中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「海水パンツ考」というタイトルで、飛島圭介さんがエッセーを書かれていました。
今どき「海水パンツ(海パン)」というと失笑される。
「水着」が一般的だという。
水着は膝丈ほどの長さの半ズボンが主流となった。
海パンのように腰回りをピッチリと包むものははやらないらしい。
競泳用の水着に面影があるが、次第に太ももまでの長さになってきた。
これは特殊な繊維で作られた布で、水の抵抗を軽減させるのだそうだ。
赤フンスタイルも見かけなくなった。
おじさん世代が小学生だった頃にはもう赤フンをする子どもは少なくなっていた記憶がある。
戦後の日本は「海水パンツ」の時代だったのだ。
幼児の時はワンピースの水着を着せられた。
それは母の手作りで、たぶん古い毛布か何かで作られており、水に入ると全体に水が染み込んでだぶだぶになる代物だった。
股間部分が膝上まで垂れ下がり、要するに丸見えになる水着だった。
幼児だったから別に何ともなかったが、重くなるのは閉口だった。
年齢を重ねた今、裸をさらすにははばかりがあり、再び昔風の男物のワンピースの水着を探したがどこにも売っていない。
第一、海水浴は”年寄りの冷や水”と言われてしまう。
あ、「海水浴」はまだ使える言葉だよね。
以上です。
私はスポーツジムでは、膝丈ほどの長さの半ズボンの水着を使用していました。
子供の頃から大人になっても、腰回りをピッチリと包む水着を使用していました。
>年齢を重ねた今、裸をさらすにははばかりがあり、再び昔風の男物のワンピースの水着を探したがどこにも売っていない。
もし作者がこんな水着を手に入れて着用されていたら、笑ってしまいます。
まさかこんな水着が男性用であったなんて知りませんでした。
今回のオリンピックで女性競技者が、お尻が半分見えている水着を着用されている方がいらしたのにはびっくりです。
水の抵抗を少しでも少なくするためなのかな。
女性の陸上選手でも、見かけたような。
流石に日本の女性競技者は、まだそこまでにはいっていませんでしたが。
Neil Sedaka "Oh Carol"