チャンピオンヒルズ在厩のパンサラッサは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン16~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「最近は気温が高くなる日もありますからね。あまり暑さに強い方ではなさそうですから、補液の回数を増やすなどして万全を期しています。1日朝は坂路で半マイル55秒台。楽々と駆け上がって行きましたし、動きも良かったですよ。こちらの心配をよそに馬は元気にしてくれていますので、良い状態で今週末または来週のトレセン帰厩を迎えられると思います」
-----
宝塚記念ファン投票の第2回中間発表によると、パンサラッサは先週の11位から14位に後退。。クラシックシーズンという事もあり、3歳馬が票を伸ばしているので仕方がないですね(^^;) まあ、そうは言っても14位だって充分以上に立派ですし、明らかに出ない馬が上位にいたりしますので、実質トップテン入りみたいなものかもしれません(^^ゞ
ただし、肝心なのはファン投票ではなく、レースでパンサラッサらしいパフォーマンスを見せることですからね。すでにチャンピオンヒルズで追い切りに近いところをやり、実際、動きも良かったとのことですが、暑くなったり涼しくなったりの気候への対応含め、当日ゲートに入るまで油断なく準備を進めて欲しいと思いますm(_ _)m
【チャンピオンヒルズ在厩のパンサラッサ:公式HP(2022/5/27更新)より】
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン16~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1回、半マイル57~58秒程度を乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「目標までもう少し時間がありますので、オーバーワークにならないよう注意しながら。今週も半マイル57秒台で乗っていますが、手綱を放したらシューッとスピードを上げていきそうな勢いで駆けていました。ここまでフォーム改善後の走りをしっかりとキープした状態できています」
-----
いい感じですね!(^^)
オーバーワークに注意というのは馬に前向きさがある証拠ですし、「フォーム改善後の走りをしっかりとキープした状態できています」というコメントもとても心強いです。詳しいことは、そのうちに坂井騎手からコメントされると思いますが、馬の仕上り、調子はゴドルフィンマイルの前より上なのではないでしょうか。
もちろん結果は分かりませんが、やれるだけのことをやり、悔いのない状態で海外G1に挑むことはできそうです。そう言えばゴドルフィンマイルでも人気薄だった本馬ですが、再び世界をアッと言わせるパフォーマンスを期待します!
【チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオン:公式HP(2022/5/27更新)より】
チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。今週より15-15を開始しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「一般論として疲れが抜けきっていない時は、週前半の動きに比べて、後半の動きがひと息になってくるケースが多いですからね。左トモに対して週末のショックウェーブ放射を続けていることで、週後半までムラなく動けるようになってきました。これで今週末にもう一度やれば、さらにパフォーマンスが上がってくるものと思われます。1日朝の15-15はまずまず楽な感じで駆け上がっていきました」
-----
先週の近況時よりだいぶ前向きな内容になっていますが、海外遠征前としては、もう少し上昇ムードが出てきて欲しいところ。。やや急仕上げ感が否めない中で空輸を挟んでのレースになりますので、少し不安と言えば不安です。
ただ、ここまで来たら、できるだけ状態を上げて挑戦する選択肢しかないですからね。出る以上は斤量面での恩恵や若さを生かして頑張って欲しいですし、意外に何とかなるんじゃないかという気もしています。(楽観し過ぎ!?)
いずれにしても、チャンピオンヒルズさんの調整力、矢作厩舎の海外遠征ノウハウには『期待するところ大』なわけです。ここは何としても帳尻を合わせて(?)頂いて、来週からはもう少し勇ましいコメントが聞けることを期待します!
【チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメス:公式HP(2022/5/27更新)より】
チャンピオンヒルズ在厩のアシタカは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「引き続き走行フォームの改善に着手しており、少しずつ動きが変わってきた様子。時計的には先週と同じくらいでの登坂になりましたが、内容的には前進が窺えるものでした。『入厩検疫が取れれば、今週末にもトレセンへ』と調教師。今度は違った走りを見せてくれるかもしれません」
-----
取り組んできた走行フォームの改善により、「少しずつ動きが変わってきた」「今度は違った走りを見せてくれるかも…」と、小泉厩舎長の期待コメントを聞くことができました。だからといって楽観的になれる状況でもないのですが、少なくともアザレア賞の頃から進歩してはいるでしょうし、何とかして勝ち上がりにメドをつけてしまいたいです。
その次走に向けて、今週末(か来週)にはトレセンに戻るとのこと。。アンジアン同様、休み明けでも掲示板以上が必須条件になるはずですし、まずは、帰厩後の追い切りでどの程度動けるかに注目したいと思います。
【チャンピオンヒルズ在厩のアシタカ:公式HP(2022/5/27更新)より】
吉澤ステーブルWEST在厩のアンジアンは、移動後はウォーキングマシン運動とパドック放牧で管理されています。
◇佐藤マネージャーのコメント 「脚元に問題はないものの、到着時の馬体重が416kgと体を細く見せていましたからね。首や背腰トモなど全体的な疲労感が抜けるのを待ちながら、まずは回復を促進。現在は430kgまで目方が増え、活気も戻ってきましたので、2日から騎乗を再開する予定になっています」
-----
前走後も脚元に問題なく、短期間で馬体が戻ってくれたのは良かったです。この放牧中に少しでも成長し、できることなら強さを増して欲しいだけに、回復だけで時間が過ぎていくのはもったいないですからね。
次走においては『距離短縮でどうなるか…』というテーマがありますが、当然ながらしっかり調教を積んで出走するのが大前提になります。未勝利終了期限が迫ってくると、いきなりでも(安定して出走するためには)掲示板以上が求められますから、外厩でもトレセンでもなるべくハードにやって頂いて、一発勝負のつもりで臨んで欲しいと思います。
【2022/5/21新潟5R 3歳未勝利(牝/芝/1800m)でのアンジアン:公式HPより】
美浦トレセン在厩のカイザーノヴァは、5月30日の朝に軽度の跛行を確認したため、以降は様子見とケアが続けられています。
◇鈴木慎調教師のコメント 「獣医師によれば、『左前蹄の交突ではないか』との診断。蹄球の内側に圧痛があるため、消炎剤と鉄橋蹄鉄で対処しています。今は蹄内の炎症を促し、膿が排出もしくは吸収されるのを待っている段階にあり、『むしろ軽く動かした方が、回復が早いのでは』(獣医師)との見解から、1日よりハッキングキャンターを乗り始めてみました。治癒までの日数が読みづらい疾患であることから、ひとまず来週末の競馬は厳しくなってきたと言わざるを得ない状況です。引き続き回復状況を見守りつつ、さらに乗り進めていくことも検討していきたいと思います」
-----
蹄球の内側とは嫌な部分のアクシデントですが、交突が原因ならば致し方ありません。せっかく復調の兆しが見えてきたところなので、芦ノ湖特別(6/11東京)での走りを見てみたかったのですが…。「治癒までの日数が読みづらい疾患」とのことなので、一応、『夏競馬をパスして秋復帰』の線も覚悟しておこうと思います。「回復状況を見守りつつさらに乗り進めていく」やり方がうまくいき、早めに復帰できればラッキーですが、そう都合よくはいかない場合もありますからね。
とにかく今は、できるだけ早く痛みが引くことを祈るのみ。。蹄が痛いとそこを庇って他の部分がおかしくなるケースもありますが、そういう長引き方だけは避けたいところですm(_ _)m
【2022/5/15東京8R 4歳以上2勝C(芝1600m)でのカイザーノヴァ:公式HPより】
プライムラインは、1日にチャンピオンヒルズへ移動しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「まだそこまで暑いわけではありませんが、目の周りが黒ずんで見えるなど、夏バテに似た状態に映りますね。調教師も『疲れが見受けられるので、夏場はゆっくりしてもらいます』と仰っていますので、まずはこちらで休養に入り、リフレッシュを促してあげたいと思います」
-----
島上牧場でワンクッションを挟んでチャンピオンヒルズへ。。まだそれほど暑くはないものの、「夏バテに似た状態」にあるとのことですし、田中克先生から「夏場はゆっくりしてもらいます」と念押しされてしまいましたので、やはり夏の競馬は使わずに、秋競馬での復帰になるようです。(最初からそう言われていましたけれど(^^;))
そうなると、私だったら『涼しいところで休みたい!』とか言ってしまいそうですが、そもそも今年の夏はどの程度暑くなりますかね?? 例年のように猛暑日連発だと可哀相な気もしますが、まあ、秋競馬の最初から能力全開で行くためには、多少の暑さは何とか乗り越えてもらうしかありません。
勝手な希望ではありますが、『今年中にあとひとつ勝って準オープン入り』までは達成して欲しいですからね(^^ゞ
【2022/5/21中京8R 4歳以上2勝クラス(ダ1400m)でのプライムライン:公式HPより】
テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、現在は、おもに走路で軽いキャンター2500mを消化しています。5/28の馬体重は522kgです。
◇伊藤マネージャーのコメント 「今は段々と活気を取り戻していますが、こちらにきた直後は外見も中身も疲れが溜まっている様子でしたからね。当面は適度なメニューで楽をさせて、心身ともにフレッシュな状態にしてあげたいと思います。来週もしくは再来週からは坂路にも入れて調整していきましょう」
-----
坂路入りが来週か再来週とのことなので、どうやら実戦復帰は少し先になりそうです。
もちろん、状態を無視して早く使うワケにはいきませんので、まずは「心身ともにフレッシュな状態」になることが先決ですが、適性のありそうなレースを選ぶとなると、ある程度の見通しを立てておかないと難しいとは思うんですよね(^^ゞ
ということで、(個人的な希望も含めてですが)例えば札幌記念(8/21札幌)などは面白いと思うのですが、どうなんでしょうねぇ。。やはり、秋まで休養になる感じですかねぇ。。
2022/5/1阪神11R 天皇賞・春(G1/芝3200m)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】