衆議院の解散・総選挙が決まり、もう国政のことなどどうでもよくなっている国会議員たち。議員とマスコミの関心はもっぱら麻生降ろしだの次回選挙だのの方向に向かっている。
そんな中、「新党日本の田中康夫、兵庫8区で立候補の意思」というニュース。兵庫8区と言われてもピンと来なかったのだが、「公明党 冬柴氏との争い」ということで、これは私の住む尼崎市の選挙区ということで、「うわっ」ということになった。
以前にこのブログでもこの選挙区の特性について「しょーもない選挙」と書いたのだが、無風地区が一転、全国でも注目を受けそうな選挙区ということになりそうだ。
このブログでは特定の支持政党は表明しないし(民主党の不支持は表明したことはありますが)、まあ、これから両者がどのような姿勢で国政に臨み、何をやりたいのかということをよく見ることである。田中康夫も長野県知事だったときはそれなりの成果を出したのだろうが、「新党日本」の顔というのがよく見えないし、民主党の推薦を受けたからそれでよいというものではないだろう。
現在の自民党が「末期症状」をさらけ出す中で野党の優勢が伝えられているが、そのまま「民主党を積極支持」というものではない。この政局のせいで多くの問題が棚上げされ、外交では小国にナメられ、隣国に日本の領土も侵食されているという現状、あるいは福祉や社会保障が置き去りにされている現状・・・民主党という政党も左右入り乱れの集合体で、政権をとったところで混乱がもう一つ出てきそうな気がする。
二昔前の藤井寺球場の「誰が投げても一緒」という野次、「お前も打たれろ○○」という野次、今の政局のグラウンドに投げるのにピッタリかな。
でもまあ棄権だの、原理主義のクーデターというわけにも行かず、「自民か民主か」という選択肢ではなく、せめて平和裏に、よりさまざまな選択肢が見出せるとよいなと思うのみである・・・・。