gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

竹田恒泰・辛酸なめ子『皇室へのソボクなギモン』

2007-12-09 15:48:30 | ノンジャンル
 不思議な雰囲気を持つ辛酸なめ子さんが前からテレビを見て気になっていたので、この本、竹田恒泰・辛酸なめ子「皇室へのソボクなギモン」を読みました。皇室に関する質問を辛酸なめ子さんが旧皇族の家に生まれた竹田恒泰さんに質問するという対談集です。
 まず驚いたのは、なめ子さんが皇室ファンであったという事実です。それも熱烈な。一般参賀には行くし、愛子ちゃんの写真入りペンダントを買ってしまうほどのファンです。
 したがって、質問はかなりミーハーなものが多く、皇室の人々の暮らしの細々としたことを聞いて行きます。質素な生活を心掛けているのに、なぜ高級車を購入するのか、という興味深い話もありました。ただ、質問が個人的なものに及びことが多いことから、竹田さんは、自ずと「どうですかね」「それはわかりませんけれども‥‥」という答えが多くなり、推量から答える場面が多々見られました。
 が、皇室にもともと興味のない私でも、いまだに祭祀のためだけに生きる「内職典」という職業があり、外界とは全く接触が禁じられ、三種の神器を守るために一生独身で処女のまま生きる、という人がいるというのを聞いたりすると、これは驚きを禁じ得ないということになります。
 2人のも皇室肯定派なので、「皇室が滅べば、日本も滅ぶ」などということを平気で口に出されていて、そういう点では抵抗がありましたが、対決姿勢でなく、穏やかな語り合いというのもたまにはいいものだなあ、と思いました。
 皇室ファンの方には是非とも、そうでない方もそれなりにオススメです。