・・・タイトルは、単に前日のものをひっくり返したものということで・・・。
29日は、昼夜と野球で盛り上がったことである。
まず昼は、大正ドームで開幕した社会人野球日本選手権。勤務先企業の出場ということ球場スタッフの一員ということで行っていたのだが、役割分担の配置の関係で、試合開始後はグラウンドに近いところにいた。一般の観客のように応援用のスティックを叩くとか、普段のバファローズ戦のように選手を野次るとか、ましてや観戦のお供にビールを飲むということはできないのだが、そうしたところで接戦を目にすることができた。試合は終盤でようやく挙げた1点を何とか守りきり、初戦突破。ただ次は今大会の優勝候補の一つにも挙げられている、社会人を代表する強豪チームとの対戦だけに厳しいところだが・・・。
そして夜は日本シリーズの第6戦。いろいろとあったが終盤にファイターズがビッグイニングを作り、見事にカープを下しての日本一である。パ・リーグ代表としてあっぱれ。それも広島で決めて、大勢のカープファンを黙らせたのが溜飲が下がる思いである。
前の記事にも書いたのだが、広島は私にとってもつながりがあるところなので、カープに頑張ってほしいところではあった。ただ、シリーズを見るに連れて、複雑な気持ちが出てきたのも確かである。25年ぶりのリーグ優勝は祝福するところだし、広島在住時は「市民球場で日本シリーズを」という思いはずっと持っていた・・・。
一方で、優勝したからかどうか、カープが「与党」のような雰囲気になったことにどこか違和感を持っていたし、全国どこに行っても「カープが日本一になるのが当然」という雰囲気に、その当時のことが思い出されたのも確かである。
広島という街、地元球団なのだからカープを応援するのは当然として、テレビ、ラジオもカープびいきで、それに付随して巨人や阪神についてあれこれ語られるが、パ・リーグというのは全く無視された存在であった。近鉄バファローズのファンというだけで変人扱いされるのは仕方ないとして、広島の人たちが、巨人や阪神をライバル視する一方で、パ・リーグというのはセ・リーグの下部組織、マイナーな存在としてしか見ていないのを感じていた。
思い出されるのは、ある年、広島の居酒屋で飲んでいて、パリーグの優勝争いが決まろうかという試合を珍しく中継するという場面にあった。ただ、テレビを見ていた常連とおぼしき親父が「何じゃパ・リーグか。こんなんどうでもええけえチャンネル変えてえや」と言い、店の大将も「カープじゃないけえ」と言ってチャンネルを変えて、どうでもいいバラエティ番組を流したことがある。広島にあっては、パ・リーグなどプロ野球として認められていないのだなという厳しい現実に遭い、屈辱を感じたものだ。現在のように交流戦もなかったから仕方なかったのかもしれないが・・・。
広島を離れて12年になるが、これまで自分でも気にしていなかったことが、このシリーズの中でふつふつと湧き上がってくるのが自分でも不思議に思った。上記のことを思い出したのもその一つである。このシリーズ中継のテレビもほとんどがカープ目線での放送だったのがきっかけだったのかもしれないが。
・・・まあ、それはさておき、ここまで接戦を展開した両チームには拍手である。そして、その中でパ・リーグ代表として見事に勝利を収めたファイターズにはより大きな拍手。おめでとうございました!
29日は、昼夜と野球で盛り上がったことである。
まず昼は、大正ドームで開幕した社会人野球日本選手権。勤務先企業の出場ということ球場スタッフの一員ということで行っていたのだが、役割分担の配置の関係で、試合開始後はグラウンドに近いところにいた。一般の観客のように応援用のスティックを叩くとか、普段のバファローズ戦のように選手を野次るとか、ましてや観戦のお供にビールを飲むということはできないのだが、そうしたところで接戦を目にすることができた。試合は終盤でようやく挙げた1点を何とか守りきり、初戦突破。ただ次は今大会の優勝候補の一つにも挙げられている、社会人を代表する強豪チームとの対戦だけに厳しいところだが・・・。
そして夜は日本シリーズの第6戦。いろいろとあったが終盤にファイターズがビッグイニングを作り、見事にカープを下しての日本一である。パ・リーグ代表としてあっぱれ。それも広島で決めて、大勢のカープファンを黙らせたのが溜飲が下がる思いである。
前の記事にも書いたのだが、広島は私にとってもつながりがあるところなので、カープに頑張ってほしいところではあった。ただ、シリーズを見るに連れて、複雑な気持ちが出てきたのも確かである。25年ぶりのリーグ優勝は祝福するところだし、広島在住時は「市民球場で日本シリーズを」という思いはずっと持っていた・・・。
一方で、優勝したからかどうか、カープが「与党」のような雰囲気になったことにどこか違和感を持っていたし、全国どこに行っても「カープが日本一になるのが当然」という雰囲気に、その当時のことが思い出されたのも確かである。
広島という街、地元球団なのだからカープを応援するのは当然として、テレビ、ラジオもカープびいきで、それに付随して巨人や阪神についてあれこれ語られるが、パ・リーグというのは全く無視された存在であった。近鉄バファローズのファンというだけで変人扱いされるのは仕方ないとして、広島の人たちが、巨人や阪神をライバル視する一方で、パ・リーグというのはセ・リーグの下部組織、マイナーな存在としてしか見ていないのを感じていた。
思い出されるのは、ある年、広島の居酒屋で飲んでいて、パリーグの優勝争いが決まろうかという試合を珍しく中継するという場面にあった。ただ、テレビを見ていた常連とおぼしき親父が「何じゃパ・リーグか。こんなんどうでもええけえチャンネル変えてえや」と言い、店の大将も「カープじゃないけえ」と言ってチャンネルを変えて、どうでもいいバラエティ番組を流したことがある。広島にあっては、パ・リーグなどプロ野球として認められていないのだなという厳しい現実に遭い、屈辱を感じたものだ。現在のように交流戦もなかったから仕方なかったのかもしれないが・・・。
広島を離れて12年になるが、これまで自分でも気にしていなかったことが、このシリーズの中でふつふつと湧き上がってくるのが自分でも不思議に思った。上記のことを思い出したのもその一つである。このシリーズ中継のテレビもほとんどがカープ目線での放送だったのがきっかけだったのかもしれないが。
・・・まあ、それはさておき、ここまで接戦を展開した両チームには拍手である。そして、その中でパ・リーグ代表として見事に勝利を収めたファイターズにはより大きな拍手。おめでとうございました!