面白かったです。何たって、好きな、オダギリ・ジョーが出ています。
物語は、題名ほど「過激」ではありません。家族の愛、人の愛は、血縁より不思議な縁と言うこと程度のお話。
宮沢りえは、まさに末期がん患者のようにやせていました。役作りなのでしょうか、それとも「本当に病気」なのでしょうか。
ストーリー的に二つほど無理がありました。
松坂桃季の唐突・とってつけたような無理矢理の登場と、杉咲花と母親との別離のお話です。
聴覚障害者の母親が娘(杉咲花)を育てられないと捨ててしまうストリーはお話にならない全くダメです。
根性もの、純愛ものにしないでコメディタッチにしたのは大正解でした。
また、「死」や「別離」など不条理などを怖いもの扱いしないで、人の摂理のように扱うのもよかったです。
私としては、宮沢りえより、私の好きな小泉今日子の方が良かったと思います。
もしそうなら、相手役が私の好きな永瀬正敏も良かったなぁ、なんて。
子役の伊東蒼、「とと姉ちゃん」でブレークした杉咲花も良い味でした。もちろん、オダギリ・ジョーもね。
久しくつまらない映画が続いたので、余計に楽しかったのかもしれません。
宮沢人気はさすがで、202の席が満席でした。 【5月15日鑑賞】