南信州のりもの倶楽部♪

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同じ中華料理でも四川と広東では全く違う

2014年06月27日 16時17分25秒 | 輸入横型エンジン編
やぁ、「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
しかし暇だ… 昨日は一日では足りないくらい忙しかったんだけど、
今日は全く電話鳴らない。
おかげで趣味がはかどるんだけど、そっちも行き詰まり、
弱ったあげく友達に聞こうと思ってたんだけど、
人には言えないような事をやらかしたらしく音信不通だしなぁ…

さてと、我が倶楽部では中華の部品がやたら余ったから、
それでもう一機エンジン作ってみようと考えてみた。

まずクランクケースとミッションやクラッチははWIN120、クランクはCD90で、
シリンダーは52、5ミリの中華の物に組み合わせるヘッドはこれまたWIN120のビッグバルブヘッド。
完成すればハイコンプで高効率な125ccエンジンが出来上がるはず。

だからここまでやるんならこだわろうって事でクランクケースとシリンダーなどを剥離しようとした。
んだけど、買ってきた剥離剤じゃ全然効かないから、
このブログの左側のブックマークにあるマストテクノさんに剥離を依頼。
中華ってケースに安っぽい塗装が施されてるんだけどこれがまたホントに安っぽい、と言うかインチキ臭い。
だから昔からちゃんと作るなら剥離しようと考えてたわけ。







これが剥離から帰って来た状態で1品500円だから4品で2000円。
ここはさ、ホント安くて俺らみたいな連中の強い味方。
粉体塗装してもらったって剥離とブラストに塗装で、
モンキーのフレームなら1万行かなかったりするから、
飯田でレストアやってるなら知らない人はいないってくらいなのだ。

だから飯田でまだ知らないって人はマストテクノで検索して問い合わせてみよう。







剥離してもらったらシリンダーとか腐食が出て来てたから、
クランクケース以外をまたブラストしてみた。

クランクケースは剥離で肌がだいぶザラザラになったから良いんだけど、
クラッチカバーもだと放熱性に期待が持てそう。

ちなみに50ccのシリンダーとCD90タイプのクラッチカバーはレース用エンジンへ、
それ以外をまた新しいエンジンに使っていきます。


それで今日ベアリングを買いに行こうとして調べてたんだけど、
どうやらクランクを中華エンジンから取った物を使うとなると、
クラッチカバーも元のCD90タイプを使わないとダメっぽい。

しかしWIN120のクランクを使ったとすると、
今度はピストンピン径が14ミリになりハイコンプピストンの仕様は不可。
つまりここでいきなり心がポキっと折れて、なんかどうでも良くなり今日はここまで…







こんな感じでクランクの長さもローターの装着位置も全然違う。
左のがCD90タイプで、クランクの端がカバーの溝に入り3点支持になってるんだけど、
右のWIN120だとカバーのニップル部がローターの先端に刺さり3点支持になってない作り。
だから相互の組み換えは不可と考えていいと思う。

ウチに予備エンジンとしてプライマリキックのエンジンがあるから、
それを参考に作ろうとは思ってるんだけど、
このままだとこのエンジンも潰して作るハメになりそうだし、
武川の部品でカリカリに作れない事もないけど、
まぁ考えたくもない金額になるだろうし…
今一番安く作る方法なんだけど、
WIN120のケースだとCD90タイプのカバーは使えない、から、
ケースは諦めてCD90タイプの中華エンジンをもう一機買って、
それにハイコンプピストンとWIN120ヘッド、他に軽量フィルターローターやハイカム入れた方が早い、
って言うかそれが一番楽で安い。
つまりプライマリキックのエンジンとそうでないエンジンは似てるようで全く違うエンジンって事だ。


そんな訳で明日から週末って事でエンジン作りモードからツーリングモードに変更し、
自分のゴリラでもと考えておりますです。

ただこっちも問題があって、日帰り圏内はもう行き尽くした感が…

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