南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

行かずに死ねるか!南信州絶景ツーリング

2012年10月22日 18時35分39秒 | イベント、ツーリング参加


長野県南部、通称「南信州」は人生の楽園であると共に魅惑のツーリングスポットである。
伊那谷を中心に東は赤石山脈、
西は中央アルプスを有する風光明媚なこの地は、
シーズンともなれば県内外から絶景を求めるライダーが大挙を成して押し寄せ、
昼時ともなればそんなに名物でもない蕎麦屋は多くのバイクで溢れかえり、
人気の道ともなれば「石を投げればバイクに当たる」と言われるくらいの交通量となる。

中でも中央本線と平行して走る国道19号線は、
かつて宿場として栄えた町を繋ぐ重要道路であり、
寝覚めの床をはじめ多くの観光地も点在するが、
トラック野郎からは「木曽高速」と呼ばれるほどのハイアクセス道であるがゆえ、
腕に覚えのあるライダーでなくともアクセルを捻る右手に力が入りやすく、
ある者は赤い回転灯が装着された白いハイエナの餌食となり、
またある者は転倒と言う形でライダー人生にピリオドを打ち、
道端にひっそりと咲く名も無き花のごとく儚く散る。
ゆえにこの呪われた道は地元住民から白骨街道と呼ばれ恐れられてい~る~の~だ~ …


…昨日ツーリングに行った木曽を俺なりに説明してみたが、
どうだ、分かりやすかっただろう。
なんか脚色されて書かれてるように見えるが十中八九ホントの話だからね。たぶん(笑)


昨日は薪集めの後急いでツーリングに出かけた。
目的地は飛騨高山だったのだが、国道19号線に出てから高山まで80キロもあるらしく、
往復してたら息子と約束した焼肉までには間に合わない計算だったから、
開田村や三岳や大滝村を巡るルートに変更したが、
これが予想に反して大正解だった。

まず飯田から北上し権兵衛トンネルを目指すが、
登坂車線ではねずみ取りの真っ最中。
しかしゴリラはそんかスピードが出ないから助かったが、
多くのバイクが餌食となっていたから、
ここを通る人は気を付けてね。
それから国道19号線を南下すると「高山こっち」みたいな看板が出てるため案内通り走ると開田村に出る。

実はこの辺り、地図で見る限りはかなりの田舎のため(失礼!)、
田舎者の俺にはたいしたこと無さそうに勝手に想像してたんだが、
やっぱり行ってみないと分からないもんだねぇ、凄い絶景に完全に酔いしれてしまった。

だって視界全てが紅葉のじゅうたんみたいに見えるポイントを走り、
さらにその遥か向こうには平地からいきなりそびえ立つ御嶽山が拝める。
あまりの迫力にその写真撮るの忘れてしまったが、
冗談抜きで凄いから興味が無くても行ってみて欲しいな。
俺は今年中にもう一回行きたいと思ったからね。

その後は三岳から大滝村に向かうルートを走るが、
道は綺麗なので凄く走りやすく楽しかった…

大滝村では橋の上から迫力のあるダムを眺め、
道の駅では嫌がらせのように御嶽百草丸が売っていた。が、
別にお腹痛い訳じゃないから買わなかった。
その代わりに試飲試食が出来る休憩所にあった「おんたけ茶」が美味しかったからティーパックを購入し帰路につき、
19号線に出てからまた昼神温泉を目指すが、
途中で大平街道の紅葉を見たくなったから山道を走り、そのまま帰宅。

この日の走行距離は300キロだったが、
日頃のツーリングでレベルアップしたのかケツはまだ平気だったし、
あまりの絶景にやられて感動しっぱなし。
今年中には無理でも来年の夏にはまたあの高原道路を走りたいね。

ツーリングなんて行ってみないと何も分からない。
まだ紅葉の季節は始まったばかりだからもっとバイクに乗ろう。

それでは皆様にも良い旅を。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする