阪神7Rで11着となったヴィジャーヤの関係者コメントです。
◇奥村豊調教師のコメント 「勝ち馬にずっと横から来られてストレスが掛かり続ける競馬。終始力んで息を入れることができず、このような結果になってしまいました。最後で失速してしまったとは言え、距離を短縮した今回も前々につけることができたようにテンのスピードはありますし、前走よりも一生懸命に走ってくれていたと思います。セン馬でも気性が荒いのがどうかですが、引き続き適性を探りつつ、このスピードを活かせるような形に導いていければと考えます」
◆クラブのコメント 「果敢に先頭を奪って行きましたが、勝ち馬にピタリと外につけられてしまい楽には逃がしてもらえず、直線入口で交わされてからはもうお釣りがなくなってしました。なお、このあとは、「連闘後ですし、まずは上がりの状態を見てから。いったん放牧を挟むことも含めて考えていきましょう」と調教師。今度は「ダートも選択肢に加えた上で」さらに適性を探っていく予定となっています」
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前走10着に続いての11着でしたから、もう少し厳しいコメントが出るかと思っていましたが、奥村先生がこちらの想定以上にヴィジャーヤのスピードを評価してくれているようで良かったです。
この感じなら、早々に諦めることなく、ダート替わりも含めていろいろと試してもらえそうです。
逆に言えば、ヴィジャーヤもいつまでも好き勝手をしていないで、キチンと厩舎の皆さんや岩戸騎手の言うことを聞くようにしなければいけません。昔から仏の顔も三度まで…という言葉があるように、そろそろ着順の面でも上昇ムードを出して欲しいと思います。(本当に怒られてからでは手遅れ…ということもありますので(^^;))
いずれにしても、まずはレース後の疲れがどの程度なのか。。できれば続戦が希望ですので、引き続き来週の近況にも注目したいと思います。(普通に考えれば、次の条件はダート短距離になりますかねぇσ(゚、。))
阪神7R 3歳以上1勝クラス(芝1600m9に出走したヴィジャーヤは11着でした。
【レース内容】互角のスタートから押して先行、一気にハナを奪う積極的なレースを試みました。が、ハナに立ってペースを落ち着かせたかったところ、外から今村聖奈騎手のトーホウディアスに終始絡まれる厳しいカタチに。。あの形になるなら控えて番手でも良かったのですが、いかんせんコチラは自由自在に出る引くをコントロールできるタイプではありません。何とか4角付近までは頑張っていましたが、直線に入ると力尽き、次々に後続に交わされての11着入線となりました。
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いやぁ、見事にやられちゃいました(^^;)
スタート後のダッシュ、マイル戦でも先手がとれたことは収穫でしたが、聖奈騎手に2F目から11秒台を並べさせられたのは、正直、今のヴィジャーヤにとってはキツかったです。今村聖奈騎手、○○○○クセしてやる事が××××っすね(^^;)
まあ、今日はプレッシャーをかけ続けられる厳しいカタチになったとは言え、1勝クラスで勝とうと思うならもう少し踏ん張れないとイケマセン。実際の手応え、現場で何が起きていたかは城戸騎手の話も聞きたいところですが、次はさらに距離を縮めたり、ダートに矛先を向けたりといった作戦が必要になってくるのではないでしょうか。
あとはそうですねぇ、あえて逃げ戦法を選択したのは、逃げてしまえば周りの馬を気にする必要がない…といった理由があった可能性も考えられます。何しろヴィジャーヤは『お行儀の良い競馬』を続けて信頼を得ないといけない立場でもあり、戦法においての自由度より安心安全優先なのは、ある程度仕方がないんでしょうねぇ…。
**2022/6/19阪神7R 3歳以上1勝クラス(芝1600m)・良**
*サラ系3歳上1勝クラス【2022年6月19日阪神7R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)より
パカパカファーム厚賀分場在厩のデプロマトウショウ’21は、引き続き、昼夜放牧により管理されています。
◇山田担当のコメント 「6月に入っても冬に逆戻りしたのかと思うほどに肌寒い日があり、おへそのラインだけしぶとく冬毛が残っています。これが風になびいて存在を主張するのですが、寒い冬の間もずっと放牧に出ていた証。なんだか大切に取ってあるみたいです。完全に冬毛が抜けてサラブレッドに変身するまでにはもう少し時間がかかりそうですが、生まれ持った骨格に見合うだけの中身が詰まってきました。骨を丈夫にし、その周りに筋肉を付けるのは餌だけではなく運動が不可欠ですので、冬の間に休むことなく昼夜放牧を続けてこられた成果が出ています。暑くなく過ごしやすい季節ですから、毎日のんびり、いつも通りご飯の時間を一番楽しみにしているみたいで、食事の時間中にお邪魔すると、食事そっちのけで集まってくる馬もいるなか、本馬は飼い葉桶から離れたりしません。いかなる時も食べることに集中できるのは良い事ですよね」
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まずは、相変わらずパカパカ山田さんの近況報告は丁寧ですし、馬ごとの個性が伝わってきて楽しいです。例えば、簡単に『飼い喰いが良い』と言わずに、日々のエピソードを織り交ぜつつ『いかなる時も食べることに集中できる』と言う。これにより、現象の描写だけでは伝わらないデプロマトウショウ’21の性格が何となく想像できてしまうんですよね。半兄ヴィジャーヤの時もそうでしたが、単に昼夜放牧で管理しているだけのこの時季に、これだけ詳しく様子を伝えてくれるのはありがたいですし、いろいろな意味でとても勉強になりますm(_ _)m
(そう言えば、まだヴィジャーヤが1歳の頃に見学でお邪魔をした際も、山田さんはじめパカパカファーム厚賀分場の皆さんには、お忙しい中とても気持ちの良いキチンとした対応をして頂きました!)
すみません、いきなり馬と関係ない話をしてしまいましたが、とにかくパカパカファーム厚賀分場は放牧スペースが広くて綺麗でとても良い環境でした。山田さんによれば、「骨を丈夫にし、その周りに筋肉を付けるには餌だけでなく運動が不可欠」とのことですが、きっとデプロマトウショウ’21も、パカパカ厚賀の素晴らしい環境下ですくすく育ってきたのでしょう。
ちなみに5月末時点ののサイズデータは、馬体重437kg、体高157cm、胸囲171cm、管囲20.2cmとなっていますが、現在460kg前後で競馬をしている半兄ヴィジャーヤは、1歳6月末時点で馬体重423kg、体高147cmでしたからね。本馬はすでに体高が10cmも高いですし、デプロマトウショウ×キズナの成長力を加味すると、おそらく470kg以上でデビューすることになるのではないでしょうか。(半兄より大きいのは確実でしょう)
相変わらず力強さと柔らかさが両立している歩きは良い感じですし、全体のバランスは私の好み。。もしも今日のレースでヴィジャーヤが好走してくれるようならば、ギリギリまで様子見することなくご祝儀出資に踏み切っちゃっても良いかなぁ…などと、またまた甘~いことを考えている私なのでした(^^;)
【パカパカファーム厚賀分場在厩のデプロマトウショウ’21:公式HP(2022/5/27更新)より】
【プラチナジュビリーS】グレナディアガーズは19着 - サンスポZBAT! (sanspo.com)
イギリスのアスコット競馬場で24頭立て(取り消し3頭)で行われたプラチナジュビリーS(G1、芝・直線1200m)は、J・ドイル騎乗の地元イギリス馬ネイヴァルクラウン(牡4歳)が、後方の外ラチ沿いから一気に伸びて差し切った。クビ差の2着にクリエイティブフォース(セン4歳)で、C・アップルビー厩舎のワンツーだった。タイムは1分12秒17。
日本から参戦したクリスチャン・デムーロ騎乗のグレナディアガーズ(栗東・中内田充正厩舎、牡4歳)は、最内からいったんは先頭に立ったが、最後に力尽きて19着に敗れた。
【プラチナジュビリーS】グレナディアガーズは19着に沈む 中内田調教師「適性の問題だったかも」 : スポーツ報知 (hochi.news)
◆プラチナジュビリーS・G1(6月19日、英アスコット競馬場・直線芝1200m)
イギリス王室によって主催されるロイヤルアスコット開催の直線スプリント戦に24頭(3頭が出走取り消し)が出走。日本からグレナディアガーズ(牡4歳、栗東・中内田充正厩舎、父フランケル)がクリスチャン・デムーロ騎手とのコンビで出走したが、19着に敗れた。優勝したのは、ジェームズ・ドイル騎手とコンビを組んだ地元英国のネイヴァルクラウン(牡4歳、チャーリー・アップルビー厩舎、父ドバウィ)で、勝ち時計は1分12秒17(良)。
6ハロン戦に初めて挑戦した今年の高松宮記念では12着に終わったが、初の直線競馬や日本では経験のない多頭数など本場の6ハロン戦はハードルが高かったか。今年のロイヤルアスコット開催は行動をともにしてきたシャフリヤール(牡4歳、栗東・藤原英昭厩舎、父ディープインパクト)もプリンスオブウェールズSで4着と敗戦。日本馬によるロイヤルアスコット開催での勝利は今年もかなわなかった。
中内田充正調教師(グレナディアガーズ=19着)「グッドファーム(良)ということでしたが、こっちが思っていたような馬場ではなく、日本でいう稍重ぐらいだった。クリスチャン(デムーロ)も第一声で『6ハロンは少し忙しすぎると思う』と言っていた。適性の問題だったかもしれない」
🎩英ロイヤルアスコット開催で最後の🇬🇧G1プラチナジュビリーSは,、ネイヴァルクラウンがクリエイティブフォースをわずかに抑えてゴドルフィン勢のワンツー。🇯🇵グレナディアガーズは中盤から先頭をうかがうも後方で入線#ロイヤルアスコット #RoyalAscot #グレナディアガーズpic.twitter.com/QNpycKUFOm
— JRA-VAN公式 (@JRAVAN_info) June 18, 2022
昨年のマイルCS、今年の高松宮記念ではそれぞれ13、12着に敗れているとはいえ、バスラットレオン、カイザーノヴァが出走した朝日杯FS勝ち馬のグレナディアガーズが19着に大敗。。ゴール前で力尽きてしまった姿を見ると、『馬の調子はどうだったのかな?』と思わないでもないですが、その一方で、G1の勝ち時計が1分12秒17ということになると、これはもう問われる能力の質が違う競馬だとも感じたり…。
もちろん、そんなことは中内田厩舎の皆さんもサンデーRさんも承知の上での挑戦だったわけですが、プリンスオブウェールズSでシャフリヤールが完敗したことも含めて、敵の土俵で戦う完全アウェイの競馬は甘くない…という当たり前の事実を突きつけられた気もします。(海外調教馬が日本でなかなか勝てないように…)
うーむ。。やはりドバイや香港と英仏の競馬は全く別物なのか?? バスラットレオンやキングエルメスは本当に実力を出せるのか?? 特に、ジュライC(7/9ニューマーケット)にはプラチナジュビリーSから回ってくる強敵が何頭かいそうですし、海外初挑戦のキングエルメスにとっては『甘くない』程度の話じゃないのかもしれません(^^;)
まあ、今さらそんな泣き言をタレても始まりませんし、当然、やる前から諦める気など1ミリもないわけです。それに、少なくとも馬券発売のない海外G1をグリーンCさんが放映してくれたのは朗報で、ジュライCやサセックスSもリアルタイムで応援できる(?)のであれば、どんなに高くても乗り越えられない壁はない…と信じて声援を送りたいと思います。