私の好きな佐野洋子さんが作年11月72歳、癌でなくなった。ブックオフから入荷のメールが届き、白馬・松本の旅行で読んだ。
西原理恵子、リリー・フランキーさんとの対談集なのですが、その二人が武蔵野美術大学出身で、佐野さんの後輩とは知りませんでした。
私は、佐野さんの絵本はまだ読んだことないが、「生に執着」しない「達観」の佐野さんのエッセイと、その独特の文体が好きだ。
闘病のため、執筆は難しく対談が多くなったようだが、スタイルは変わっていないようだ。
ソファーに横になって、紫煙をくねらせる写真 良いですねぇ。
「人間も動物だから、一生なんて、息して、ごはん食べて、うんこして、子ども産んで、死ぬっていうだけなんだよね。」
「贓物を取り替えたりするほうが不自然で、飢えて死ぬ方が自然だと思うね。命って、そういうものだと思う。」
「『人の命は地球より重い』って言う人がいたら、『えーっ!!』と思うよ。重いわけねーじゃんかって。」
「生まれてくるのも死ぬのも、自分の意志ではないわけでしょ。"生きる"というのは、死ぬまでのひまつぶしという感じがするんです。
たいしてみんな、意味のあることをしてるっていうわけじゃないんだよね。だけど生きていると、くだらないことがおもしろかったりするじゃん。
そうすると、やめられない。…だから生きてみなきゃ、わからないんだよね。」
「余命を聞いたときに、死ぬまでいくらくらい病院に払わなきゃなんないかもきいたの。そうしたらいちおう見通しが立ったの。
だからその日にジャガーを買った。」
「この年になったら、『あのときやっておけばよかった(=男女のおつきあいのこと)』って。」
「(論理に対して)『だってそうだもん』って人の方が強いんだよね、絶対に。」
佐野さんの母親が"ぼけて" 「世の中は、あってもなくてもいいことばっかね」と。
西原さんもかなり豪女です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
第64回ロカルノ映画祭金豹賞(グランプリ)審査員特別賞を受賞したというが、駄作そのものでした。
ストーリーには何の新味もなくマッタリししていて、主演の三浦春馬は美形というだけで芝居はへたくそな素人そのもでした。
幼い頃に母親を亡くした光司(三浦春馬)はカメラマンを目指す学生で、彼の父親は、美咲(小西真奈美)と言う娘を持つ母親と再婚するのですが、
その彼女が、義理の弟・光司に思いを寄せ、また光司の死んだ友は成仏仕切れず、光司の家に住み込んでいる、という何とも漫画チックな設定です。
公園で家族の写真を盗み撮りしている光司は、ある日、一人の男からある女性の写真を撮って欲しいと頼まれます。
頼んだ彼は、妻の浮気を怪しむ金持ちの医者の夫、普通なら探偵に頼むのに、初対面の彼に頼み、彼もそれを引き受けると言う無理な設定。
このように無理だらけの設定ですから、リアリティの欠片もないのですが、結局最後まで見てしまいました。
ロカルノ映画祭は、この映画の何が優れていると評価したのでしょう。
並映の『軽蔑』は予告遍で面白くなかった上に、『東京公園』も面白くなかったので見ないで帰りました。
映画はつくづく「ばくち」だと思います。 【10/17】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今年の夏(8月)、妻の実家に行った時の江ノ島 小田急電鉄江ノ島線の駅 奥は江ノ島
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今年12月ベトナム・カンボジアの観光旅行をするので、9月26日、ビザを取りにカンボジア大使館に行ったのですが、
国民の祝日=旧盆で大使館は休みでした。カンボジアでは三連休のようですが、日本ではこの日だけが休みでした。
翌27日再訪しました。カンボジアは入国にビザが必要な数少ない国です。
カンボジア大使館
私は、昼前に着いたのですが、10人ほどがビザ申請のため並んでいました。
カンボジアのビザの取得方法は、いくつかあります。 ちなみに、
電子ビザ ビザ
もちろん、大使館や領事館に直接行く方法、その他郵便で申し込む方法、そして安く簡単なのが"電子(e)ビザ"です。
電子ビザは料金が安くインターネットオンラインで申し込めるので便利なのですが、かつて「偽サイト」が横行し、詐欺に遭うことがあったようで、
在日カンボジア大使館のホームページでもその警告をしています。
私が、"Google"で電子ビザを発行するカンボジア外務省にアクセスを試みた時は、"Not Found"でアクセス出来ませんでした。
旅行代理店なども電子ビザは推奨していなかったので、私は在日カンボジア大使館で求めました。
この記事作成の時、試しにアクセスを試みると出来ましたので、大丈夫になったのかもしれません。
大使館で求めると翌日受け取りの場合は2500円ですが、当日受け取り(約10分後)だと1000円割り増しとなり、
電子ビザは安く25米ドル、郵便方法だと4300円、代行業者に頼むと4500円ほどのようです。
もっと安い方法は、20米ドルでカンボジアの空港で求めることが出来るそうです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
10月8日、千葉の病院に入院している友人を見舞いました。 千葉駅から病院まで歩きました。
千葉公園
れんげ亭
元陸軍鉄道第一連隊演習場 元鉄道隊架橋訓練線跡
千葉県下には、旧日本軍の基地がたくさんあり、この一帯には、明治期陸軍の鉄道専門の連隊があったと言う。
荒木山 茶室・好日亭
千葉駅から伸びるモノレール、一つ目の駅が千葉公園駅
厳島神社
7月から、入院していた友人は、過酷な5回に及ぶ抗がん剤治療に耐え抜いて、つい先日退院した。
予断は許されないが、今後は自宅通院で抗がん剤治療を彼は戦う。私は、その強い心に励まされる。
彼は入院中、退院後を見据え、ビオカメラを購入し、手足に重しを付けて院内を歩くリハビリをすでに始めていたのです。
私が、福島五色沼や白馬の旅行のことを話すと、「ビオカメラをいじりながらスキーで行ったよ」と話していました。