ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

クリスマスツリー点灯式

2008年12月05日 | 音楽とわたし
猛烈に寒かったけれど、心はホコホコした式でした。
お立ち台の周り中に、かぶりつきでしがみつきながら、演奏するわたし達をジィッと見つめる子供達。
知っている曲になるとピョンピョン飛んだりダンスしたり、元気いっぱい楽しんでくれました。

この寒さにもかかわらず、大勢の人達が広場に集まって、手袋のパクパクという音をたてて拍手してくれました。
お立ち台のすぐ横には巨大なクリスマスツリー。
毎年、町のどこかの家が寄付してくれた木に、シンプルなライトを飾り付けるのだけれど、どうやって育てたんやろ?と空を見上げるほどのデカさです。

式はまずわたし達の演奏から始まり、そこに町の合唱団が加わってクリスマスソングを歌い、そして市長さんの挨拶。
だいぶ盛り上がってきたところで、市長さんがカウントダウンの音頭をとって、みんなで10から数えて点灯

興奮しまくる子供達。「MUSIC!MORE SONGS!」
そいじゃいくでぇ~とばかりに演奏をし始めると、今度はとなかいじゃなく消防のはしご車に乗ったサンタクロースの登場です!
もうこうなったらたまりません。子供達はいっせいにサンタさんのところに駆け寄り、
残った大人達が子供達の陣取っていた所に立って聞いてくださいました。

タウン誌の記者が取材に来て「この町に住んでる人は手を上げて」って……それってこの町に住んでる者だけ写真に撮るってこと?変なの?

この町に住んで8年半。去年の春の誕生日に『半世紀スペシャル』のプレゼント、クラリネットを買ってもらってからグイッと親密度が増しました。
コミュニティバンドに入ってから、名前通り、コミュニティに密接した行事に参加することが多くなったので、
この町のいろんな人と知り合い、いつもは通り過ぎていただけの家や道ばたや店の中に入ることができました。

出不精に人見知り。どうしようもないこもり癖のある質なので、こういうある意味強引な団体に身を置くのは必要なのかもしれません。

さて、明日ははしご車のド派手なサンタさんとどさ回り興行です。
あのちょんぎり手袋、なかなか良かったです。上半身が少し冷えたので、明日は更に薄手の長袖を足すつもりです。

WE PLAY AT
10:45am at South End Center
11:15am at the Walnut St Train Station
11:45am at Watchung Plaza
12:15am on the steps of the church at the corner of Valley Rd and Bellevue Ave.

いや、こんなん近所に住んではる方でないとお伝えしてもしゃあないのですけど、念のため、もし読んでくださってる中に小さなお子さんがいらっしゃる方がおられましたら、どうぞおいでくださいませ。
サンタさんから、ちっちゃなプレゼントもありますよ。
あったかい格好してきてね
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伴奏とひとり寝

2008年12月05日 | ひとりごと
今朝は8時45分から伴奏バイトの仕事がありました。
目覚ましを7時にかけ、シャワーに入り、朝ご飯をゆっくり食べました。

昨日、伴奏をしている高校の指揮者ダリルが、「ハイこれ」と言って、なんでもないような顔してわたしの手に渡した楽譜、実に9曲。
「本番はいったいいつなん?」と聞くと、「2週間ぐらい後」と言う彼。
なんでちゃんとした日を言えんのよ、あんたっちゅう男は!
「あ、この中のこれとこれとこれは、明日練習するからよろしく」
また始まった……。やっぱり、前からもらってた6曲はほんの1部やったのね

警察に捕まった後だっただけに、イライラ感も募り、即、すごい勢いで全曲コピーして、いつもの譜めくり便利楽譜ノートにガンガン貼付けました。
それを今朝持ってって、3曲ともほぼ完璧に弾いたら、
「ほぉ~、やるじゃん」とダリル。おのれぇ~、確信犯

ま、もう知り合ってから4年も経っているんだし、こんなことは日常茶飯事で、下手すりゃ本番でいきなりなんかやらされたりするし、
けれどもなんだか憎みきれないキャラクターのポンポコたぬき腹のダリル。
喉がかなり痛そうなので、いいツボ教えてあげようかなあ、と思ったけれど、前に一度そういう話をした時に、
「そういう種類の話を信じる男やと思ってるんか?」とニヤニヤしながら言われたので、やっぱやめときました。

相手に応じて、会話の内容ってもんは変えられなきゃね、大人なら。

さて、全然話は変わりますが、ただ今我々夫婦、家庭内別寝を続行しております。
といっても、別に喧嘩しているわけでも(頻繁にしてるけど)、愛想が尽きたわけでも(時々尽きてるけど)ありません。
息子Tと友達がこの家に居た時に、旦那とわたしは寝る部屋を寄付して、旦那の診療室に移動してました。
わたしはクィーンサイズの空気ベッドに、旦那は空気ベッドが苦手なので、カーペットの上にいろんな物を敷いて、いろんな物を被って寝ていました。
息子Kが大学に戻り、わたしは当然のように自分の寝室に戻ったのだけど、あれ?旦那はまたキャンプ的寝床で寝ようとしています。

「なにやってんの?」
「えっと、その、僕、こっちの方が好きかも」
「好きかもって、ここでこれからも寝るってこと?」
「いい?」
「いいって聞かれても……そんなん個人の好みやし」
「まうみは?」
「もちろん自分のベッドに戻る」
「ふ~ん。ひとりでも大丈夫?」
「大丈夫ってあんた、それの方がよっぽど……(←わたしの心の中)」
「なんかやけに嬉しそうに見えるけど」
「そ、そ、そんなあ~た、誤解ですわ、おほ、おほ、おほほほ」

ってなわけで、かれこれ1週間、別々に寝ているのであります!
こんなこと、この16年半間で初めてのことです。あの心地良い、広々とした独り寝の感覚を味わってしまった今のわたしに、
また一緒に寝よ~といつかは言い出すだろう旦那を、迎える勇気があるかどうか……かなり疑問です。

いろいろ敷いてます。毛布やらソファのカバーやら、ヨガマットやら。
枕のカバーは彼1番のお気に入りTシャツ。やたらとヒッピーっぽい旦那。というか、日本の武士(浪人の方か?)やったかも……。


旦那の嫌いなネル地のシーツも使えてほっかほか。湯たんぽもしっかり入れて極楽極楽!


コメント (2)
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