ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

春の予感

2010年01月24日 | ひとりごと
今日は久しぶりの雨降りでした。

うちから車で1時間半も離れた所からピアノを習いに来てくれている、お花の大好きな、そして唯一の日本人生徒さんのS子さんが、「先生、勝手にさせてもらいます!」と言って、いきなり園芸セットとチューリップの球根を持って来てくれて、あっという間に植えてくださったのが去年の12月。
家の前の垣根の裏側に、石で囲っただけの簡単な半円型の元花壇風の地面があって、無精なわたしがいつまでも何もしないのに我慢ができなくなったS子さん。
チューリップの花はわたしも大好きなので、遠慮なく植えていただくことにしました。
「先生はな~んにもしなくていいんですよ。暖かくなったら勝手に芽が出てきますから~」
わたしのことをよくご存知のS子さん。これから以降の世話を尋ねようとしているわたしの先手を取って、にこやかにそう言って車に乗り込んでしまいました。

それから以降、ほんとにな~んにもしていません。
一昨日まで、厳しい寒さが続いていました。
それが昨日から、少し気温が緩み、5℃?!なんていう驚異的な暖かさになりました。そして雨。
明日はなんとなんと、10℃近くまで上がるそうです!そして再び雨。
この夢のような二日が過ぎたら、また元の寒い寒い冬に戻ります。

今日はちょっと、花壇の横に座って、土の様子をじいっと見ていました。
すると、ほんの1ミリほどの、黄緑色の、それはそれはちっちゃい芽が、焦げ茶色の地面の中に見えました。
「こんにちわ。けど、慌てたらあかんよ。明後日からまた、すご~く寒くなるんやから。まだまだ冬はこれからやで」と、ひそひそっと声をかけました。
明日の雨が上がったら、上から少し、園芸用の用土のお布団かけてあげるからね。待っててね。
コメント (8)
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