ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

きれいなお月さま

2011年03月20日 | 音楽とわたし
オーディションを受けてきました。
ボロボロの演奏をしてしまい、とてもショックを受けています。
いつものように緊張はしていたけれど、それにしてもあれはないだろう、と自分でも思います。
仕上げが足りなかったのか、それとも気持ちがしっかりしてなかったのか、
今朝も新聞を読んでは悲しくなって泣いたり怒ったり、
ああ、本番の朝にわたしは何をしているんだろうと、ふと焦ったり……。

でも、やってしまったことをくよくよ思い出しても仕方がありません。
今年は去年よりも増して、とても実力者ぞろいでした。
いいコンサートになると思います。
結果は2週間後。
また来年、がんばります!


オーディションの後、合流したあさこと一緒に、ムール貝とフライドポテトがとっても美味しいベルギーバーに行って、ピンクエレファントという名のベルギー産ビールで乾杯をしました。
お腹の中はもう貝だらけ!というぐらい、お腹いっぱい食べて店を出た途端、ああ、東北の人達に申し訳ないなあ、と思ったり。

イーストリバー川のすぐ近くにある駐車場までの道を歩いていた時、あさこが急に「ああ!きれぃ~!」と叫び声をあげました。
梅蔵ちゃんが「空を見上げてみてください。とてもきれいですよ」と言ってくれていたのを思い出しました。
今日のお月さまは、スーパームーンと言うのですってね。
地球に一番近いのだそうです。
ほんとにおっきなお月さまでした。



川の畔まで行って、しばらくうっとりと眺めていました。



スーパームーンの柔らかな光が、避難所のみなさんの心を優しく包んでくれますように。


コメント (6)
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放射線から身を守るには

2011年03月20日 | 友達とわたし
朝日新聞のWeb新書に、比較的詳しい情報があったので紹介します。
緑色の部分をクリックすると、全文が現れます。
↓下記は、その中の一部を掲載しました。


福島第一原子力発電所2号機で爆発があり、周辺地域ではかなり高いレベルの放射線量が測定された。
被曝(ひばく)から逃れ、身を守るにはどうしたらいいのか。


◇放射線から身を守るには
◇窓閉め換気停止/ぬれマスクを
◇服をポリ袋へ/体を湯で「除染」
◇放射線量や風向き、ネットで公開
◇チェルノブイリ事故では…40万人が疎開/半減期30年/被曝死推計4000人
◇被曝、どう防ぐ
◇福島原発、何が起きてる?/炉の熱、下げられず
◇30キロ圏内、どうすれば?/外出避けて、窓閉めて
◇離れた場所の住人は?/雨に注意、水道は安全
◇長期的影響も考えにくい
◇放射能、体への影響は
◇放射線、なぜ怖い?/細胞の遺伝子壊す
◇がんなどのリスクは?/一度に浴びると高まる
◇高い測定値、大丈夫?/健康への影響出ない値


*放射線から身を守るには

福島第一原子力発電所2号機で爆発があり、周辺地域ではかなり高いレベルの放射線量が測定された。被曝(ひばく)から逃れ、身を守るにはどうしたらいいのか。専門家に聞いた。


*窓閉め換気停止/ぬれマスクを

Q 放射線が放出されると、何が怖いの?
A 高いレベルの放射線を浴びることだ。高いレベルの放射線を浴びると、体内の細胞のDNAが傷つけられ、細胞分裂ができなくなる。
血液の成分をつくる骨髄が最もダメージを受けやすく、白血球など、免疫にかかわる細胞が作れなくなってしまう。
 
Q 今回放出された放射線の量は、どのぐらい?
A 原発の2~3号機付近で1時間あたり400ミリシーベルトの放射線が検出された。私たちは普通に生活しているだけでも、年間2・4ミリシーベルトの放射線を浴びている。
今回の線量は、その場に22秒いるだけで、1年間で浴びる量に相当する。
ただし、近くで被曝しない限り、治療が必要なほどの健康被害をうけるリスクは高くない。
政府は付近の住民20~30キロ圏内の人にも屋内待避するよう求めた。今後、放射線量がどう変化するのか、注意する必要がある。
 
Q 放射線から身をまもるには、どうすればいいの?
A (1)放射線に近づかない(2)放射線から遮蔽(しゃへい)された場所にいる(3)時間の経過を待つ――の三つが大原則だ。

人間の体が放射線を大量に浴びることを「外部被曝」という。
放射性物質が口や傷口などを通じて体内に入り、体の内部から放射線を浴びることを「内部被曝」という。
放射性物質が身体に付着したり、吸い込んだりしないようにするため、まず屋内にとどまり外にでないことが肝心だ。
屋内にいる場合はドアや窓を閉め、換気扇やエアコンをとめて、外気を遮断する。
 
Q 避難などでどうしても外に出なくてはならない場合は?
A 帽子をかぶるなど、肌を露出させない服装をした上で、鼻や口を湿らせたマスクやハンカチで覆う。
ハンカチがなくても、トイレットペーパーを折りたたんで口にあてるといった方法もある。
雨が降った場合は、空気中に浮遊している放射性物質が雨と共に落下するので、雨にぬれないようにすることが重要だ。


*服をポリ袋へ/体を湯で「除染」

Q 体に付着したら、どうすればいいの?
A まず、服に放射性物質が付着した場合は、衣服を脱いで、ポリ袋に入れて口を縛っておく。
体に付着した場合は、ぬるま湯などで体をふいたり、シャワーで洗い流したりして「除染」を行うことが必要だ。
除染できれば、放射性物質は身体から取り除かれる。そばにいる人に影響を与えるおそれはなく、避難所などで生活しても問題ない。
 
Q 作業員らが、近くで高レベルの外部被曝をした場合は?
A かなり高いレベルの放射線を浴びた場合、白血球など免疫にかかわる血液細胞が作れなくなってしまうので、専門の医療機関で骨髄移植や臍帯(さいたい)血移植といった治療が必要となる。
ただ、よほど近距離でなければ、治療が必要なほどの被曝をする危険性は低い。
チェルノブイリ原発事故でも、強制避難は原発から30キロ圏内だった。
 
Q 内部被曝に対しては、どうすればいいの?
A 放射性物質の種類に合った薬を飲んだり、点滴したり治療が必要だ。
例えば、ヨウ素の場合は安定ヨウ素剤、セシウムならプルシアンブルー、プルトニウムなどはキレート剤を飲むか点滴する。
安定ヨウ素剤は一般に市販されておらず、自治体などが備蓄している。
むやみに飲むと副作用の恐れもあるため、避難所や救護所などで、専門家の指示に従って服用する。
そのほかの治療薬は、被曝医療が専門の放射線医学総合研究所などに備蓄されている。
 
Q うがい薬にもヨウ素が含まれているけど?
A うがい薬やのどスプレー、消毒用せっけんなど、ヨウ素が含まれている薬はたくさんある。
しかし、これらの市販品は飲んではいけない。ヨウ素以外の成分も多く含まれ、体に有害な作用を及ぼす可能性もある。
そもそも、ヨウ素が含まれる量が少なく、予防効果はない。
 
Q 放射性物質は風にのって、飛んでこないの?
A 放射性物質は、遠くなればなるほど、放射能は薄まる。ヨウ素131は空気より重いので、風が弱ければあまり遠くまで拡散しない。
現段階では、例えば200キロ以上離れた東京の人が、むやみに心配する必要はない。
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