南信州のりもの倶楽部♪

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マグナ50が完成しました

2016年08月22日 22時15分26秒 | オリジナル コンプリートエンジン










ずいぶん前から行っていたマグナなんだけど、
今日やっと完成した。

このバイクのオーダーはウチのコンプリートエンジンに換装するんだけど、
他はノーマルと見た目はほとんど変わらずに製作するってのが条件だったから、
外装は普通に装置しなきゃだし、その中でキャブやオイルクーラーを装置するのが1番苦労した。

自分のゴリラみたく見た目は何でもアリ、みたいな作り方が1番簡単なんだけど、
制約がかなりあるもんだから確かに難しかったけど、
完成してみると全てが何事も無かったかのように収まってるねぇ。

一応だけど中華エンジンをそのままマグナに載せるとヘッドはフレームに当たるし、
チェンジスピンドルが長いからマグナのを移植しなきゃだし、
クラッチのレリーズが邪魔でバッテリーを移動させたりと全然簡単ではない。
まぁ次からは勝手知った分早く出来そうだけど。



今日引き渡しが終わってやれやれと思っていたら、
直後に依頼主さんからいきなり電話があって、
いきなり壊れたか?と思ったらその逆で、
普通に使えるしエンジンはパワフルだし最高です!
と、感動の言葉をいただけた。
どうやらご自分のお客さんに売るのが惜しくなり自分で乗りたいとまで思っていただけたようだけど、
それ聞いたとたんに今までの疲れや心配事が吹き飛んだ感じだ。









マグナが終了したら休む暇なくエンジン作りで、
下セル付き140ccの腰下を何とか完成させた。

このエンジンのクランクは最初からなぜか開いているクランクで、
芯出しは万力で閉じていくんだけどクラッチ側だく芯が出て、
ジェネレーター側は0.02ミリ閉じてくれなかったから、
ハンマーでジェネレーターのウェブを叩いて何とか千分台の芯が出た。
ジェネレーター側はちゃんと芯が出ていないと嫌な反面、
2次側クラッチのクラッチ側は0.01ミリの芯が出ればOK、くらいな感じで、
でも大変なのが1次側クラッチや遠心クラッチ。
クランクの先端に重量物が付くからクランクの芯が両方出ていないとダメだからねぇ。


しかし今日は本業もあったしバイクやエンジン作りも行ったから疲れた…

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