エイプリルフールは子供が物心つく頃から、私と子供たちの間で毎年の行事としてやって参りました。そしてここ数年は、息子対私の戦いになっております。
しかし、
ありとあらゆる嘘をついて参りましたので、最近は、本人が油断していない限りは、もう携帯が鳴った時点で、エイプリルフールのための電話であると気が付かれてしまうようになってしまいました。
今年はどういう作戦で行くべきかという話になり、
3月31日、開幕戦で広島カープが阪神に敗れたため息子は元気が無く、エイプリルフールという意識が薄れているだろうから、今年はチャンスだと娘が申しました。
私の中で決定的な隠し球はあったのですが、あまりに人の気持ちを無視した失礼なものなので、やめて、別の作戦で行くことにしました。
実はその前に、友人から、ある有名人の噂を聞き、それが想定外すぎて、事実のはずがないと疑うほど驚くべきものでした。
ですから、そのことを息子に告げて、今回は、間違いなく嘘であると言えるほどの真実を言って騙すことに決めました。
携帯が鳴った時点で向こうはすでに気がついているように思えました。
私:おはよう、昨日は残念だったね。
息子:うん、残念だった。
中省略
私:ところで、△さんのことなんだけどね。
息子:はい。なに?
私:実は〇〇で、××なんだって。
息子:それは嘘でしょ?
私:嘘だと思う?信じられない?
息子:嘘でしょ?信じられないよ。
私:エイプリルフールだからって、私が4月1日にいつも嘘を作って言うと思っているかもしれないけれど今日は、本当のことを言ったんよ。
息子:本当だったんだ。
今年は、間違いなく嘘だと信じるほどの、真実を言って騙したのでした。これで今年は終わりました。騙したけれど、なんだかスッキリしませんでした。
来年は正攻法でがんばります。
画像は夙川の桜です、1分咲きでした。