ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

花見する猫

2012年03月28日 | ひとりごと
わたしは13才の妙齢三毛猫。
この家の三代目の猫としてもらわれてきた。
実はわたし、六匹兄弟姉妹のうち、誰にももらわれんまま、最後まで残った仔猫やったんやけど、
なんやしらん、けったいな夫婦が突然やってきて、このわたしの、へんちくりんな目が気に入った、などと言うて、連れて帰った。

わたしの目、視神経がなんかやられてるらしくて、ねこ目特有の真っすぐな線にならへん。
ちょっといびつな◇。
せやし、ほんまは見えなあかんとこまで見えんからか、若い頃はよう攻撃されて、いっつも決まって右側の耳やら鼻やらをやられた。
それで、わたしの右耳はちょいと欠けてるし、穴も空いてる。
うふふ、ちょっとした勲章、やね。
かあちゃんは、「ここにピアスつけたい」とかアホなこと言うては、とうちゃんに嗜められてる。

今だに外遊びしたい気満々の、気分だけは若いつもりやけど、さすがに13年半生きてたら寝る時間が多なってきた。
ちょっと前に、どんだけ暑いねんっ!て文句言うてたのに、今はこの通り、どんだけさぶいねんっ!


年の功の猫技!


かあちゃんはまた、「頭寒足熱やのにあんたはっ!」って文句言うやろな。あの人、ワンパターンやから。

そうそう、そのかあちゃんが毎年大騒ぎする、桜のポンちゃん。
「今年はえらい早よからポンポン咲いてしもて、もうさよならや~!」って、うるさいうるさい。
あんだけ暑かったらそらまあしゃあないけど、この寒の戻りでちょっと長持ちしてくれた。
そやのに、昨日から強い風がビュンビュン吹いて、おまけに今なんか雷鳴ってるし……。


あ~あ、こんな大粒の雨ざあざあ降ったら、花びら落ちてまうがな。


花の命は短くてぇ~っと。かあちゃん、ゴザとかつお節もってきてんか。
コメント (12)
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電力会社9社、それから日本原子力なんちゃらかんちゃら、 あんたら全員、引退を命ず!

2012年03月28日 | 日本とわたし
世界の『常識』備えなし

■排気フィルター未設置

東京電力福島第一原発事故で、周辺住民や作業員への配慮がいかに大切かを思い知ったはずなのに、調べてみれば対策は進まず……。
電力事業者への本誌の取材では、事故から一年が経過した今も、万一の事故への備えが、十分でない実態が浮かび上がった。(東京新聞・原発取材班)


万一、原子炉格納容器内の蒸気を抜くベントが避けられない事態となっても、
外部に出す放射性物質は、千分の一程度にまで軽減してくれるベントフィルター。
フランスやスイスの原発では、当たり前の設備になっている。

だが、日本では、これだけ放射能汚染が問題となっているのに、設置済みどころか、工事が始まった原発は一つもなかった。

設置には、一基当たり、20億~40億円かかるというが、原発は一つ間違えば深刻な事態を招くだけに、当然の設備ともいえる。

「早めにやった方がいいとは思うが、そう簡単にできるものではない」


ベントフィルターについて、北陸電力の担当者は言葉をにごした。

福島事故では、ベント時に、水素が別の配管から建屋に逆流し、水素爆発を引き起こした可能性も指摘される。
ベント配管を独立させることも、重要な対策とされるが、ほとんどの社は「既存配管で対応できる」との答え。


一方、事故を最小限に抑えるために活動する作業員を、被ばくから守る対策も進んでいない。

政府が、再稼働の第一号にしようとしている、関西電力大飯原発(福井県)でも、放射性物質対策が整備されているのは対策室だけ。
4年ほど先に、免震施設を建設する計画だが、完成までに事故があればどうするのか。
関電の担当者は、
「現在の対策室は、福島のような事故は想定しておらず、作業員が寝泊まりするスペースはない」
と話した。

四国電力も、
「今は再稼働に向けて安全評価(ストレステスト)の一次評価に全力を挙げている。事故時に、作業員がどう活動するか、具体的な検討はしていない」
と明かした。

こうした現状について、規制官庁である経済産業省原子力安全・保安院の担当者は、
「原発の再稼働が不透明な中で、どこまで設備投資していいか、各社とも迷っているのでは」と、
まるで人ごとのような答えだった。



■作業員の安全対策も進まず

前線基地の放射線対策

北海道・泊            対策室のみ
東北 ・東通&女川        対策室のみ
東京 ・柏崎&刈羽        免震施設の全体
北陸 ・志賀           対策室に加え、新棟を建設
中部 ・浜岡           免震施設の一部
関西 ・美浜&大飯&高浜     対策室のみ
中国 ・島根           対策室のみ
四国 ・伊方           対策室のみ
九州 ・玄海&川内        対策室のみ

日本原子力発電・東海第二&敦賀  新設の免震施設の一部
日本原子力研究開発機構・もんじゅ 既存の地下室で対応


ベントフィルター

北海道・泊            設置を計画中
東北 ・東通&女川        設置を計画中
東京 ・柏崎&刈羽        設置を計画中
北陸 ・志賀           設置を計画中
中部 ・浜岡           検討中
関西 ・美浜&大飯&高浜     検討中
中国 ・島根           検討中
四国 ・伊方           検討中
九州 ・玄海&川内        検討中

日本原子力発電・東海第二&敦賀  検討中
日本原子力研究開発機構・もんじゅ ベント想定なし


ベント弁の独立

北海道・泊            計画中
東北 ・東通&女川        手動での弁操作を可能にした
東京 ・柏崎&刈羽        既存配管で対応
北陸 ・志賀           既存配管で対応
中部 ・浜岡           既存配管で対応
関西 ・美浜&大飯&高浜     検討中
中国 ・島根           既存配管で対応
四国 ・伊方           既存配管で対応
九州 ・玄海&川内        検討中

日本原子力発電・東海第二&敦賀  検討中
日本原子力研究開発機構・もんじゅ ベント想定なし


電源ソケットなどの統一

北海道・泊            検討なし
東北 ・東通&女川        検討なし
東京 ・柏崎&刈羽        既存配管で対応
北陸 ・志賀           検討なし
中部 ・浜岡           検討なし
関西 ・美浜&大飯&高浜     無回答
中国 ・島根           検討なし
四国 ・伊方           検討なし
九州 ・玄海&川内        検討なし

日本原子力発電・東海第二&敦賀  無回答
日本原子力研究開発機構・もんじゅ 三者で統一化を検討中』



異常なほどに愚鈍!
異常なほどに他人事!
異常なほどに危機感ゼロ!

北海道、東北、東京、北陸、中部、関西、中国、四国、九州、それから日本原子力なんちゃらかんちゃら、
あんたら全員、引退を命ず!



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ありがとう東京新聞!

2012年03月28日 | 日本とわたし
拝啓 野田首相様             鎌田慧

いよいよ日本の全原発が止まる日が近づきました。
1966年7月、すでに廃炉になった東海原発が、運転を開始してから46年、
初めての商業炉として敦賀1号炉の送電開始から42年、
ようやくホッとする朝を迎えられます。

あのころ、原発は夢とかクリーンとか未来とか宣伝されていました。
が、今では国民の8割が原発の無い社会を望んでいます。
夢から覚めたのです。
賛成という人も、依存から脱する道が明らかになれば、原発など必要としなくなります。

このまま原発が全部止まったにせよ、
プールの中にある「使用済み核燃料」は膨大な死の灰を抱え続けます。
その処分方法は未解決です。
今まで被ばくした労働者、さらに福島の人達のまだ見えない被害、
気が遠くなるような不安です。

野田首相。
再稼働のために先頭に立つとおっしゃいますが、
まるでヒロシマの後の首相のようですね。
国民を玉砕戦に引き込むつもりですか。

原発立地地域の少数の首長は
「国が安全というから」と国にげたを預ける無責任さです。
その安全が、原発推進機関の「不安全・保安院」の判断、という八百長にもう依拠できないはずです。

国民の8割が嫌だというのに、
先頭で向かってくるのは独裁者のやることです。

若き日のように、駅頭に立って民の声を聞いてみたらいかがですか』


本音のコラム 東京新聞朝刊28面 2012年3月27日紙面より



東京新聞ががんばってくれてること、いったいどうやってお礼を伝えたらええのやろ?
あの津波を、パソコンのモニター画面で泣きながら観た日からずっと、
日本のことを思いながら、ニュースを読み漁る毎日が続いてる。

最初、いつものように朝日、読売、毎日、中日、産経、日経、それから二、三のローカル誌を読んでた。
偶然、震災の直前に、ぼちぼちと始めてたツィッターも読むようになり、
そしたら、なんでここまで言うてることが違うのか、なんで言わなあかんことを言わんのか、
日を追うごとに、その疑問がどんどん大きくなるような記事が増えた。

もう何度、記事や社説を読んで、頭から湯気立てたか。
もう何度、絶望したり、自棄自暴になりかけたり、呆れたりしたか。

これはいったいどういうことや?
日本はもともとこんな国やったか?
わたしらはなんで、こんなふうなシステムを許容してきてしもたんか?

でもその、真っ暗闇のトンネルの中で、消えそうになりながらもしぶとく灯り続けてくれる光がある。
それが東京新聞。
ありがとうほんまに。
一生忘れへん。
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日本は、原発を運用する資格なし!

2012年03月28日 | 日本とわたし
フィルターいまだゼロ 国内全原発 排気筒

東京新聞2012年3月27日 朝刊

『原発で、重大事故が起き、格納容器の圧力を下げる排気(ベント)を迫られた際、
放射性物質の排出を、最小限にとどめるためのフィルターが、国内の、どの原発でも、設置されていないことが、電力事業者への取材で分かった。
事故時には、作業員らの前線基地となる、免震施設の放射線対策が、進んでいないことも判明。
東京電力福島第一原発事故の教訓が、十分生かされていない。 

福島事故では、炉心が過熱し、格納容器の圧力が、設計値の二倍前後まで上昇。
容器が大破する、最悪の事態が起きないよう、ベントに踏み切った。
排気筒に、フィルターが付いていなかったため、大量の放射性物質を、まき散らす結果を招いた。

現地対策本部が置かれた、免震重要棟では、窓に放射線を遮る備えがなく、対策室を除いては、放射性物質を浄化する設備もなかった。
会議室や廊下に寝泊まりした作業員は、放射性物質を吸い込む、内部被ばくの危険にもさらされた。

また、自衛隊の電源車から、電気の供給を受けようとしたが、ケーブルを接続するソケットの形状が異なり、使用されなかった。

本紙は、こうした問題点について、原発を保有する電力事業者に、対策の進展度を取材。
その結果、四社が、ベントフィルターの設置を決めたものの、事故から一年が過ぎたのに、実際に設置したのは、一社もなかった。

前線基地の放射線対策では、対策室には、浄化装置がほぼ完備されているものの、棟全体にまで対応しているのは、東電だけだった。

電源ソケットなどの統一化は、「十分に電源車を確保した」などを理由に、消極的な事業者が多かった』


はい、もうこれで決定!
日本には、原発あったらあきません!
日本には、電力会社っちゅうのはいりません!
日本には、核の脅威をまともに考え、想定外の重大事故が起こる可能性を真摯に受け止め、最大限できることを早急にするっちゅう、
原発みたいなもんを所有するなら、当たり前の行動や思考ができん人間が、原発原発って騒いでます!
こんな恐ろしいことはありません!
こんな愚かなことはありません!

もう、すべての原発が停止します。廃炉にするまでに、まだ30~40年もかかってしまうけど、一日も早う取りかかることが正しい決定です。
再稼働だけは、どんなことがあっても、許したらあきませんよ!
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