まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

パ・リーグ総選挙’15 バファローズ編

2015年02月15日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
パ・リーグ6球団公認ファンブック「パ・リーグぴあ」というのが3月24日に発売されるという。パ・リーグはこうした球団の垣根を超えた試みというのをいろいろとやっており面白い。昨年はウルトラマンシリーズとコラボしたが、今年は仮面ライダーが各地のスタジアムに登場するとか。

その冊子の記念として、「パ・リーグ総選挙’15」というのが行われている。新旧含めた歴代のパ・リーグ選手の中からナンバーワン選手を選ぶというものである。

それと同時に「各球団の歴代ベストナイン」をネット上で募集するとある。これは面白い企画であるが、結構迷うところである。各球団ごとに投票フォームがあり、それに入力・送信された集計結果がその冊子に掲載されるというので、私も参加してみた。

条件は投手が先発と抑え1名ずつ、以下各守備位置、そして指名打者、監督からそれぞれ1名を選出する。これは結構迷うような難しいような。現役から選ぶか、歴史を通して選ぶか、自分の好み、あるいはリアルタイムで観ていたとか、人によって基準はバラバラである。最終的には数で選ばれるわけだが、誰が良くて誰が悪いということではなく、ベストナインは人それぞれにある。

・・・ということで、まずはオリックス・バファローズから行ってみるが、これは旧阪急、ブルーウェーブ、旧近鉄合わせての選択である。よくこの手の企画や書物では、現在のバファローズは阪急~オリックスの系統に入れられていて近鉄は無視とか、あるいは近鉄~楽天イーグルスという色分けをしたりというのがあるが、この企画では阪急系、近鉄系を一つで取り扱っており、楽天は楽天単独で扱っている。まあ、歴史としてはそういう扱いである。

こうなると、早速選手選びに悩む。復刻イベントで流れる「Legend of B’s」の映像でも錚々たるメンバーが登場する。それらをダブらせながら選択する。入力は守備位置だが、ブログでは打順込みで並べてみると・・・・

中:福本豊
二:大石大二郎
右:イチロー
一:ブーマー
左:ローズ
D:ブライアント
三:中村紀洋
捕:梨田昌孝
遊:水口栄二
先:山田久志
抑:山口高志
監:西本幸雄

・・・これでも結構悩んだところだし、選んだところで現在のバファローズファン諸氏からツッコミは入ることだろう。上にも書いたようにベストナインは人それぞれであるが、本当にこれでベストなのかという思いはある。投手にしても近鉄の永久欠番・鈴木啓示もいれば野茂英雄、勝利数歴代2位の米田哲也もいる。外国人でもマニエル、マルカーノとか・・・。

新旧問わずと言いながら今のオリックス・バファローズの選手がおらんやんけ?というお叱りはあるかもしれない。確かにエース金子千尋、主力の糸井嘉男といったところはスター選手である。ただ、金子千尋は往年の投手に比べれば実績はまだまだだし、糸井もバファローズ3年目。上記の外野に割って入るにはまだまだ足りない。

ベストナイン(プラス指名打者、抑え投手、監督)だから厳しいのかな。これが枠を広げて「ベンチ入り25名を選ぶ」となれば、いろいろと選択肢が広がるだろう。まあそれはまたヒマな時にでも。

・・・せっかくなので他の5球団も選択してみた。それらについてはまた次以降の記事で・・・・。

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『あしたになれば。』

2015年02月15日 | ブログ
羽曳野市、太子町、そして藤井寺市が舞台となる映画が14日に全国先行公開されたということで、15日にあべのアポロシネマで鑑賞してきた。

タイトルは『あしたになれば。』。大阪の「南河内市」を舞台として、ぶどう畑に囲まれた土地を舞台に、高校生たちのひと夏を描いた物語である。

大阪を舞台にした映画というのはこれまでたくさんある。ただその多くは大阪市内とか、新世界とか、いわば市の中心部であり、南河内が舞台になるというのはそうあるものではない。本作品の三原光尋監督は大阪芸術大学でも教鞭を執っているそうだが、そのこともあり、3市町にオファーする形で実現したとのことである。

ストーリーは、ふとしたことから地元の高校生たちが地元の町おこしのグルメコンテストに参加することになり、その中での友情や初恋を描いたものである。話の展開は実際に作品をご覧いただくとして、普段何気なく見ている景色が舞台になったり、本当にご近所の葛井寺や藤井寺駅前商店街もロケ地で登場していたりと、スクリーンを通して見ると何だか妙な、それでも親しみ、面白さを感じる。一方で、近所でも知らなかったスポットや景色も多く、逆に新鮮味も感じた。

また、東京から転校してきたという設定のヒロインはともかく、他の高校生たちも河内弁が自然に出ていて、本当にその辺を歩いている南河内の高校生の物語らしかった。

若手俳優たちが主人公の映画にあって、それを締めるのがベテランの俳優たち。その中でぶどう農家の主人公の父親役を赤井秀和さんが務めているのだが(まさに、河内にぴったりですな)、映画の姿はまさに「中年のおっちゃん」そのもの。

赤井さんと言えば、最近ジムの「ライザップ」のCMで、ぽっこりしたお腹、元気のない表情をしていたのが2ヶ月で筋肉ムキムキに、はつらつとした表情に変身するというので出ていたが、映画を観て思ったのは、元々ボクサーなのだから筋肉質に戻すのは難しいことではなく、むしろ役作りでわざと太っていたのではないのかという気がする・・・。

舞台挨拶の会を観られればよかったのだがそれは叶わず、夕方の部でゆったりと観た。観客は高校生、大学生もいたが、いかにも近鉄沿線に住んでいそうなおっちゃんやおばちゃん、お年寄りの姿も結構見られた。その辺が微笑ましく感じた。

まずは地元大阪(それも、近鉄あべのというのがいい)から公開して、この後は全国の主要都市でも公開されるとのことである。普段なかなか注目されることの少ない「南河内」というものに、ぜひとも皆さん触れていただきたいものである・・・。



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