたところ、先週、今週に至って、やっと予約していた
「ショック・ドクトリン」(上)(下)2011.9.8 ナオミ・クライン 岩波文庫)が届いたと図書館から連絡が入った。
あわせて、1月に依頼した「仕事に効く、脳を鍛える、スロージョギング」(2011.9.25 久保田競、田中宏昭 角川マガジンズ) も借りられた。
まず、読みやすいスロージョギングの本、
読み始めて、
「走ることで脳の機能が向上し、脳神経の細胞の数が増えるって!。認知症の症状を軽くしたり、発症を遅らせるんだって!」
「年齢に関係なく、そうなんだって!」
と叫んだら、
妻が、「それにしては、脳に良いんだったら…。そんなはずはないわっ!、そんな口がモゴモゴして、小泉元首相のように口がよくまわるはず。ちがうっ!!」
「どんどん走って!!」
と言われた。
「ショック・ドクトリン」
上、下とも分厚い!
2週間の借用期間に、読みごたえがある!!
副題は、 “惨事便乗型資本主義の正体を暴く”
『大惨事、軍事クーデター、テロリストの攻撃、市場の暴落、戦争、津波、ハリケーン、など―ある社会が、政変や自然災害などの「危機」に見舞われ、人々が「ショック」状態に陥ってなんの抵抗もできなくなったときこそが、自分たちが信じる市場原理主義に基づく経済政策を導入するチャンスだと捉え、…
チリのクーデターなどラテンアメリカ諸国から、イギリスのサッチャー政権、ポーランドの「連帯」、中国の天安門事件、アパルトヘイト後の南アフリカ、ソ連崩壊、アジア経済危機、9.11後のアメリカとイラク戦争、スマトラ沖津波、ハリケーン・カトリーナ、セキュリティー国家としてのイスラエル…と過去35年間の現代史を総なめにするごとく、広範囲にわたるケースを検証していく。』(本文より)
この本が出版されたのは、2007年ですが、
その後、日本では昨年3月11日、巨大地震とそれに伴う津波、および福島第一原発事故と広範囲の放射能汚染が発生した。
『復興・再建がどんな道筋をたどってなされるか?
復興の名を借りて住民無視・財界大企業優先の政策を打ち出す自治体も出てきており、予断を許さない、ショックドクトリンの導入が行われないよう、私たち市民は心して目を光らせて行く必要があろう』(本文より)
とあった。
どちらの本もお勧めの本です。
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