まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第12回中国四十九薬師めぐり~糸崎駅前にて前泊

2022年06月17日 | 中国四十九薬師

6月11日、広島新四国八十八ヶ所めぐりの光政寺を訪ねた後、国道2号線まで出る。三原バイパスを通り、道の駅「みはら神明の里」に立ち寄る。三原の市街地や筆影山、しまなみ海道を眺めるが、この日曇っているのは残念である。翌日の快晴に期待したい。

この日の宿泊は、道の駅から見下ろしたところにある糸崎駅前の「ホテルAZ広島三原」。尾道、三原の中間であるし、駐車場の心配もいらない。ただそれよりも泊まろうと思ったのは、JR西日本の岡山、広島両支社の境界にある糸崎駅の構内に隣接していること。山陽線でここを通過する時、駅近くのロケーションというのが気になっていた。

ネット予約時に「線路側」と指定していたためか、糸崎駅構内を部屋から見渡せる。また、糸崎倉庫などの向こうには瀬戸内の眺めだ。糸崎は運転区間の境界ということもあり、岡山側の黄色一色の国鉄型車両と広島側のステンレスに赤帯の車両が同居する。そこに貨物列車も通過する。正に「トレインビュー」が楽しめるところ。

ただし、糸崎駅周辺にはこれという飲み屋はないようで・・。それも踏まえて、1階レストランでの2食つきプランにした。別途990円で90分アルコール飲料飲み放題をつけることができる。

チェックイン時、この日は団体の宿泊があるため、夕食・朝食の時間をずらすよう案内もあったが、レストランのオープンに合わせて入る。食事はバイキング形式で、飲み放題プランの客にはジョッキが渡され、サーバーからセルフで注ぐ。

はたして開店直後から、部活動での利用らしい高校生たちが次々にやって来る。料理が濃くボリュームある品々なのも、こうした層をターゲットにしているようだ。ホテルAZはかつて松山で利用したことがあるが、その時も部活動の団体利用があった。ホテルの営業方針なのだろう。またしばらくすると、東南アジアからの技能実習生らしいのが大勢入り、店内も賑やかになる。そんな中、サーバーからの生ビールに始まり、リキュールやウイスキーをサーバーの炭酸水で割ってみたり、セルフなのをいいことに意地悪くちびちびやる。

それで部屋に戻ったが、目の前に列車が行き交っているのを見ると、やはり乗ってみようという気になった。糸崎から1駅、尾道まで往復しよう。

乗るのはこれも国鉄型の213系。さすがに日が沈んだ後で外の景色は見えない。

尾道着。駅からすぐの尾道水道まで行く。この時間はまだ向島との渡船も動いている。しばらく夜の景色を楽しみ、糸崎に戻る。

あとは部屋でくつろぎ、ベッドで横になったが、時折目が覚めることになった。そのきっかけはやはり貨物列車。そりゃ、糸崎駅構内間近なら列車音は当然である。そのたびに窓辺に向かって外を眺める。ええ年して何をやっているのやら・・・。

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