まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

イチローが引退表明

2019年03月22日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
メジャーリーグの日本開幕試合をテレビで観ることはなく、「何か、試合やってるみたいやで」というくらいでニュースを見ていたのだが、21日のアスレチックス戦を最後に、マリナーズのイチローが引退を表明したのには驚いた。記者会見の模様は22日朝のニュースで見たのだが、この人にもその時が訪れたのだなとしんみりする。

ブルーウェーブ時代のイチローを観たのも随分昔のことだ。近鉄ファンの私は藤井寺や日生球場の試合での観戦だったが、イチローの人気で両球場が満員になったのに驚いた。その中で、1995年、「がんばろう神戸」で快進撃を続けたブルーウェーブ・佐藤義則の当時最年長でのノーヒットノーラン達成を藤井寺でナマ観戦したのも思い出である。

その後の活躍は目覚ましいもので今さらここで触れないが、私と同じ1973年生まれの学年(実は誕生日も近い)にはNPBで活躍したそうそうたる選手が並ぶ中、45歳という年齢まで現役を続けたのは凄いとしか言いようがない。この世代には中村紀洋、松中信彦、小笠原道大、石井一久、三浦大輔などに見られる個性派選手が揃っていたのが特徴だが、やはりイチローが最たるものだろう。

シーズン始まったばかりの3月で引退というのは、本人は意識してないだろうが「平成」の終わりを実感することでもある。この1年、さまざまな方の引退や逝去が時代の移り変わりに重ねて報じられたが、今回の引退表明はその最後を飾るかのようである。そのくせ記者会見で淡々としていたのはイチローらしい、平成らしいと思う。

イチローには改めて国民栄誉賞の打診もあるだろう。過去に辞退したが、現役引退した今なら受けるのかな。ただその時は、抱き合わせでもいいから野茂英雄にも授与してほしい。投打でメジャーリーグへの風穴を開けたわけだし。

ともかく、お疲れ様でした。ありがとうございました・・・。
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