今日は朝早くから、カーネギーの中ホール、『ザンケルホール』のオリエンテーションに行ってきました。
壁一面、格子柄の木で作られた音響板が設置された、それはそれは美しいホールでした。まだ完成して数年しか経っていません。
残念なことに、今回も2台ピアノをプログラムに入れることはできないようです。
カーネギーホールには、シュタインウェイと特別な契約があって、ホール内にあるピアノはすべて、カーネギー用に作られた特別なピアノだそうです。
もちろん、要請に応じて、ホール内になる予備のピアノを移動させることはできるけれども、ものすごい費用がかかると聞いてあきらめました。
ああ、ここで演奏したい!と、心の底からこみ上げてくる気持ちを抑え抑え、マネジャーの後ろについて歩きました。
控え室にはすべてシャワー付きのバスルームと、簡易ベッドになるソファ、それから練習用のシュタインウェイのアップライトピアノが設置されていて、アルベルトをはじめとする、ACMAのディレクター達(わたしも含めて)は大はしゃぎ!やれやれ、困ったもんだ顔のマネジャーさん。
オリエンテーションの後、近くのカフェでディレクターミーティング。
こんなことしてる場合ちゃうねんけどな~と心の中で思いつつ、来年に向けての大切な会議だったので最後まで出席。
どうしてだか今日もマンハッタンに出てきたかった旦那と待ち合わせて、ほんまはめちゃんこさっさと帰りたいねんけどな~と思いつつ、
せっかく来たのに、ちょっとぐらい付き合ってぇ~なぁ~と恨めし気な目で見る旦那と一緒に、レストラン『サッポロ』へ。
カフェでお腹に重いキッシュとカフェオレを食したわたし。付き合えって言われても無理じゃ~と言いながら、生ビールとおつまみセットをオーダー。
この時点でかなりやけくそになっておりました。
今日は、何事においても思惑通りにいかなかったり、ムカムカしたりする日でした。
その1 会議からの帰りに、日本人のメッカ『ミツワ』で発表会の記念品を買うべく、まずはそこからマンハッタンに行くシャトルバスに乗りました。
↓
シャトルバスの運転手に運賃を払おうと20ドル渡すと14ドルのおつりがきました。え?えらい高なったな……と思いながらマンハッタンへ。
ほんとは3ドルでした。3ドル騙し取られてしまいました。
その2 今日は発表会の前日の、最後の足掻きをするべく日なのに、いつもと同じようにマンハッタンに出てきた旦那。
↓
気持ちは分かるけど、ひとりで遊べよぉ~たまには!
その3 シャトルバスでニュージャージー(ミツワ)に戻ろうと、自分で手書きしたスケジュール表を見ると、2分前の3時に出たとこだった!
↓
次は3時45分まで無いってことで、近くのカフェで時間をつぶし、バス停に到着したのが3時32分。
わたしの書き間違いで、次は3時30分なのでした……。再び4時15分まで待機。ここらへんでかなり自分に腹が立ってきておりました。
その4 すべてはどんどん遅れてきて、ミツワに着いたのが5時過ぎ。それから記念品を買ってモントクレアまで戻ったのが6時過ぎ。
↓
明日の発表会のために数曲コピーしなければならなくて、いつも行っているお店に行くと6時で閉店。
アメリカの週末はお店が早仕舞いするのは分かってたけれど、ここでかなり、とても深く、落ち込んでしまいました。というか、もともとこんなに遅くなるつもりはなかったし。
というわけで、家に戻ったらもうすっかり真っ暗で、家猫はにゃあにゃあ文句タレるし、わたしはブ~たれ女にすっかり変身してるしで、とりあえず練習してみたけれど、しっかり自爆してしまいました。
とまあ、こんなふうに、小さな町の五十路のピアノ教師は、いろんな物事や思いを腕と心の中に抱えつつ、そんなことは微塵も見せずに、
音楽の楽しさ、尊さ、美しさを体感するべく、「今日はわたしと一緒に思いっきり幸せになりましょう!」と、胸を張って、そしてできれば優雅に、皆の先頭に立たなければなりません。
いかにも優雅に、滑るように水面を移動する白鳥の足元は、実はとても激しく、休み無く水を掻いています。
明日わたしは、人間版白鳥になることができるでしょうか。
追伸
実はたった今、この記事を書いて投稿ボタンをクリックしたところ、まれに起こる「ログインのやり直し」という画面が出てきました。
慣れない頃は、この、理由も無く起こるけったいな現象のために、時間をかけまくって書いた記事が真っ白になり、泣きたくなる気持ちを堪えて、記事を書き直したことが何回もありました。
いくら愚鈍なわたしでも、何回か失敗してから、記事を必ずコピーしておくように心がけるようになりました。
今回もまた、幸いなことにコピーをしてありました。
日が日だけに、とどめとして、コピーしてなかったってことも有り得たな……と、ちょっとゾクッとしたわたしです。
壁一面、格子柄の木で作られた音響板が設置された、それはそれは美しいホールでした。まだ完成して数年しか経っていません。
残念なことに、今回も2台ピアノをプログラムに入れることはできないようです。
カーネギーホールには、シュタインウェイと特別な契約があって、ホール内にあるピアノはすべて、カーネギー用に作られた特別なピアノだそうです。
もちろん、要請に応じて、ホール内になる予備のピアノを移動させることはできるけれども、ものすごい費用がかかると聞いてあきらめました。
ああ、ここで演奏したい!と、心の底からこみ上げてくる気持ちを抑え抑え、マネジャーの後ろについて歩きました。
控え室にはすべてシャワー付きのバスルームと、簡易ベッドになるソファ、それから練習用のシュタインウェイのアップライトピアノが設置されていて、アルベルトをはじめとする、ACMAのディレクター達(わたしも含めて)は大はしゃぎ!やれやれ、困ったもんだ顔のマネジャーさん。
オリエンテーションの後、近くのカフェでディレクターミーティング。
こんなことしてる場合ちゃうねんけどな~と心の中で思いつつ、来年に向けての大切な会議だったので最後まで出席。
どうしてだか今日もマンハッタンに出てきたかった旦那と待ち合わせて、ほんまはめちゃんこさっさと帰りたいねんけどな~と思いつつ、
せっかく来たのに、ちょっとぐらい付き合ってぇ~なぁ~と恨めし気な目で見る旦那と一緒に、レストラン『サッポロ』へ。
カフェでお腹に重いキッシュとカフェオレを食したわたし。付き合えって言われても無理じゃ~と言いながら、生ビールとおつまみセットをオーダー。
この時点でかなりやけくそになっておりました。
今日は、何事においても思惑通りにいかなかったり、ムカムカしたりする日でした。
その1 会議からの帰りに、日本人のメッカ『ミツワ』で発表会の記念品を買うべく、まずはそこからマンハッタンに行くシャトルバスに乗りました。
↓
シャトルバスの運転手に運賃を払おうと20ドル渡すと14ドルのおつりがきました。え?えらい高なったな……と思いながらマンハッタンへ。
ほんとは3ドルでした。3ドル騙し取られてしまいました。
その2 今日は発表会の前日の、最後の足掻きをするべく日なのに、いつもと同じようにマンハッタンに出てきた旦那。
↓
気持ちは分かるけど、ひとりで遊べよぉ~たまには!
その3 シャトルバスでニュージャージー(ミツワ)に戻ろうと、自分で手書きしたスケジュール表を見ると、2分前の3時に出たとこだった!
↓
次は3時45分まで無いってことで、近くのカフェで時間をつぶし、バス停に到着したのが3時32分。
わたしの書き間違いで、次は3時30分なのでした……。再び4時15分まで待機。ここらへんでかなり自分に腹が立ってきておりました。
その4 すべてはどんどん遅れてきて、ミツワに着いたのが5時過ぎ。それから記念品を買ってモントクレアまで戻ったのが6時過ぎ。
↓
明日の発表会のために数曲コピーしなければならなくて、いつも行っているお店に行くと6時で閉店。
アメリカの週末はお店が早仕舞いするのは分かってたけれど、ここでかなり、とても深く、落ち込んでしまいました。というか、もともとこんなに遅くなるつもりはなかったし。
というわけで、家に戻ったらもうすっかり真っ暗で、家猫はにゃあにゃあ文句タレるし、わたしはブ~たれ女にすっかり変身してるしで、とりあえず練習してみたけれど、しっかり自爆してしまいました。
とまあ、こんなふうに、小さな町の五十路のピアノ教師は、いろんな物事や思いを腕と心の中に抱えつつ、そんなことは微塵も見せずに、
音楽の楽しさ、尊さ、美しさを体感するべく、「今日はわたしと一緒に思いっきり幸せになりましょう!」と、胸を張って、そしてできれば優雅に、皆の先頭に立たなければなりません。
いかにも優雅に、滑るように水面を移動する白鳥の足元は、実はとても激しく、休み無く水を掻いています。
明日わたしは、人間版白鳥になることができるでしょうか。
追伸
実はたった今、この記事を書いて投稿ボタンをクリックしたところ、まれに起こる「ログインのやり直し」という画面が出てきました。
慣れない頃は、この、理由も無く起こるけったいな現象のために、時間をかけまくって書いた記事が真っ白になり、泣きたくなる気持ちを堪えて、記事を書き直したことが何回もありました。
いくら愚鈍なわたしでも、何回か失敗してから、記事を必ずコピーしておくように心がけるようになりました。
今回もまた、幸いなことにコピーをしてありました。
日が日だけに、とどめとして、コピーしてなかったってことも有り得たな……と、ちょっとゾクッとしたわたしです。