ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

放射能健康相談.com

2012年03月06日 | 日本とわたし
放射能健康相談.com を、ぜひぜひ知ってもらいたいと思います。

『このサイトについて
思い……

福島第一原子力発電所の事故からまもなく1年が経とうとしています。

そんな中、ネットではとても多くの情報が出てきましたが、
健康に関する事に皆さんの関心が集まっています。

放射能から命を、健康を、守るために、医師の見地から正しい情報を発信し、
必要な対策をできるように情報を共有できればと思っています。

「放射能健康相談.com」はそんな思いをもつ、わが子の健康を守りたい親たちと、医師たちが運営しています。

監修の医師
土井里紗 医師、布施純郎 医師、三田茂 医師(五十音順)

賛同人
肥田舜太郎先生(被爆医師)

非常に大切なことです。
本来は、国なり学会なりが、自分たちの責任でやらなければいけないことではあるが、
有志の医師が関わった形で、事実を集積し裏付けることが、一定の権威を持つことになります。
この調査を続け、できれば大学の小児科などの援護を得て、厚みをつけて訴えていくことが、統計学的に大事になると思います。


2012年2月18日 肥田舜太郎』


↑このサイトについてお知らせをしようと、いろいろと調べていたら、秋場龍一氏のブログに行き着きました。

秋場龍一氏はノンフィクション作家。
彼のブログ、『秋場龍一のねごと』の、2012年3月4日日曜日の記事に、恐ろしいことが書かれていました。

柏市など、東葛地区の乳幼児16人中8人から「末梢血リンパ球異常」・検査医師は子どもの避難を勧告

『これを書いているぼくの身体中に、悪寒がはしり鳥肌がたっている。
こうなるのでは、と危惧していたことではある。
だが、いざこういった厳然としたデータが明らかとなると、つまり現実のものとなると、その恐怖心は「危惧」と比較にならないほど大きい。
しかもその「恐怖の現実」は始まったばかりなのだ。

チェルノブイリ周辺の子どもたちに起きたことが、フクシマで起こらないわけがない。
柏市など東葛地域は高濃度汚染地帯だ。
この辺りは日本のベラルーシであり、ウクライナではないか。

この検査結果を発表したのは、「放射能健康相談.com」で、ホームページには3名の監修医と賛同人として肥田舜太郎(被爆医師)氏の名が掲載されている。

末梢血リンパ球異常が見つかったのは、放射能被曝を心配して来院した人のうち、61名の血液検査結果によるもの。
そのなかの、高線量地域である東葛地域の人は26名で、この地域のなかから零歳児から幼児16名のうち8名、小学生2名のうち1名が「異常」だった。

なお、中学生から大人8名は異常はなく、その他の地域35名からも異常は出ていない。

その「異常」の子ども8名は「柏4歳 柏2歳 三郷2歳 柏2歳 草加4歳(骨髄球も+) 江戸川1歳 台東7歳 野田2歳(異型リンパは無いがリンパ球数10000以上)」となっており、放射線被曝との関連はきわめて濃厚である。

また、
「東京近郊の高汚染地域に住み続ける子供たちから、将来健康被害が高率に出る事を心配しています」
「親に意見を求められた時には、避難を進めています」と、同ホームページには記されている。

なお、被曝の医療検査のなかで、末梢血リンパ球の分析は細胞遺伝学的に最も有効な手段
である』




ここから以降は、放射能健康相談.comに掲載されている実際の検査結果です。上記のものと重複している部分があります。

●放射能健康相談.com 診察室より No.1抜粋

2012年3月4日 発行

首都圏で放射能の被曝を心配され、来院した60名以上を診断しました。
そして血液検査の結果が出ました。

頚部USでは、嚢胞を4分の1位に見ますが、通常の診療で見る程度です。
リンパ節などにも、特別の初見はありません。
数名に、数mmの異常エコーを認めましたが、腫瘤とは言えず、経過観察としています。

結膜炎、副鼻腔炎、皮膚炎で悩んでいる人がやや多く、チェルノブイリ事故後に病理解剖研究をした、バンダジェフスキー博士の言う、IgAの低下が関与しているような気もしますが、IgAは調べていません。

やはり気になるのは、異型リンパ球です。

柏4歳 柏2歳 三郷2歳 柏2歳 草加4歳(骨髄球も+) 江戸川1歳 台東7歳 野田2歳(異型リンパは無いがリンパ球数10000以上)

放射線被曝との関連について検証が必要です。

福島から避難した子供たちを検診した、大学病院小児科の担当先生とも話しましたが、このような現象はみられていないとのこと。 
すでに、避難して日が経っていると、正常化してしまうのか、とも考えています。

国からも行政からも見捨てられている、東京近郊の高汚染地域に住み続ける子供たちから、将来、健康被害が高率に出る事を心配しています。

親に意見を求められた時には、避難を進めています。


現在、より詳細なMAPを作成しています。
完成はツイッターにてお知らせいたします。
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岩上安身氏が、体を張って取材した、他局では絶対に話せない福島原発の真実 !

2012年03月06日 | 日本とわたし


15分ほどのビデオです。

ひと所に囲われた牛たち。
四千基もの汚染水タンク。
ボロボロの建屋。
凄まじい線量。
実際に装着してみないとわからない、防護マスクの息苦しさ。

そして、のどかな、以前となにも変わらない、田舎の風景。

1年経った今、どこに燃料が、どんなふうに在るのか、誰にもわかっていない。
なにも終わっていないどころか、事態はどんどん悪化していて、
もし、もう一度、震度6以上の地震が起きたら、
四号機の使用済み核燃料棒が、保管されている5階から落下するようなことがあったら、
広島型原爆の四千発分の放射性物質が、パアッとわたし達の世界に散らばるのだ。
水を循環する施設も無く、近寄るだけで即死してしまう放射線量のために、水をかけることもできない。

だから、それでなにもかももう終わり、という、とても恐ろしい状況が続いている。

わたし達はまだ、何も知らない。

燃料が見つけられるのに10年以上かかる。
取り出すには、さらに何十年という年月がかかる。

地震が起きたらアウト。
地震が起きないことを、我々は祈るしかない。

こういう、それはそれは厳しい状況であることを、日本に暮らす人々は、どういうふうに認識しているのだろう。
コメント (4)
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