毎年行われているのだが、ニュースを見て初めて「今年もその季節やったんやな」と思うのが二つ。プロ野球のオールスターゲームと主要国首脳会議(サミット)。
プロ野球のオールスターは野球を知らない女子アナが前面に出て、なおかつセ・リーグ偏重の中継になったあたりから見ることがなくなった。まあこれはお祭りだし(最近は選手のほうもオールスター出場に重きを置いていないようだし)、別に見なくてもよいのだが、サミットを「今年もその季節やったんやな」と思うようでは社会人としてはいけないだろう。
今年はイタリアでの開催で、G8のほかに、環境問題、食糧問題などを話し合うために、中国、インドやアフリカ諸国など多くの国の代表を招き、「拡大サミット」を行うという。新興国の力が伸びてきたということもあるが、その一方で、G8の存在感が薄くなってきたともいえる。
かつては、「先進国」と言われた世界のトップの国が重要な問題を話し合う、それこそ注目される場だったのだが、それらの国の力も失われたのか。まあ、リーダーたちの存在感もどこか軽いような気もするし・・・・。今のオールスター戦に本当に「この対決が楽しみ!」というワクワク感がなくなったのと同様、首脳会談のメンツを見ても「うーん」というところ。オバマ大統領くらいかな、気合が入っているのは。ロシアも、メドベージェフ大統領ではなくここはプーチン首相が行かないといけないでしょう。
でもまあ、こういうオールスターが一同に介する場というのをなくすわけにもいかないので、やはり内容というのか、「年中行事」で済ませるのではなく、「ここで何とか結果を出すんや!」というくらいの意気込みで臨んでもらわないと。
麻生首相も、「イタリアへの卒業旅行」などとマスコミに冷やかされているようでは、あきまへんで・・・・。