アメリカの夏時間は、どこの国の夏時間よりも早く来る。
今日からここは夏時間。
なので、日本との時差が14時間から13時間に縮まる。
この1時間が、実はとても大きな差なのである。
14時間の時は、日本との会話のチャンスを逃すことが実に多くなる。
もうちょっとこれをやってから、あるいは落ち着いてから、などと思っているうちに、日本で暮らしている人達にとって都合の悪い時間になってしまうのだ。
それが、たった1時間差の13時間だと、比較的うまく見つけることができるようになる。
不思議なものだ。
さて、今週の土曜日に迫ったオーディション。
合わせの練習のため、サラがマンハッタンからうちまでやって来てくれた。
週末は2時間に一本しかない電車。なのに、予定してた電車に乗り遅れてしまった彼女。
バスなら1時間に二本あるので、それに乗って来るように言った。
1ヶ月ほど前に合わせた時より、かなりいい状態になっているけれど、まだ少し音が決まらない部分が残っている。
オーディションは曲全部を演奏できないことが予めわかっているので、クライマックスからテーマに戻るまでの部分を演奏し、聞いてもらうことに決めた。
エントリーしているグループは20組。そこから10組が選ばれる。
なんとか合格したいものだ。
先日の月例演奏会で、オーディションの日に都合がつかないからと、オーディション代わりに演奏したヴァイオリンとピアノのデュオ。
どちらも男性で、新しいメンバーで、そして素晴らしくうまかった。
旦那が、「彼らはすごい。めちゃくちゃうまい」と褒めまくっていた。
どうやら今回のオーディションでの、一番のライバルになりそう。
でもまあ、それはそれ、これはこれ。
わたしはこの、フランクのヴァイオリンソナタに惚れ込んで、いつか演奏できることをずっと夢見てきた。
それがどんな形であれ演奏できるのだから、それをまず喜んで、感謝しよう。
今夜も、サラとふたりで演奏しながら、彼女もこの曲に魅了されていて、演奏すればするほど幸せになることがわかった。
なんて美しい、なんていい曲なんだろう。
弾き終わった直後にいつも、ふたりそろって、はぁ~っと気持ちのいいため息が出る。
何回合わせても楽しい。
これがカーネギーの舞台でできたら、もちろんそれは素晴らしいことだけど、この曲と出会えたこと、この曲を演奏できる気の合うパートナーに巡り会えたこと、その喜びと感謝を込めて、オーディションで演奏したいと思う。
今夜は来てくれたお礼に、お好み焼きと豆腐とえのきとおあげさんの味噌汁を作った。
岡山で二年間、小学校の英語教師をしていたサラは、「めっちゃ久しぶり~」と大喜びで食べながら、岡山で食べたお好み焼きとたこ焼きの話をしてくれた。
明日からまた、マンハッタンの小学校の先生の仕事が始まる。
マンハッタンで暮らすには、小学校の先生だけでは難しいので、彼女は学校が終わってからも毎日、今度は家庭教師の仕事をしている。
だからとても忙しくて、帰りが遅くなると今度はヴァイオリンの音をたてることができなくなって、ついつい練習ができなくなってしまうらしい。
「けれども今週だけはなんとかする。がんばるからね!」と約束して、食べ残しのお好み焼きを大事そうに抱えて、サラはバスに乗っていった。
夢を叶えるために、どうしても、少しぐらい無理しても、頑張らないといけない時がある。
痛む小指にスポーツ用のテープをグルグル巻きにすると、うまい具合に固定されて、強く鍵盤を押しても痛みがかなり減ることを発見した。
旦那にも鍼を打ってもらい、漢方の処方もしてもらいながら、とにかく思いっきり演奏できるよう、頑張りたいと思う。
今日からここは夏時間。
なので、日本との時差が14時間から13時間に縮まる。
この1時間が、実はとても大きな差なのである。
14時間の時は、日本との会話のチャンスを逃すことが実に多くなる。
もうちょっとこれをやってから、あるいは落ち着いてから、などと思っているうちに、日本で暮らしている人達にとって都合の悪い時間になってしまうのだ。
それが、たった1時間差の13時間だと、比較的うまく見つけることができるようになる。
不思議なものだ。
さて、今週の土曜日に迫ったオーディション。
合わせの練習のため、サラがマンハッタンからうちまでやって来てくれた。
週末は2時間に一本しかない電車。なのに、予定してた電車に乗り遅れてしまった彼女。
バスなら1時間に二本あるので、それに乗って来るように言った。
1ヶ月ほど前に合わせた時より、かなりいい状態になっているけれど、まだ少し音が決まらない部分が残っている。
オーディションは曲全部を演奏できないことが予めわかっているので、クライマックスからテーマに戻るまでの部分を演奏し、聞いてもらうことに決めた。
エントリーしているグループは20組。そこから10組が選ばれる。
なんとか合格したいものだ。
先日の月例演奏会で、オーディションの日に都合がつかないからと、オーディション代わりに演奏したヴァイオリンとピアノのデュオ。
どちらも男性で、新しいメンバーで、そして素晴らしくうまかった。
旦那が、「彼らはすごい。めちゃくちゃうまい」と褒めまくっていた。
どうやら今回のオーディションでの、一番のライバルになりそう。
でもまあ、それはそれ、これはこれ。
わたしはこの、フランクのヴァイオリンソナタに惚れ込んで、いつか演奏できることをずっと夢見てきた。
それがどんな形であれ演奏できるのだから、それをまず喜んで、感謝しよう。
今夜も、サラとふたりで演奏しながら、彼女もこの曲に魅了されていて、演奏すればするほど幸せになることがわかった。
なんて美しい、なんていい曲なんだろう。
弾き終わった直後にいつも、ふたりそろって、はぁ~っと気持ちのいいため息が出る。
何回合わせても楽しい。
これがカーネギーの舞台でできたら、もちろんそれは素晴らしいことだけど、この曲と出会えたこと、この曲を演奏できる気の合うパートナーに巡り会えたこと、その喜びと感謝を込めて、オーディションで演奏したいと思う。
今夜は来てくれたお礼に、お好み焼きと豆腐とえのきとおあげさんの味噌汁を作った。
岡山で二年間、小学校の英語教師をしていたサラは、「めっちゃ久しぶり~」と大喜びで食べながら、岡山で食べたお好み焼きとたこ焼きの話をしてくれた。
明日からまた、マンハッタンの小学校の先生の仕事が始まる。
マンハッタンで暮らすには、小学校の先生だけでは難しいので、彼女は学校が終わってからも毎日、今度は家庭教師の仕事をしている。
だからとても忙しくて、帰りが遅くなると今度はヴァイオリンの音をたてることができなくなって、ついつい練習ができなくなってしまうらしい。
「けれども今週だけはなんとかする。がんばるからね!」と約束して、食べ残しのお好み焼きを大事そうに抱えて、サラはバスに乗っていった。
夢を叶えるために、どうしても、少しぐらい無理しても、頑張らないといけない時がある。
痛む小指にスポーツ用のテープをグルグル巻きにすると、うまい具合に固定されて、強く鍵盤を押しても痛みがかなり減ることを発見した。
旦那にも鍼を打ってもらい、漢方の処方もしてもらいながら、とにかく思いっきり演奏できるよう、頑張りたいと思う。