宝塚記念から凱旋門賞へ矢作芳人師の世界戦略 先行力武器のパンサラッサとステイフーリッシュ : スポーツ報知
(◆第63回宝塚記念・G1(26日、阪神・芝2200メートル)
上半期のG1シリーズを締めくくる第63回宝塚記念は26日、阪神競馬場の芝2200メートルで争われる。凱旋門賞(10月2日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)出走を視野に入れる4頭の競演。夏のグランプリから欧州制圧を目指すパンサラッサとステイフーリッシュの2頭を送り出す矢作芳人調教師(61)=栗東=の戦略を中心に取り上げる。
ロンシャンへの青写真は描かれている。今年も日本馬7頭が登録を済ませた凱旋門賞だが、2頭をスタンバイさせたのは世界を知る矢作調教師。そこで勝利をつかむためにも、先行力を武器とするパンサラッサとステイフーリッシュが“試走”の舞台として宝塚記念に送り込まれた。
「フランスはとにかくペースが遅い。調教も馬の後ろで辛抱させるような形。それを逆手に取るしかない。これだけ日本の馬が強くなっているのに勝てない以上、何か考えないといけないと思う」。矢作師がこれまで見てきた感覚から導き出した答えが、積極策で結果を出してきた2頭の参戦だった。
ともに秋は海外を主戦場に考えている。直線が長い東京の天皇賞、ジャパンCへの適性を憂慮し、さらに「そのクラス(芝の中長距離)の日本の馬は強い。海外に出た方が勝つチャンスはある」と明言。実際に今春はパンサラッサが前走のドバイ・ターフでG1初制覇。ステイフーリッシュも中東のレッドシーターフHC、ドバイ・ゴールドCで復活の重賞連覇を飾り、ここに乗り込んできた。
パンサラッサは今までの勝利が2000メートル以下で、「この距離でどんな競馬をするかで、秋の選択肢を考えたい」と説明。内容次第では中距離の英チャンピオンSなどにシフトする可能性もある。
一方のステイフーリッシュは「G1で最も上がりのかかる競馬だから」という宝塚記念のレース傾向も踏まえた戦略とともに、国内での復活も狙う。上がりを要すタフな競馬を持ち前の先行力で乗り切れば、おのずと凱旋門賞参戦が見えてくると分析している。
矢作厩舎では19年の年度代表馬に選ばれたリスグラシューが、好位2番手から押し切った19年宝塚記念V経由でオーストラリア伝統のG1競走、コックスプレートを制した。今回も海外制覇をイメージできる「先行力」を発揮した時こそ、大舞台での適性が見えてくる。今年の中東で結果を残した2頭の競演から目が離せない。(山本武志)
◆バスラット&キング、短距離陣から渡欧へ
まずはマイルなど短距離路線で世界の壁に立ち向かう。矢作厩舎のバスラットレオン(牡4歳)とキングエルメス(牡3歳)が23日から渡欧する。前者は英国のサセックスSから仏国のジャックルマロワ賞。後者は英国のジュライCから仏国のモーリスドゲスト賞に参戦する。
バスラットはドバイのダートで勝ったように、時計のかかる芝を求めての遠征。3歳のキングは「挑戦だよね」と矢作師が説明するように経験を積ませる意味合いが大きいが、環境を変えることで常にフレッシュな状態で走らせたい意図もある。
「2頭で行けるというのは今まで結果も出しているし、うちにはノウハウもあるので、やりやすい」とトレーナー。昨秋の米国でラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌがどちらもブリーダーズCを勝った“実績”もある。戦略と経験を張り巡らせ、世界進出に挑む。
矢作厩舎の欧州遠征プラン Illustration by スポーツ報知
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矢作先生が凱旋門賞制覇を生涯の目的としていること、パンサラッサをその候補と考えていることは既に知られているところですが、改めて世界戦略と言われると何だか緊張してしまいますね。(私が緊張しても仕方がないのですが(^^;))
と言いますか、パンサラッサにとって今度の宝塚記念は、ストレートに『国内G1初制覇に挑む』というだけでなく、秋の海外遠征について、具体的にどの路線を歩むかの指針となる非常に重要なレースでもあるわけです。
スポーツ報知さんの記事によれば、欧州制覇をめざすのはほぼ決定的で、凱旋門賞路線か愛チャンピオンS-英チャンピオンS路線のどちらか…といった想定になっていますが、個人的にはもう一つの路線、コックスプレート(10/22ムーニーバレー)へ向かう可能性も残っていると思っていまして、その理由はコーナー4つで直線が極端に短い(約170m)芝2000mという条件、さらには僚馬ステイフーリッシュが(凱旋門ではなく)メルボルンカップ(11/1フレミントン)に向かう可能性があると思うからです。
もちろん単なる想像なので、現時点では何とも言いようがないですが、矢作先生が2頭コンビでの遠征に自信をお持ちなことからも、パンサラッサ&ステイフーリッシュで豪州高額賞金G1に殴り込む!可能性はある気がしています。
ということで、現状いろいろな可能性がある中で、最もインパクトがあるストーリーは?と言えば、やはり宝塚記念を勝って凱旋門賞もブッコ抜いてしまうパターン。。これだと文字通り日本競馬史上に残る快挙になりますし、過去の名馬たちがなしえなかった偉業を達成するという点で、パンサラッサが唯一無二の存在になることを意味します。
もちろん、凱旋門賞を勝つなんてことが簡単なはずはないですが、可能性があるならチャレンジする価値は言うまでもなく…でしょう。重要なのは『可能性があるなら』の部分を矢作先生がどう判断されるかで、宝塚記念でのパフォーマンスがその判断のベースになるとしたら、いつも以上に緊張感を持って応援に臨みたいと思います!
それにしても、そんな大それたことを考えながら、出資馬の応援をすることになるとは考えてもいませんでした。スポーツ報知さんの図(矢作厩舎の海外遠征プラン)には、バスラットレオンやキングエルメスの名前も載っていて、まるで矢作厩舎の世界戦略に、出資馬ごと丸呑みにされたような不思議な気分です。
いずれにしても、もうこんな状況は二度とやってこないと思いますので、この際こちらも悪乗り…じゃなくて矢作厩舎の世界戦略に乗っかって、思い切り楽しませてもらおうと思います(^^)
先週、遊びで北海道に行ってきました。
今まで北海道と言えば、大概は牧場見学(クラブの展示会なども含めて)あるいは仕事関係での訪問だったわけですが、今回は強引な先輩の企画による全く別種目での北海道行き…。わざわざそんなことまでしなくてもと思う反面、久しぶりの北海道を満喫したい気持ちもありましたので、思い切って有給休暇を取得して遊んできました(^^ゞ
ということで、まずは新千歳空港の札幌飛燕さんで一杯です。
札幌飛燕さんには何度かお邪魔をしていますが、白湯系塩ラーメンが美味しい今風のラーメン屋さんです。アッサリ塩スープを想像していると意表を突かれるかもしれませんが、適度な油分がある濃厚塩味は結構万人ウケするのではと思います。
塩味玉子はトッピングです。醤油で味をつけるのではなく、あえて塩味にしているのは、お店の売りである塩ラーメンとの相性を考えてのことだと思われます。
久々の北海道、最初の食事を無難に滑り出したわけですが、空港のラーメン街はそこそこの人出があってちょうど良かったです。コロナ前ほどの活気はないものの、閑散としている様子はなく、少しずつお客さんが戻ってきている印象でした。(いまだに海老そば一幻に行列ができているのは不思議ですが、まあ、何となくそうなってしまうんでしょうね(^^;))
札幌飛燕
北海道千歳市美々987-22 新千歳空港ターミナルビル 3F
0123-46-2140
レンタカーを借りて札幌へ移動、場外市場の佐藤水産でお土産を(冷凍便で)送ったあと、ちょっとだけサッポロビール園に寄ってビールの歴史を勉強しました。サッポロビール園と言えばジンギスカンが思い出されますが、もともとこの日の夕食がジンギスカンの予定なので、レストラン関係は素通りさせてもらいましたm(_ _)m
そんなこんなで、18時に予約をしていた『しろくま』さんに一番乗りで突撃です。
実に綺麗なマトン肉。。(^^)
しろくまさんで出される肉は、以前は国産、オーストラリア産、アイスランド産から選べたのですが、今はもうアイスランド産が入手できなくなっているそうで(好きだったのに…)、ラインアップが一新されています。
内容としては、国産二種(音更(おとふけ)町産生マトン・サフォーク種、和寒(わっさむ)町産生マトン・サウスダウン種)の他、オーストラリア産が二種(生マトン・ロース、生ラム・肩ロース)という構成に。。もちろんどの肉も美味しいですし、マトンと言っても全然臭くありませんので、全種類食べ比べを心ゆくまで楽しむことができました。
例えば写真は音更町のマトンですが、食べるとマトン観が変わると思います(^^)
しろくまさんはタレも美味しいのですが、塩で食べるマトンもかなりイケちゃいます!
この日は最初から最後まで、基本、角ハイボールで攻めてみました。(最後にちょっとだけ日本酒を飲んだ気もしますが、まあ、今となってはどうだって良いことですね(^^ゞ)
ちなみにネギも相当に美味しいです…
あまりにも美味しかったので、肉と一緒に野菜も追加してガンガン焼いていきます。
あとはもう、焼いては食べ焼いては食べを繰り返すのみ!(^^)
それにしても、本当に綺麗なお肉ですよねぇ…
久しぶりの北海道が気持ち良過ぎて、ついつい食べ過ぎたかもしれません(^^ゞ
でも、肉汁がジュワッとしみ出す感じが堪らなくて… やっぱり塩かな\(^O^)/
コロナ前とはお肉のラインアップが変わっていましたが、カウンター席の雰囲気や開店直後は予約で満席のところなど、全体的には昔通りで安心しました。いや、これならわざわざ予約をした甲斐があったというものです。
最近はどこでもジンギスカンが食べられるようになりましたが、多くの店が鎬を削る札幌の人気店はさすが…、そんな感想を持つことができましたし、いつの日か再び北海道に行くチャンスがあれば、やはり一度は訪れたい…。展示会でも見学会でも人数制限やワクチン接種条件があっても何でもいいので、クラブにはそろそろ北海道企画を考えて欲しいです(^^ゞ
札幌成吉思汗 しろくま 札幌本店
北海道札幌市中央区南六条西3-6-31 ジョイフル札幌 1F
011-552-4690
最後の一枚は… 説明が長くなるのもアレなので、とりあえず載せるだけにしておきます(^^;)