まあ、勝負事というのはこんなもんなんでしょうが、それにしても観戦する身にはイライラさせられる試合だった。
本日も東京ドームでのオリックス・バファローズ対千葉ロッテマリーンズ戦。昨日の外野席入場口の混雑を見て早めに自宅を出たのだが、それでもすでに長蛇の列(ほとんどがマリーンズファン)。いったい、何時から場所取りしているんだ?
観客席の構成は前日と同じ。どちらのホームゲームなんだということで、一塁側スタンドでもマリーンズの小旗を振っている人がいるではないか。
今日の先発はオリックス・近藤、ロッテ・成瀬。入場前の行列でも「成瀬やからようけ点取るのは難しいで」というバファローズファンの会話があったが、近藤が何回まで持つか、多国籍打線がそれまでに成瀬を何とか捕まえられるかが勝負。
さて試合だが、序盤近藤はランナーを許すものの、何とか粘りの投球、そして昨日に続く濱中のスライディングキャッチもあり、4回まで無得点。ただ一方の打線が、成瀬を何とか捕まえようとするものの、ロッテの攻守に阻まれたり、勝負どころでズバッと決められ得点につながらない。そうこうするうちにだんだん成瀬の調子も上がってきたようで・・・。
5回。先に点を許したのは近藤。2塁にランナーを置いて、1番・根元の右中間への当たりが意外に延びてフェンス際へ。これが先制の2塁打となる。でもまあ、1点ならまだ何とかなると思っていたのだが・・・。
6回、先頭の大松にライトへ「当たった瞬間にわたる」一発。それのみならず、続く里崎、オーティズに連続2塁打で1点追加、橋本の豪快な2ランで5対0。これでレフトスタンドは大騒ぎ、落胆の溜息と怒号が飛び交うライトスタンド。マジで怒っていた人もいましたが、私も思わず声を荒げてしまいましたな。何だか、あれよあれよという間。ここで交代した新外国人のヤングも今江に一発を浴び、6対0。
もうこうなれば成瀬の思いのままで、結局8回まで3安打無得点。9回の裏こそ交代した荻野から最後の意地でランナーを出すものの、併殺で無得点のまま試合終了。成瀬の「完封」こそなかったが、内容からすればほとんどそれに近いようなものだ。
バファローズ戦を観戦して、昨日のような完勝もあれば、今日のような完敗というのも久しぶりに観たような気がする(大体私が来ると接戦、延長、サヨナラ、長時間の試合になる傾向が多いもので)。それはそれで面白かったのだが、これではチームはいつまでも浮上しないぞ・・・・。
これは余談だが、東京のこの「オリックス社員応援デー」というのはまた来年もやるのだろうか。その時は、対戦相手を選んだほうがいいかもしれないな(関東のチームのほうが集客が見込めるというのはわかるのだが)。あと、「ダイドードリンコスペシャルデー」の企画は、私から見れば完全にスベッていた。景品をもらえる対象が内野席限定というのもあるし(結局招待券で来た人たちが受け取る仕組みでしょ?)、何やようわからん芸能人のフットサルチームなどどうでもいいから(トークもできないし、7回裏でのリフティングも下手クソやし)、商品を無料進呈するとか、せめて売店に置くとか、もっと球場全体にPRする方法があったのでは・・・?