風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

第63回ピースボート・地球一周の船旅2・ダナン編

2009年02月03日 | 63回ピースボート
第63回ピースボート・地球一周の船旅2
ダナン/ベトナム編


9月13日

ダナン入港は、9月13日早朝の予定だったが、夕方となった。
ダナンはとてもきれいで、良港の条件を持っているようだ。
山々の緑はまぶしいほどでとても心が安らいだ。
雨の中ベトナムの学生[日本のボーイスカウトのような組織で中学生から大学生らしい]
がダンスで出迎えてくれた。

伝統的ベトナムの踊りとディスコダンスのようなもので、すごいエネルギーだ。
かつてダナンは南北を分ける境界線で、アメリカの巨大軍事基地があったところだ。
アメリカは、この基地を破壊する暇も無く退却した。
ホーチミンルートの有名なカイバル峠はここからすぐ近くという。

『ベトナム家庭訪問ベトナム料理を食べる』と言う私のオプションは中止となった。
そこで、夜行われる日越友好35周年記念イベントに参加することにした。
元副大統領のグエン・ティン・ビン女史[かつてのベトナム解放戦線の議長か副議長だった人だと思う]
が挨拶されるというのでお顔を見たかったからだ。

現在は引退されて、枯れ葉剤被害者を救う活動をなさっているとのことであった。
この行事、公的機関の主催なのに開始が1時間半近くも遅れた。
遅延の理由説明も、謝罪もなし、これが非日本風・アジア式なのか、と思った。



最初の訪問がベトナム、私には特別の感慨があった。
ベトナムの現状は知らない。
地方都市ダナンを瞬間見ただけだ。
だが、そのエネルギィは強く感じた。
かつてベトナム反戦運動をしていた頃、ベトナムは希望であり、あこがれであった。
そのベトナムの地に滞在したのはほんの数時間であったが、私は感慨深かった。
私は息子に明と名付けた。
ホーチミンは漢字で書くと胡志明、である。
ここダナンでは目に入る自動車の数は少ないが、バイク・自転車の数は半端ではない。
自転車バイクが洪水のように押し寄せる、は決して大げさな表現ではない。
バイクは三人乗りは当たり前、四・五人乗り、ナンバープレートが付いていないのがほとんどだ。
バイクの排気ガスは相当に臭く、街中煤けた感じだ。
多くの人がマスクをしている。
信号は数えるほどしかない。横断歩道はない。
人は平然と、走りもせず横断している。
クラクションがひっきりなしになっている。
それは自転車・バイクに「車がきているよ注意して」と言うサインらしい。
「どけどけ」とは違うようである。
事故はかなり多いらしいが、車のスピードは30キロくらいらしい。
地方都市ダナンにも韓国・中国のような車社会が来るのもそう遠い日ではないだろうと感じた。
ホーチミン市などはもうなっているのかもしれない。
ベトナムは近い将来連れ合いとぜひ訪れたい。


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