ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

油断大敵

2010年01月16日 | ひとりごと
昨日行くはずだった『H Mart』の名前でこの地域では有名な、コリアンマーケットのチェーン店に行ってきました。
1ヶ月に2回ぐらいの割合で行く、アメリカに住む日本人のメッカ『ミツワ』の近くにまた新しく開店したというので、嬉しがって行ってみたのでした。
いつも行く、別の場所にある『H Mart』から、わずか10分ぐらいしか離れていない所にあること、新しいけれど、品揃えと量は馴染みの店の方が良いことがわかり、ちょっとがっかりしましたが、中のパン屋さんがとてもいい味(試食しまくり)だったので良しとしましょう。

今日はジェーンが久しぶりに遊びに来るし、明日は日本人妻(しかも全員関西系人)とアメリカン夫カップルの集いがコネチカットであるということで、
集いのホストをしてくれるK子ちゃんから、「まうみは筑前煮!」とのご希望をいただいたこともあり、こうなりゃついでだ、今日と明日の分、一緒に作ってしまお~と思い、大人15人分の筑前煮を作るべく、材料の仕入れに行ってきたのでした。

おっきな鍋をふたつ用意して、ごま油(また出た!)で鶏のもも肉を炒り、そこに牛蒡、蓮根、筍、人参をドバッと入れて炒め、戻した干し椎茸(これもK子ちゃんからのご依頼通り、生を使いませんでした)、湯煎して千切った蒟蒻を足してひと回し。
椎茸の戻し汁と醤油と味醂と酒で味を整え、あとはただ煮えるのを待つのみ。
……のはずでした……。

ところが、野菜を切りながらジェーンとしゃべりまくり、材料が鍋に全部おさまったところで、ジェーンとわたしはピアノ遊びに。
連弾やら2台ピアノ曲を、初見できゃあきゃあ言いながら弾いているうちに……台所のガスコンロの上では、とんでもないことが起こっていたのでした。
火が強過ぎたのでした……
しかも、早くピアノを弾きたいばかりに、味付けをひじょ~に中途半端にしてしまっていたのでした

とりあえず応急手当てをして、なんとか今夜の食事には間に合わせたものの、明日、こんなのを持って行くわけにはいかん!と落ち込むわたし……。
主婦歴合計30年を誇る、しかもおばあちゃんのお惣菜にはそれなりの自信もあるこのわたしが、なんたること!!凹みました。
でも、材料はもうすっかり使ってしまったし、今さらまた一からなんて気力もありません。
仕方がないので、野菜の旨味がしみ込んだ汁をほとんど捨て(もも肉からの油でギトギト?!)、ダシを取って味を付け直した汁に野菜を移し替えました。
人参はほとんど溶けてしまい、他の野菜にくっついています。見た目も全然良くなぁ~い!
明日のみんなぁ~、今からごめんって謝っときまぁ~す!ごめんなさぁ~い

焦りまくっていたからか、味見をしようと、コンロのゴトクのすぐ隣に置いてあったスプーンの柄を握ったら、そりゃもうチンチンに熱くなっていて、



がぁ~~~ん久々のちょいとキツい目のやけどです。
急いでアロエ救急隊に助けを求め、ただ今治療していただいている最中です。
でも、幸いなことに、どちらの指もピアノの鍵盤に当たらない所がやられたので、練習には差し支えなさそうです。

やれやれ……何年料理を作ってるのやら……。


P.S.
明日の集いの、アメリカン夫グループの中に、お一方日本人の男性がいらっしゃいます。
けれども彼も、こちらでの生活が長い人で、感覚的にはアメリカンに近いかもしれません。まだほんの2回しかお会いしたことがないのですが……。
明日はマサチューセッツ州、コネチカット州、ニューヨーク州、ニュージャージー州の5家族が一同に集まります。
アメリカン夫達は、それぞれに日本での暮らしを経験した人達ばかり。6人の赤ちゃんから6才までの女の子達は、うちとは違って両方の文化の遺伝子を持って生まれてきた子達です。
明日は久々に(多分1年以上ぶりに)、声も枯れんばかりに、関西弁でしゃべりまくりたいと思っています。楽しみやな~!
コメント (12)
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