風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

映画/記者たち 衝撃と畏怖の真実

2019年09月14日 | 映画


アメリカの大手メディアは、ブッシュ米大統領のイラク侵攻を擁護、扇動しました。小さな
配信新聞会社『ナイト・リッダー』だけが、その嘘を暴きました。彼らの勇気は、「ウォータ
ー事件」暴露よりはるかに偉大です。それはかなり大手のワシントンポストですから。映画
『バイス』同様、アメリカ政治の恐ろしさ、危うさに身の毛がよだちます。
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ブッシュ(息子)米大統領の副大統領だったチェイニーの物語。
事の真実はわかりませんが、アメリカ政治のいい加減さ、恐ろしさの一面を教えています。
トランプ大統領の最悪さは、誰もがわかっているのにアメリカの少なからない大衆が支持
し、このままでは次期も当選しそうだとか。初めは、日本も世界も彼を批判していたのに今
ではほとんど迎合し、第二第三のトランプが出現しています。日本の大衆も安倍首相の忠実
なポチ振りを支持しているのですから。
 日韓の関係は深刻です。1965年の日韓条約で日本は、太平洋戦争時のアジア侵略を「清算」、
アジア人を収奪し大儲けした大企業は一銭も払わず、でした。日本が恐れているのは北朝鮮
です。北朝鮮とは太平洋戦争の平和条約、賠償などは全く解決されていません。いずれこれは
「解決」しなければなりません。そこには日本の大企業の徴用工・強制連行補償が大きく立ち
はだかっています。「拉致問題」の解決を阻んでいるのも実はこの問題です。日本は、北朝鮮の
日本人拉致問題と日本の北朝鮮戦争賠償をバーターしたいと願っています。韓国との「徴用
工補償」は、その試金石です。韓国にそれを認めてしまうと、北朝鮮にも認めざるを得ないの
です。「冬のソナタ」は実に画期的・偉大でした。長い間日韓間に横たわっていた「深刻」な問題
を見事に融解したのです。東京・新大久保のコリアタウンを覗いてください。日韓間のありた
い姿を示しています。日韓政治指導者同士の大人気ない軋轢・非難合戦は決して長くは続きま
せん。そう遠くないうちに「冬ソナ・日本のコリアタウン」が戻ってくると私は信じます。
 日本には『ナイト・リッダー』はいないのでしょうか。    【8月26日】


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