まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

厳寒のローカル線を行く

2011年01月22日 | 旅行記A・北海道

・・・いつまでもこの旅行記が続いていますが、今しばらくおつき合いのほどを。

Dscn7087Dscn709710日の朝、旭川からの普通列車で岩見沢に到着。この日は札幌に向かうところ、一旦回り道ということで室蘭線に乗ることにする。9時08分の発車ということで1時間ほど時間があるので、少し外に出てみることに。

Dscn7094 この日も晴れたかと思えばまた雪が降ってくるという天気の移り変わり。そんな中、駅前の商店街を歩く。歩道脇には道路から除かれた雪がうず高く積み上げられており、私の身長よりも高くなっている。祝日の朝ではあるが除雪車も走り回り、商店街の人たちも雪かきに追われている。

Dscn7090 路地裏にはこれも長いつらら。街中でこれだけの積雪やつららを見たのって人生でも初めてではないかな。空知のほうって結構降るんだろうか。私が以前所属していた旅のサークルでご一緒した方で、現在は結婚して名古屋に住んでいるが以前この岩見沢に住み働いていた方がいらっしゃる。その人も冬場は雪に悩まされたのだろうなと思いを巡らせる。

Dscn7088 30分ほど歩いた時点で身体が冷えてきたので駅に戻る。廃レールや地元の木材も活用し、かつての鉄道の要衝であったことを未来に伝えようというデザインの新しい駅舎である。

Dscn7098 ここから乗る苫小牧行きはキハ40の単行。それでも結構な乗車がある。それで白い平野部に出る。また雪が激しくなってきた。

Dscn7102 かつての石炭の輸送路線として賑わった室蘭線も、苫小牧から岩見沢までは1日数往復しかないローカル線。そんな細々とした感じの線路であるが、雪の中を淡々と走り街を結ぶ鉄道の存在は心強いものに感じる。まあ列車に乗っていれば遭難することはないし・・・。

Dscn7106 50分ほどの乗車で追分に到着。ここで列車を降り、10時03分発の千歳行きに乗り継ぐ。ただ、帯広方面からの特急に遅れが出たのを受けて、こちらも15分ほど遅れて発車。次の駅は南千歳であるが、隣の駅といっても17.8キロ離れており、15分もかかる。何とも北海道らしい話だ。まあ、15分やそこらの遅れではこの先の行程にそう影響があるものではないのでいいのだが。

千歳から快速エアポートに乗り継ぎ。私の後ろの方から女性2人の英語の会話が聞こえてくる。国際空港と札幌を直結する列車らしいなと思って、内容はほとんど聞き取れない会話をBGM代わりに聞いていると、時折「そうなんだ~」「それマジ~」というフレーズが挟まる。そして片方が日本語で聞き、もう一方が英語で返し、そしてまた英語同士の会話になる。???ってなことでちょっとそちらを見ると、どうみても日本人同士である。あまりに流暢なのだが外語学校にでも行っているのだろうか。普段の会話から英語でやることで鍛錬しているとか、あるいは他人に聴き取られたらあまりよろしくない内容は英語でやっているのか、そのあたりはよくわからないが・・・。

札幌に到着。ここでの目的地は一点。ということで地下鉄東豊線に乗車し、東区役所前駅からまた雪道を歩く・・・。(もう少し続く)

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