ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

餃子

2008年12月29日 | ひとりごと
今日はミツワにおせちの材料の買い出しに行ってきました。
↓この写真は季節が違うので、懐かしい緑の葉っぱが見えます。
ちょっとけったいな外見だけど、この建物は、この周辺に住む日本人にとってはメッカそのもの。



中はえらい人でした。買いたい物はやはり同じらしく、かなり品薄になっていました。
市販のおせちセットを横目でチラチラ、買うたら楽やろなぁ~なんて思いながら値段を見ると……と、とんでもない、高過ぎですがな。
ほんの一口で終わってしまいそうな昆布巻きや栗きんとん、たった一巻きの伊達巻き、たつくりだってちょいちょいと甘辛く炒ったらいいだけなのにこの値段。
まあ、パクパク食べたいのはわたしの勝手なんだから、そのための労力を厭わないこと、ですね。頑張ります。

さて、今日は年末年始の食材ということで、いつもよりお金を使ってしまいました。
クリスマスもだんだんわたしの中で大きな存在を占めるようになってきたけれど、やっぱりそれでも年越しと元旦は特別!
1年にたった1回の特別な日のために、まあこれぐらいの散財は許してもらおっと。

今夜は息子Tの手作り餃子をいただきました。
なかなか真剣な顔して焼き具合を見ているT。さてさて、お味のほどはいかがかな?



焼き上がり!なんともあっちこっち向いてる餃子くん達。でも、かなり美味そう。



米酢と醤油、それからラー油で作ったタレをつけ、口の中に頬張ると、カリカリっとした食感も香ばしい、とても美味しい餃子でした。花丸です!
ビールも美味かった!ごちそうさん!

それにしても、こんな日が来るなんて……と、小さなことではあるけれど感動しました
寮に入っていた去年までは、やっぱりまだ完全に自立してなくて、帰省していてもやっぱり繭の中に保護されている幼虫っぽかったけれど、
アパートに移り住んでからの彼は、足が地面にしっかり着いて、目と心が実世界とつながったような気がします。
それはとても細かい所にまで変化をもたらしました。目の中の光や体の動きが以前と違ってきました。
ひとりの大人として、まだまだ扶養されている状態ではあるけれど、やってもらってきたことのいくつかを自分でやることになって、彼なりに気づいたようです。

餃子の味は、そんなしみじみとした嬉しさも混ざって、余計に美味しく感じられました。旦那も嬉しそうでした

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屁こき虫

2008年12月29日 | ひとりごと
あ、これは別にうちの旦那のことではありません。本物の、亀虫(屁こき虫)のお話です。

ペンシルバニアにある旦那の実家は、丘のようになだらかな山をいくつも越えた所にあります。

遠く離れたお隣の家では二頭の牛さんと馬さんが、自家製の柵に囲まれた芝生の上でのんびりと暮らしております。

いったいどこまでが両親の家の土地なのか尋ねると、いつも決まって遠くを指差し、あの小川の向こうの林を抜けたとこらへんと教えてくれるのだけど、まだそこまで歩いて行ったことがありません。結構な距離のハイキングになりそうです。

そういう場所なので、鳥やら虫やら動物やら、出会いのチャンスは豊富です。

今年、クリスマスに行くと、新しい秘密兵器が登場しました。
名付けて『屁こき虫吸い込み器』

見た目は、片手で扱える卓上掃除機とそっくり。半透明の白いボディと枠取りの青い色目も爽やかです。
ところがところが、よくよく見ると、透けて見えるボディの真ん中辺りに、何やら白い塊が2つ……なにこれ?

虫嫌いで有名なリンデンが、その掃除機片手に窓や壁を厳しくチェックし始めました。
「あ、いた!」
ブォ~~~ン!
「あ、ここにも!」
ブォ~~~ン!

すごい!屁こき虫が吸い込み口から吸い込まれた瞬間、なんとも言えない臭いが一瞬だけ発生しました。
昭和時代が思い起こされるモスノーの臭いと屁こき虫のガスが混ざり合った臭いです。
いったい誰が考えついたんでしょうね。
目には目を、臭いものには臭いものを、屁こき虫にはモスノーを。
写真、撮っとけば良かった……。

でも、中身が見えるんですよね~。わざとかなあ……。あのおびただしい量の屁こき虫の死骸……写真であっても見たくないかも……
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