ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

サンタツアー

2008年12月06日 | 音楽とわたし
昨日のクリスマスツリー点灯式に引き続き、町のお楽しみイベントのサンタツアーがありました。
朝10時に、バンドマネージャーのバーバラの家に集合し、そこからバスに乗り、町の南端から北端までの4カ所で演奏します。
今年は去年みたいに寒さがキツくなければいいけど……みんな祈るような気持ちでバスの窓から空を見上げていました。

今年初めてこの行事に参加した大学生の女の子。
指先だけをちょん切った黄色い軍手をはめていたのだけれど、やっぱり充分ではなかったんでしょう、何度も息を吐きかけていました。
わたしはちょっと着膨れし過ぎたのか、胸の真ん中を汗が流れ落ちる始末……。これじゃ余計に風邪ひくよ。やれやれ。

吹き始めはほんの数人だった観客も、曲が進むにつれて続々と集まってきます。
これってなんかと似てるよな……ああそうや、チンドン屋さん!
そういえばチンドン屋さんには必ずクラリネット吹きがいました。
なんだか楽しくなってきて、寒さ避けのためにも、リズムに合わせて体を動かしながら吹きました。

仕事が思ったよりも早く終わった旦那が、最後の演奏場所の教会にやって来てくれました。
携帯で撮ったので分かりにくいですけれど、少数精鋭、寒さにもめげずに頑張る我々の姿をご覧あれ。







この後、だんだんに人が増えてきて、そこにウゥ~ウゥ~とサイレンを鳴らす消防車に乗ったサンタクロースが登場!
サンタクロースに敬意を表すべく、サンタソングを数曲演奏し、今年の我々の役目も終わりました。

すっかり冷えた体を温めるため?イタリアンレストランにてワインで乾杯。これが楽しみで毎年参加するメンバーも少なくありません。
わたしはこの後、ずうっとずうっと前から計画していたコネチカットお泊まり旅行が控えていたので、皆よりずっと早くおいとましました。

家に戻り、昨日から作っておいたポットラックディナー用のお鍋を温め直し、シャワーに入りながら洗濯をし、パジャマや洗顔道具をバックパックに詰め込み、いざいざ出発!我ながら凄い早業?!

途中の高速で、それまで調子良く走っていたのに、急にどの車線の車もブレーキを踏み出しました。やばい!事故かな?と思っていたら、
なんとまあ、追い越し車線の向こうの路肩を、モウモウと煙を出しながら、運転席側をベコベコにへこませた車が逆走してくるではありませんか!
運転手は大丈夫そうだったけれど、ハンドルを握る両腕はまっすぐ伸びて硬直し、目つきも尋常ではありませんでした。
いったい何があったんだろうとゆっくり進めていくと、変な所に巨大なトラックが止まっていました。もしかしたらあれとぶつかったのかな。
ほんとに、事故はいつ起こるか分かりません。その場に居合わせるか居合わせないか、その瞬間を選ぶことはできません。
守ってくださってありがとうございましたと、心の中で手を合わせてお礼を言いました。

その後は何事も無く、予想通りの時間でコネチカットに到着。
S太さん&K子ちゃん夫婦、そしてホストファミリーJくん&K子ちゃん夫婦、1才3ヶ月、4才、5才の4人の可愛い女の子達と一緒に、
それはそれは美味しい夕飯を、にぎやかに、楽しくいただきました。
ちなみに、メニューはというと、
海老チリ、酢豚、鶏肉カレー風味、鮭の南蛮漬け、ひじきの七目煮、胚芽玄米。
男性軍はアメリカ人2名と、アメリカ育ちの日本人1名。
女性軍は関西人3名(若干1名、自分は関西人ではないと言い張っておりますが……まああとしばらく放っとくことにしましょうかね)。

よく食べよくしゃべりよく笑う。
これほど幸せなことはありません。
すてきな時間をありがとうね。

コメント
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