団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

そんな母の思いに触れ、ハッとする。

2017-10-03 04:45:31 | 日記
中日新聞の「くらしの作文」というコーナーに「片付ける思い」というタイトルで、
公務員の女性が投稿されていました。


  今夏は、リフォームのための片付けに汗を流した。
母が一人暮らす実家には、モノがあふれ返っていた。
まずは使わなくなった車庫。
不要な日用品や亡き父が使っていた自転車などを処分し撤去、
平らな駐車場となった。

 一番大変だったのは、料理に精を出す母ならではの台所、
いつ漬けたか分からない梅干し、いつ冷凍したか分からない食材など、
あまりの多さにびっくりだ。

 娘である私と妹しか「捨てる」決断ができないと考え、
母に話しかけながら、ビニール袋に入れていく。
母は黙ってみていた。

 その後、処分する袋をこっそり開ける母の姿。
「これはお父ちゃんの」
「欲しくて手に入れたのに」と、
思いがこみ上げている様子。

 私たちには不要でも、母にとっては大切な思い出の品々。
それを捨てるのは、娘であっても苦しい。
しかし、すべては母のため、
使い勝手のよい安心な家にできるようにと、
黙々と作業を続けた。

 捨てずに重ねてある箱は「お前たちが何か入れて帰れるように」、
食材は「おまえたちが来たら何か食べさせようと思って」。
そんな母の思いに触れ、ハッとする。

 さあ、リフォーム開始。
真新しい台所で、母と一緒に何作ろう。


 以上です。


 このような経験は私にはないですが、リフォーム前の後片付けは大変ですね。
それもご実家の後片付けとなると。
お母様の思いがこもっている品数がたくさんあるでしょうから、
なおさら大変でしょうね。

 お母様も捨てたくないものがあるようですが、リフォームのためと
思い娘さんたちに従われているのでしょう。
リフォーム後は、お母様にとって使い勝手がよく、
安心な家になるといいですね。








永井龍雲・めぐりあわせ
コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする