中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「昼寝と平和」というタイトルで、飛島圭介さんがエッセーを書かれていました。
何十年も昔、幼児だったおじさんが昼寝から目覚めると、辺りは森閑と静まり、セミだけが鳴いている。
子どもなりに妙な寂しさが胸を襲い、甘え泣きしながら母を求めたものだ。
夏の昼寝は幼児と老人の特権だ。
現役世代はなかなか昼寝はできない。
青年時代、胃病で虚弱だったおじさんは、子どもと老人がうらやましくてならなかった。
酷暑の中で若きおじさんは、スペインのシエスタ(昼寝時間)のような生活習慣があればいいのにと切実に思った。
そして老人となった今、盛夏は遠慮なく昼寝をする。
ただし、目覚めて寂しさに胸苦しくなっても甘え泣きはできない。
何だかなあ、と独り言を言いながらもそもそと起き上がるだけ。
それでも、のんきに昼寝ができるのは大変な幸せといえるのではないか。
いまだに収束しない疫病に不安な日々を過ごす多くの人々は昼寝どころではなかろう。
また、世界のあちこちで起こっている戦争で命の脅威にさらされている人々は、昼寝はおろか睡眠すらできないでいるのだ。
平和であれば世界中の人たちが昼寝できる。
さらに少子化も解決するかもしれない。
文字通り、昼寝で見る白昼夢か。
以上です。
>夏の昼寝は幼児と老人の特権だ。
老人ですが、昼寝はあまりしませんが、3〜4時ぐらいに韓ドラを見すぎて疲れ、仮眠します。
30分ぐらいで疲れも取れます。
これも老人だから出来ることですね。
昼間から韓ドラを見てる事自体、働いていれば出来ないか。😅
小雨降る径 金子由香利 UPC‐0251