世間はお盆休みの最終日ということで、高速道路などはUターンラッシュで混雑しているというニュース。
さて私だが、本当であればどこかに出かけようと思っていたのだ。しかし朝起きてみればそとは雨。それもしっかり降っている。出かけるなら早朝に出ることにしていたし、もしダメなら今日でなくてもよいという程度のものなので、もう少し寝る。次に起きた時には雨も上がり、晴れ間すら見えてきた。まあいい、今日は近所でのんびりと過ごすことにしよう。
さて、「どこかに出かけよう」というのは、この時期おなじみの「青春18きっぷ」を利用してのことである。
先日入院していた折、各種検査の合間にはほぼ毎日、糖尿病の知識に関する講義やらウォーキング、エアロバイクを中心とした運動療法(運動の習慣のきっかけにするとともに、運動の前後の血糖値の動きを検査する目的もある)などの時間があった。これまでの記事にその内容の一部も反映させているので内容は省略するが、患者にお年寄りが多いせいか、簡単な言葉でわかりやすくというもの。もっと詳しく知りたい人は自分で勉強しなさいという内容だ。ただ、子供のころから勉強が好きだったのか、勉強嫌いがそのまま大人になったのか、お年寄りの世代を見てもよくわかるものだ。
さてそれらの時間を除けば結構自分の時間というのができる。多くの患者さんは散歩に出かけたり、買出しに出かけたり、他の病院に出向いたりと結構動く。私も自宅が近いこともあり、入院生活も落ち着いたころから少しずつ籠城戦の荷物を持ち帰ったり、散歩や買い物に出かけたりもした。
その中で、私が入院した次の日に同室にやってきた、私と同年代の患者さん。何でも「転職活動中」ということで、健康診断を受ける中で糖尿病であることが判明したという。この方も時間の合間を見てハローワークや面接試験に行ったり、病室でもパソコンで情報収集や履歴書作成などを行っていた。これから転職活動を行う中で、ただでさえ不況で企業の採用も抑えられているうえに、糖尿病というのは大きなマイナス要因となりはせぬかと心配である(それは今後のわが身を考えても同じことがいえるのだが)。結局私のほうが先に退院したのでその後どうなったかはわからないが、従業員の健康に理解のある、環境のよい会社にめぐり会えることを願いたいと思う。
話を私のほうに戻すと、空いた時間はワンセグでテレビを見たり、文庫本や新書を結構読破したのだが(このうち、いずれこのブログでも紹介するものもある)、中でも時間つぶしに重宝したのはJRの時刻表である。
このブログでも紹介した「週末鉄道紀行」でも著者が自分の時間に時刻表を広げるくだりがあるが、今回私が病室に持ち込んだのは、関東以西を中心とした携帯用のもの。実際に自分が出かけるということを前提に、まあ行くとしても日帰りか長くて1泊2日で回れる範囲ということになればこれで十分である。乗り継ぎプランをノートに書き出していると「どっか行きはるの?」と看護師あたりから声をかけられる。
こうしてできたいくつかのプランの一つを試みようかと思っていたのだが、最初に書いたような理由でこれは日延べ。まあ、逃げはせんからまた別の機会で構わないのだが・・・。
さらにできたデスクプランは、「大阪近郊区間の大回り乗車」。「120円」では行けないが、おそらくこれが最長距離ではないかという区間は、福知山線の塚口駅(私の自宅からも近い)から兵庫、大阪、京都、滋賀、三重、奈良、和歌山と2府5県を回ってJR東西線の加島駅に至るというもの。早朝6時に出発して、もちろん途中下車はできないが、乗り継ぎ列車の待ち合わせを含めても加島には22時過ぎくらいに着ける。いずれ、このブログにも連載することになるかな。
・・・とまあ、こういうことも楽しみとしつつ、これからの生活をまた充実したものにしたいものなのである・・・。